こんにちは、セントです。
今回は、世界の純資産ランキング3位、純資産:840億ドル(9兆750億円)ウォーレン・バフェット氏について、その投資方法や投資ルールについてまとめていきたいと思います。
世界で一番有名で、注目されているといってもいいウォーレン・バフェット氏についてみていきましょう。
どのようなルールをもって世界一になったのでしょうか?
投資を始めていきたいなら、彼のことを知っておいて損はありません。
では早速、話していきますね。
それでは今日も、お付き合いください。
オハマの賢人
(英語: Warren Edward Buffett、1930年8月30日 – )は、アメリカ合衆国の投資家、経営者、資産家です。
世界最大の投資持株会社であるバークシャー・ハサウェイの筆頭株主であり、同社の会長兼CEOを務める。大統領自由勲章を受章している。
バフェット氏は、長期投資を基本スタイルとし、長期間に渡ってバークシャー・ハサウェイに高い運用成績をもたらしています。
地元ネブラスカ州オマハを中心とした生活を送っているため、敬愛の念を込めて「オマハの賢人」(Oracle(Sage) of Omaha) とも呼ばれています。
バフェット氏の買収条件
日本株を買わなかったバークシャー
世界一の投資家ウォーレン・バフェット氏が経営するバークシャー・ハサウェイ社の本社はネブラスカ州オハマにあります。
バークシャー・ハサウェイのアニュアルレポート(年次報告書)には、買収先の条件が書かれています。
つぎのパートでは、バークシャー・ハサウェイが企業を買収するときの条件を見ていきましょう。
あなた個人の投資にも生かせることがあれば幸いです。
バークシャーの買収条件6つ
税前利益は最低7500万ドル(約80億)
バークシャー・ハサウェイは総資産7020.9億ドル(2017年)( 約22兆円)という大きな会社のため、小さい会社には基本的に投資をしていかない方針です。
過去に一貫した収益力があること
過去の実績を重視していて、将来の利益にはあまり興味がないという考えで、ターンアラウンド(リストラからの業績回復)の企業もダメだと明言しています。
高ROEで負債が少ない
ROEというのは、投資した資金がどれだけ有効活用されているかを表す数字です。
投資した資金が有効に活用されないような会社には投資をしないという意味です。
良い経営者がいること
バークシャー・ハサウェイ社は優秀な経営者は供給できないと考えています。
だから、優秀な経営者がいる会社を常に探しています。
事業がわかりやすいこと
ビジネスモデルがはっきりしない企業には、一貫して投資をしないという信念があります。
多くのテクノロジー株は、わからないとしています。
明確なオファー価格の提示
買収の価格交渉で無駄な時間を浪費したくないという考えです。
だから、買収される企業はかなり安い値段で買収されることが多いですね。
投資実績を見ていこう
バークシャー・ハサウェイ社の上位保有銘柄はコカ・コーラなどの安定成長株が多く、以前はテクノロジー株に投資していませんでした。
しかし、2016年にアップルに投資をしました。
バークシャー・ハサウェイ社の株価は1965年以来、年率21%の上昇を見せており、S&P500の年率10%の約2倍のペースで成長してきました。
ちなみにバークシャー・ハサウェイの株価は現在1株31万6505ドルで日本円で約3410万円になります(2019年6月27日現在)
バフェット氏への批判
バフェット氏のやり方は株式市場にとってはプラスかもしれませんが、アメリカ経済に対してはマイナスなのでは?という指摘もあります。
米国の有名なメディアで、このように批判した記事を掲載して話題になりました。
参考までに載せておきますね。
バフェット氏は企業同士の競争を減らし、投資を抑制し、利益を上げることを求めるが、それは米国経済にとって負の影響を与えた。
バフェット氏は、理想は投資をしなくても伸びる企業だと述べている。
バフェット氏は最終的に実物資産に投資を始めたが、規制に守られた電力業などである。
バフェット氏がやっていることは投資家にとってはいいことだが、経済にとってはよくない。バフェット氏は自ら起業しなかったし、新しいアイデアにも賭けなかった。
一方で、テスラをつくったイーロン・マスク氏は自動車や宇宙のような競争が激しい業界で、勇気のあるリスク性投資をしている。
福島県にバフェット氏が投資をした会社がある?
東京電力福島第1原子力発電所の南に40キロメートル余りに本社・工場を構える超硬工具大手のタンガロイ(福島県いわき市)があります。
ウォーレン・バフェット氏が2011年3月下旬の初来日の場所として選んだ会社です。
タンガロイも東日本大震災の被害に遭ったが早期の復旧を遂げました。
タンガロイは2008年11月、超硬工具で世界2位のIMCに買収されました。
その2年前の2006年、IMCに対してバフェット氏が当時の換算で4800億円を投じて、8割の株式を取得していました。
これは当時、バフェット氏にとって初めての米国以外での大型投資でした。
決断の裏には、「社員の1人ひとりを大切にする、思いやりのある『小さな家族主義』経営」という経営方針が決め手になったと言われています。
まとめ
今回は、【世界一の投資家】W・E・バフェット氏と福島のバフェット銘柄というテーマで話をしてきました。
ウォーレン・バフェット氏ほど、自分の投資方法を貫く人を見たことありません。
しかし、わたしが伝えたいのはウォーレン・バフェット氏の投資方法をまねするべきということではありません。
自分の得意な投資方法を探して、それを貫いていけばきっと株式投資でいい結果が生まれると考えています。
あなたも楽しみながら、自分の得意な投資をしていきましょう。
今日も読んでいただいて、ありがとうございました。