投資に必要な知識

【知識ゼロでも大丈夫】SQってなに?投資に役立つ知識を解説

こんにちは、セントです。

今回は「SQ」(エスキュー)について解説していこうと思います。

「SQ」って言葉は聞いたことはありますか?

「SQ」は株価に影響を及ぼす存在です。

「SQ」を知らないと、投資に不利に働くことがあっても、有利に働くことはないと断言します。

さらに、「もうすぐSQだから」って言っている人でも実は分かってない人も何人か見かけたので(笑)

これを見て、「SQ」のことを知っておきましょう。

そして、先物取引とオプション取引の知識もないと説明できないので、そこも解説しますね!

SQとは?

そもそも、「SQ」って何者?って人に解説していきます。

言葉の意味は、「Special Quotation」日本語にすると、「特別清算指数」と言います。

また、SQの日を「SQ日」決済の価格を「SQ値」と言います。

先物*やオプション*(*意味は後から解説)は、いつ決済するか「決済期日」が決まっています。SQ値で強制的に決済されます。(SQ日より前に、清算もOK)

ちょっと意味がわかりにくいので、こんな話をしましょう。

オリーブ搾り機が起源?

古代ギリシャの哲学者ターレスは、天文学の知識をもって来年のオリーブが豊作になると予想し、来年の9月1日に「オリーブの搾り機を借りる権利」をあらかじめ100ドルで買っておきました。

豊作になれば、搾り機はみんなから必要とされますから、レンタル料は値上がりしますが、不作だと搾り機はあんまり必要とされませんから、レンタル料は下がります。(需要と供給)

来年レンタルしたい人が増えるかどうか、わからないけど100ドルでレンタルできますよってことです。

その翌年9月1日、ターレスの見込みどおりオリーブは大豊作となり、オリーブ搾り機の需要は拡大してレンタル料は上昇しました。

ターレスはオリーブ搾り機を約束どおりの100ドルでレンタルし、より高い値段で人々に貸し出すことで、大きな利益を手に入れたと言われています。

ここでは、来年9月1日が「SQ日」で、その日のレンタル料の値段が「SQ値」と言うことになりますね。100ドルより高い値段が付けば利益になります。



SQはいつなの?

難しい言葉になりますが、こんな説明です。

各限月(げんげつ)の取引最終日は取引限月の第2木曜日になるので、SQ日は、先物とオプションの取引限月の取引最終日の翌日、つまり、毎月第2金曜日となります。

ンンンーーーー

わかりずらっ!!!(笑)

どんな本にも、こうやって書いてあるからわかりにくいですよね。

初心者に説明するなら、こんな感じでしょうか。

毎月、第二金曜日にSQ値が決まるから、その週くらいから一気に取引量が増えたり、流れが変わったりするから気をつけましょうね。と言うこと。



MSQ(メジャーSQ)とマイナーSQ

先物のSQ日

先物取引のSQ日は、3月、6月、9月、12月の第2金曜日となります。

先物取引のSQ日は「3の倍数の月」であると覚えておきましょう。

(先物miniは毎月清算になります。)

オプションのSQ日

オプション取引のSQ日は、毎月の第2金曜日となります。

オプション取引は先物取引と違って、SQ日が毎月あると覚えておきましょう。

メジャーSQとマイナーSQ

先物とオプションのSQ日が重なる日を、「メジャーSQといって、よりインパクトのある日になります。

「3の倍数の月がMSQ」だと覚えましょう。

対して、重ならない月のSQを「マイナーSQ」なんて呼んだりします。

SQ週に気をつけること

SQだけが売買される要因になるという訳ではありませんが、取引量がかなり大きくなることが多いんですね。

そして、SQ値が決まる第二金曜日の寄り付き前は、普段ではありえない気配になることが多いです。

大型株が、ストップ安の気配になっていたりするので、びっくりする必要はありません。

特に12月のSQは一年でも取引量が多くなるといわれていますので、十分に気を付けましょうね。

しかし、取引時間が始まれば、いつも通りの取引になります。



まとめ

今回はSQについて簡単に説明してきましたが、空気感や流れが変わりやすいタイミングなので、覚えておいて損はないと思います。

  1. 先物とオプションの清算日で取引量が多くなる。
  2. 大きく流れが変わりやすい。
  3. 寄り付いて取引が始まれば、普段通りの値動きになる。

皆さんの投資ライフが少しでも豊かになりますように!