こんにちは、Centです。
今回は、「ファンダメンタルズ」について詳しく解説していこうと思います。
投資を始めたばかりの人にとっては、ファンダメンタルズという言葉を聞くと、とても難しく感じるかもしれません。
そんな人のために、まずはファンダメンタルズとは何か?について解説していきます。
そして、ファンダメンタルズの活用方法を説明した後に、実際にどのように銘柄を探していけばいいのか話していきます。
もちろん注意点もあるので、最後までしっかり学んでいきましょう。
それでは、今日もお付き合い下さい。
ファンダメンタルズって何?
投資をしている人なら聞いたことがある人もいると思いますが、「国や企業などの経済状態を表す基礎的な要因」のことを指します。
たとえば、国なら経済成長率や物価上昇率、企業であれば売上や利益、財務内容などを指します。
ん?どう言うこと?ってなった人、安心してください。
実は私たちの身近にはファンダメンタルズは、たくさんあるんです!
成長率は、、、とか
日銀が、、、とか
トヨタが、、、とか
毎日ニュースで聞いてますよね。
普段ニュースで報道してるのはほとんどがファンダメンタルズに関係しています。
ファンダメンタルズは、国や企業などの運営状況を知る上での重要な情報で、本質的な価値を考えて投資を行う場合には重要な要素になります。
そして、ファンダメンタルズを使って国や地域、企業の株価や為替の動向を予想することを『ファンダメンタル分析』と言います。
これに対をなすのが『テクニカル分析』であり、投資分析を大きく分けて、この2つの方法のどちらかに分けることができます。
必見!ファンダメンタルズの活用方法
一般的に、株式投資におけるファンダメンタルの活用方法とは、企業業績や財務内容から割安な企業を選別して銘柄選択することを指します。
具体的な方法は2つあります。
説明していきますね。
企業の成長性に注目
1つは、企業の成長性に着目するやり方です。
「A社が発売した新製品の販売が好調で、今期は大幅な業績拡大が期待出来る。しかし、株価はまだ割安だ!」
このように将来予想される企業価値に対して、現在の株価がどのくらい割安なのか?を選択の基準とする銘柄を選ぶ方法です。
株価の割安・割高に注目
もう1つの方法は、現在の株価自体の割安さに注目するやり方です。
「◯社の1株あたりの純資産(BPS)は現在の株価の3倍もある。つまり、B社が解散しても今の株価の3倍になるということだ。これほど割安なのだから、今が買い時だ」
といったように銘柄を選別する方法です。
Book-value Per Shareの略称で和訳は1株当たり純資産で、企業の安定性を見る指標です。
計算式は(純資産÷発行済み株式数)
BPSが高ければ高いほど、その企業の安定性は高いことになる。
現在の企業価値に対して、現在の株価がどのくらい割安なのか?を選択の基準とする銘柄選別方法です。
ファンダメンタルの何処に注目するの?
具体的には、ファンダメンタルのどこに注目すれば良いのでしょうか?
ファンダメンタル分析は、企業の決算短信(企業のHPで誰でも無料で見ることが出来る)や四季報を利用します。
今では、スクリーニングという機能を使って簡単に自分が探している水準の企業を見つけることができます!
成長率(売上、経常利益、純利益)
よく、PERを見れば「割安かどうかわかって、そこに投資をしろ!」と言う本を見かけますが、嘘です。
もちろんその通りになることがありますが、言い切れるほど確率が高いものではありません!
実際に、経営者ですら将来のことは読めないものです。
つまり、素人もプロもなく、誰でも未来の売り上げがどうなるかなんてわからず、みんな同じであるということです。
誰もこんなにコロナが蔓延して経済がストップするなんて、読めてなかったわけですから。
注意喚起
ツイッターでは、よくわからない人の予想を見て売買して、退場(投資資金を失う)なんて人をたくさん見て来たし、消えていったアカウントは数がしれません。
だから、「これ上がりますよ!」ってのは絶対にないし、インサイダー取引だって必ず上がる訳じゃないし、上がって儲かったら犯罪ですし、やる意味が全くありません。
会社の株価に重要な影響を与える「重要事実」を知って、その重要事実が公表される前に、特定の株の売買などで利益を上げること。
金融商品取引法で規制されています(違法です)
Twitterで銘柄を出してガンガン煽っている人は、それすらわからない程度の知識しかないってことです。
㊙分析に有効な企業の見つけ方を紹介しよう㊙
テーマは『成長』
- 長期の業績が安定的に成長しているか
- 直近の業績が爆発的に伸びているか
- 業績成長の揺るがない理由はあるか
この三つに当てはまる企業を探します。
具体的には、このように絞っていきます。
- 成長性
過去10年間に年平均7%以上の成長を果たしている - 安定性
過去10年間に減益がないか、あっても小さなもの
銘柄が多い場合はここから、さらに絞って行きます!
- 直近2年の伸び率(前年同期比)で、経常利益は20%以上
- 直近の3四半期の伸び率(前年同期比)で、売上10%以上
- 直近の3四半期の伸び率(前年同期比)で、利益20%以上
これに当てはまる銘柄が今は熱い銘柄ということになります。
しかし、ファンダメンタルズ分析による銘柄の選定方法にはいくつかの方法があり、どれが一番良いとは言えませんし、いくつかの指標を総合的に見て判断していく必要があります。
すでに株価が上がってしまっているものも存在します。
だから同時に、ファンダメンタル分析と対をなす、テクニカル分析を併用して銘柄選択を行えば、株式投資でより良い成績を残していけると考えています。
インチキ専門家に騙されるな!
まとめ
今回は、実践的!ファンダメンタルズ活用法をマスターして株式投資を有利に進めようというテーマで話をしてきました。
はっきり言いましょう。
明日の株価が上がるか下がるかは、経営者にすらわかりません。
だから、この株は「仕込むなら今のうちです」とか、いってるTwitterアカウントは、人気はありますが全くの嘘です。
それを有効活用したいなら、その人の煽っている銘柄は触らないことです。
皆さんも知識をつけて、自分でいい銘柄を見つけられるようにしましょうね!
今日も読んでいただき、ありがとうございました。