投資に必要な知識

【投資初心者】知っておきたい閑散相場の特徴と対策まとめ

こんにちは、セントです。

今回は、夏に向けて閑散相場、夏枯れ相場の特徴と、考え方、猛暑に強い銘柄などを紹介していこうと思います。

2020年は、新型コロナウイルスの影響で通常通りの夏にはならない可能性があります。

しかし、毎年のように夏になると「閑散相場」と言って、株式市場の売買が少なくなるのも事実なんです。

だから閑散相場について一通り学んでいかなくてはいけません。

過去20年間の東証1部の売買代金のヒートマップを作ったので、こちらも参考にしてください。

過去20年間に、何月何日の取引量が金額で多かったか?という表です。

8月は、濃い緑の日がとても多いのがわかります。

これは、売買代金がとても少ないことを示しています。

このように売買代金が少ない相場に対して、どのように対処していけばいいのでしょうか?

考え方を学んでいきましょう。

また、例年「夏に上がりやすい銘柄」についても解説していきます。

それでは今日もお付き合いください。


閑散相場、夏枯れ相場とは

閑散相場」というのは、市場に出される注文が少なくなっている状況を意味する言葉です。

相場の方向性が定まらない時や、大きな動きがあった相場の後の一段落ついた状態である時に起こるものです。

(2020年は6月から日経平均がどっちつかずの動き)

買いも売りも注文が出ないことから、ほとんど値を動かすことがない状態が続きます。

また、その中でも7、8月の相場は『夏枯れ相場』とか『お盆の閑散相場』と呼ばれています。

個人投資家や機関投資家が夏季休暇に入ることで市場参加者が少なくなり、相場が冷え込む傾向があると言われることもあります。



閑散相場は下がるって聞くけど本当なの?

結論から言うとこれはウソです

「閑散に売りなし」「閑散に買いなし」なんて格言もありますが、売買代金が下がっても株価が上がるか下がるかは、全く関係がありません。

ただ、相場が上下に動きにくくなるというのが事実です。

とはいえ、暴落も暴騰も無いという訳でもないのが相場なんですけどね。

アノマリーというのは、ちゃんと解明して説明はできないけれど、毎年そうなりやすいマーケットの規則性です。


注意点は?外国人投資家の動き

海外の夏休みというのは、すごく長いのが基本です。

これは、国によっては9月が新学期になりますので、7月の早い段階から休みに入る人が多いためです。

海外の投資家も同じように、7月初めくらいから自分の持っている株を整理することを考えはじめます

なのでヒートマップからわかるように、6月中旬から7月、8月と売買代金が少ない日が続きます。

相場に戻ってくるのは、8月の最終週か、9月の初め頃になります。


暴落は夏すぎにやってくる?

  • 1929年
    10月24日 ブラックサーズデー
    10月28日 ブラックマンデー
    10月29日 ブラックチューズデー

  • 1987年
    10月19日 ブラックマンデー

  • 2008年
    9月15日 リーマンショック

このように、夏休みの休暇から一息ついたあたりで暴落がきていますね。

もちろん全てのショックがそうなるというわけではありませんが、有名な大きなショックは、夏が終わった時期に来ていることが多いです。



売買が少ないと起こる注意点

特に低位株や、新興株式市場の銘柄を扱う人への注意点ですが、資金が抜けてしまうと、思うように売買できなくなってしまいます。

「買いたい値段で買えない」

「売りたい値段で売れない」

これは、言葉を変えるといつもよりも損しやすくなる状況になっているということです。

だから、いつも以上に慎重に株式の売買をしなくてはいけなくなります。

資金が抜けるとは?

投資されているお金は、株だけじゃなくいろいろな商品に投資されています。

だから、世界で不安なことが起きると株式から資金を引き上げて、別のものに投資をしようという人が増えるわけです。

この行動を株式市場から「資金が抜ける」と言います。




猛暑になる年はこの銘柄を仕込め

一般的に、日本の気候は冬が寒ければ寒いほど、夏が暑くなると言われています。

そこで、夏が猛暑になると好調になる銘柄を紹介していこうと思います。


暑い夏になると、業績が上がるのは言うまでもなくビールメーカーです

  • アサヒ【2502】
  • キリン【2503】
  • サントリー【2587】



肌着メーカーやクールビズを売り物にしている衣料品メーカーの業績も上がる

  • 富士紡ホールディングス【3104】
  • AOKIホールディングス【8214】
  • しまむら【8227】
  • ファーストリテイリング【9983】



飲料メーカーの業績が上がるのはビールメーカー同様に注目すべき

  • コカ・コーラボトラーズジャパン【2579】
  • 伊藤園【2593】



エアコンの売れ行きが好調になり、家電メーカーの業績も上がる

  • ダイキン工業【6367】
  • 日立製作所【6501】
  • パナソニック【6752】



エアコンを動かすための電力が必要になり、電力会社の業績も上がる

  • 東京電力ホールディングス(株)【9501】
  • 中部電力(株)【9502】
  • 関西電力(株)【9503】



まとめ

今回は、【投資初心者】今から知っておきたい閑散相場の特徴と対策まとめというテーマで話をしてきました。

猛暑になると毎回のように株価が上がってくる銘柄は、傾向があります。

だから、今年の夏が暑くなるのかどうか予想して、早い段階で株を買っておくのも面白いかもしれませんね。

株は必ず上がるものではありませんが、有利な立ち回りはできるようになります。

今日も、読んでいただきありがとうございます。

いつも、感謝しています。