こんにちは、セントです。
今回は、香港と言う特殊な土地の、独特な経済位置関係と、香港株式市場の紹介、日本の会社なのに香港上場している会社があるの?なんて事を話していきたいと思います。
香港の場所、中国との位置関係、マカオとの位置関係から始まり、お金のことまで解説していきますね。
香港詳細をチェック
香港と周辺の位置関係
地図を見ると、香港の北側に中国深センがあって、西側の海の対岸にはマカオがあります。
香港からマカオへは、船で約1時間ほどで到着できます。詳しくは、また別の機会にお話ししようと思います。
香港の人口は2017年時点で、7,392,000人で93.6%が華人、6.4%はその他の民族です。
もっとアラブ系の人とか見ますけど、統計だと意外に少ないですね。香港IDを持っている人が少ないと言うことですかね!
特殊な土地、香港
香港はかつて、150年以上にわたってイギリスの植民地でした。
香港島は1842年のアヘン戦争後にイギリス領となり、その後、イギリスは当時の清朝政府から「新界」と呼ばれる残りの地域を99年間租借した。
香港で話される広東語は、お隣中国の広東省が起源であり、1930年代から1960年代に中国での戦争や共産主義体制からイギリスの植民地であった香港に逃れて来た人々です。
両国は1984年に、「一国二制度」の下に香港が1997年に中国に返還することで合意しました。
香港は中国の一部になるものの、
返還から50年は「外交と国防問題以外では高い自治性を維持する」
ことになった。
香港のお金
香港は世界都市で、ロンドン及びニューヨーク、シンガポール、東京と並び、世界的に重要な国際金融センターに格付けされていて、低税率と自由貿易を特徴とし、通貨の香港ドルは世界第8位の取引高になります。
香港ドルとUSドルはペッグ制(固定相場制)を取っています。
だから、USドルが崩壊すると、香港ドルも崩壊と言う一面を持っています。
また、番外編としてマカオのパタカは香港ドルとペッグ制を取っているので、実質USドルとペッグ制で繋がっていると言うことになりますね!
香港の住宅事情
スペースの不足により高密度な建造物の需要が生じ、現代建築及び世界で最も垂直な都市の中心へと都市は開発されました。
高密度な空間はすごく便利な交通網をもたらし、公共交通機関の利用率は90%を超えて、なんと世界第1位なんです。
しかし、都会のイメージが強い香港ですが、香港全土の60%は山地になり居住スペースのコントロールを政府がしていて、住宅価格の安定を図っているそうです。
それにしても、家賃が高すぎです。
平均家賃は日本円にして30万円です。
人間開発指数は全面的に高く順位付けされ、知能指数は世界で最も高い地域にもなっているようです。
香港は、香港島、九龍半島、新界さらには周囲に浮かぶ235余の島を含みます。
面積は東京23区の約2倍、沖縄本島や札幌市と同程度に当たります。
ランタオ島(大嶼山)は、香港島の2倍の面積を有する香港最大の島であり、香港国際空港の空港島が隣接していて、2005年9月には島内に香港ディズニーランドが開園しました。
香港の気候
1年を通して、基本的には暖かいですが海に面しているため、湿気がすごいですね。1日に2回は加湿器の一杯になった水を捨ててます(笑)
香港のショッピングモールは、冷蔵庫並みにキンキンに冷えてます。旅行者は長袖必須です。(冷房をつけておかないと、湿気で商品がダメになってしまうらしいですよw)
香港株式市場詳細
香港証券取引所の歴史
2000年3月6日に、「香港聯合交易所」(聯合証券取引所)、「香港期貨交易所」(先物取引所)、「香港中央結算有限公司」が合併して成立しました。
取引市場には、メインボード(主板)とグロース・エンタープライズ・マーケット(創業板)がある。
グロース・エンタープライズ・マーケット(Growth Enterprise Market)は、新興企業向け市場とされており、略称で「GEM」とも称されています。
東証に例えると、それぞれ一部市場とマザーズに相当する。
香港で登記した企業だけではなく、実質的に香港企業でありながら、ケイマン諸島等のタックス・ヘイヴンに登記した企業も上場されている。
2014年11月17日、香港と上海証券取引所間の相互接続「滬港通(上海・香港ストック・コネクト)」が開始した。
これにより、海外投資家は香港経由で中国市場に上場する株式の取引が可能になる一方、中国本土の投資家は香港市場に上場する株式の取引ができるようになりました。
香港株式市場取引時間
中国本土市場とは少し時間に違いがあるので確認しておきましょう。
(日本時間)
プレオープニング | 10:00~10:30 |
---|---|
前場 | 10:30~13:00 |
昼休み | 13:00~14:00 |
後場 | 14:00~17:00 |
クロージングオークション | 17:00~17:10 |
前場の時間が中国本土市場よりも30分長く、後場の終了時間も1時間遅いので注意が必要です。
香港市場に上場する日本企業の紹介
上場している日本の企業は以下の通りです。
プライマリー上場(株式の直接上場)
- ダイナムジャパンホールディングス(6889) – 2012年8月上場
- ニラク・ジー・シー・ホールディングス(1245) – 2015年4月上場
- 本間ゴルフ(6858) – 2016年10月上場
- オークラホールディングス(1655) – 2017年5月上場
セカンダリー上場(香港預託証券(HDR)による上場)
- ファーストリテイリング(6288) – 2014年3月上場
- 日清食品(1475) – 2017年12月上場
プライマリー上場の企業は、本間ゴルフ以外はいずれもパチンコ店を経営する持株会社である。背景としては日本の証券取引所・証券会社のパチンコ店に対する厳しい姿勢などが挙げられ、この業界は日本上場は難しいでしょうね。
この他、SBIホールディングスが預託証券を上場していたが、2014年に上場を廃止しました。
まとめ
香港株式市場ってパチンコ屋さんが上場できたりするなんて、日本よりもなんかオープンな感じがしますね!そのほかにも、マカオのカジノ企業はほとんど香港株式市場に、上場しています。次回カジノの話もしていきましょうね。
最後まで、読んでいただきありがとうございました。