投資に必要な知識

【投資初心者】みんなが意外と知らない、外国人投資家とはだれのこと?

こんにちは、セントです。

今日は、「外国人投資家」とは何ですか?と言う質問がありましたので、意外とみんなが知らない「外国人投資家」について解説していこうと思います。

最近のデータとして、外国人売買動向などの数字が発表され、チェックしている人も多いのではないかと思いますが、そもそも外国人投資家ってだれ?って話ですよね。

大きなお金を動かす、この人たちの動きに注目することは、投資をしていく上ではとても重要なんですよね。

説明できる人は、ほんの一握りだと思います。

わからないひとは、質問した人勝ちなので、twitterに質問くださいね。

それでは、「外国人投資家」について深掘りしていきましょう!



外国人投資家とはいったい誰なの?

 

外国人投資家って誰のこと?

ウォーレン・バフェット氏

アメリカのバークシャー・ハサウェイの有名投資家ウォーレン・バフェット(世界で五本の指に入る富豪、投資家)や、香港最大の企業グループである、李嘉誠会長などの超富豪の個人投資家も外国人投資家に入りますが、基本的には外国運用会社をさします。

そして外国運用会社とは、資本が外資系である事を意味します。

外国運用会社には、東京にオフィスを構えて日本株の研究や売買をしている会社も少なくありませんが、外国人投資家として扱われます



外国人投資家に含まれないのは?

日本の大手運用会社である、アセットマネジメントや、野村アセットマネジメントなどは、外国の年金や政府系資金の日本株運用を行っていて、資金は国内の年金や、個人の資金だけでなく、外国であることもありますが、外国人投資家とはみなされません



外国人投資家の分類6種

運用手法による分類

空売りをしないロングオンリー(買いだけで利益を出そうとする)と、空売りをするヘッジファンド(買いでも売りでも利益を出そうとする)に分けられます。

ロングオンリーにも色々とあり、ヨーロッパ系は政治・経済・産業動向に基づいて投資をする投資家が多いですが、アメリカ系は企業のファンダメンタルズに基づいて個別銘柄を取引する投資家が多いと言われています。

ヘッジファンドは、株価指数、為替、債券を取引するマクロヘッジファンドと、個別銘柄に注目してロングショートをする(買いと売り)ヘッジファンドに分かれます。

投資の世界では、買いをロング、売りをショートといいます。

日経平均先物を22000円で買いを入れた場合には「22000L」などと表します。



投資対象地域による分類

最近の傾向として、日本株専任の海外投資家は少なく、アメリカ株を含む世界株を運用する「グローバル」

アメリカ株を除く外国株だけに投資をする「インターナショナル」の2つに分類されます。


投資対象銘柄による分類

バリュー投資(割安な株に投資する)グロース投資(成長しそうな株に投資する)、またはそのハイブリットのGARP(Growth at Reasonable Price)のどれを重視するかに分かれます。

日本株は、グロース株が少ないのでバリュー志向の外国人投資家が多いというデータがあります。


運用する資金などによる分類

民間の資金か、国家の資金かに分類はできますが民間の運用会社も政府系ファンドから委託されている為に、分類は曖昧だと言われています。

外国籍の運用会社でも、資金の主な出どころが日本の年金なんてファンドもあります。

運用スタイルによる分類

多くの海外運用会社は、指数などのベンチマーク(市場平均)をアウトパフォームすることを目指しています

わざと難しい言葉を使いましたが、たとえば日経平均が1年で10%上昇したときに、みんながお金を預けた投資会社の運用成績がこの10%よりも高くなっていないと、みんなから文句を言われちゃいますよね?

だったら自分で投資をしておけばおかったよって!

だから、このように10%よりも高い投資成績を残すことを目指して運用してるよって話です。

指数などのベンチマーク(市場平均)をアウトパフォームすることを目指しています

金融の言葉って難しいですよね。。。



経営への関与の仕方による分類

投資した会社の経営に口を出すか出さないかで、アクティビストファンドと、そうではないかで分かれます。

アクティビストファンドは、簡単に言えば「モノ言う投資家」で、株主は企業に対して「もっとこうしろ」と要求する行動です。

基本的には、もっと利益が出るように(株主に利益をもたらす)ために会社に要求することです。

例えば、いきなりステーキの会社は、出店しすぎで会社が傾いていますが、出店をしすぎる前に、株主が出店をやめさせることを要求していたら、、、みたいな話ですね。

日本だと、空売りをするヘッジファンドや、アクティビストファンドは敬遠されがちですよね。

もっと、株主に還元させたり、会社の体質の改善を求めたりするので、株主にとっては良いんですけどね。

数年前の、村上ファンドが有名なアクティビストファンドで、可哀想なことにメディアで悪として扱われましたね。

日本とは対象的に欧米では、成功したヘッジファンドやアクティビストファンドは尊敬や感謝されることが多いですね。


まとめ

どうでしたか?少し難しい内容になりましたが、簡単にまとめるとこんな感じです。

日本株の60%以上は「外国人投資家」が売買していると言われていて、日本株に多大な影響を与えています。

その「外国人投資家」とやらを、知っておいて損はないよ!ってことです。

投資を始めると、外国人投資家の空売り状況や、「買い越し」「売り越しなんてのも見るようになるかもしれません。

その時には、この記事をもう一度確認してみるのもありですね。

みなさんが、健康で、楽しく投資で稼げますように。

今日もブログを読んでいただいて、ありがとうございました。