こんにちは、セントです。
今回は、『オプション取引』についてのお話です。
因みに、バイナリーオプションは、全く違いますし、「バイナリーオプションの手法を教えます!」は詐欺ですので、お気をつけください。
早速、オプション取引とは何かについて説明しながら、なるべく皆さんにわかりやすく話していこうと思います。
私のブログでは、「投資初心者さんが投資詐欺などに巻き込まれないようにしたい」というのもコンセプトとしてあるので、その辺の話から始めていきますね。
この記事を読むメリット
- 投資詐欺の現状がわかる
- 中国人がお金持ちの理由がわかる
- オプション取引の面白さがわかる
- オプションのイメージがわかる
投資詐欺が蔓延する日本
まずは、投資初心者の方へ、お伝えすることがあります。
それは、日本という国がお金の教育に関して、相当遅れているということです。
最初に、こんなことをいうのは酷かもしれませんね。
でも本当のことなんです。
この世には投資の手法を教える際に『必ず儲かる』『100%』『1億円の稼ぎ方』など、ありとあらゆる言葉で投資をあまり知らない人からお金を奪おうとしています。
試しに、本屋さんに行って本の題名を見てください。みんな、本を売るのに必死なので過激な題名にしているのです。
『この世にはそんな甘い方法は存在しない』と考えておくのが良いと思います。
それと、投資の世界は金融プロとの対決になりますが、プロでも儲かっている人は実は凄く少ないのです。
金融アナリスト、金融トレーダー、投資ファンドマネージャーなど金融業界で生き残って行くのは凄く大変で、入れ替わりも激しい世界ですし、金融の勉強をした人が全員お金持ちになっていないのがその証拠で、トレードでご飯を食べていくのは凄く難しいと言われています。
さらに、最近の傾向として、金融トレーダーに変わってAI(人工知能)が売買をほとんど任されています。
つまり、機械はプログラムされた通りに注文を出し、決済をし、利益、損益から自ら学習し売買を繰り返す。
逆に言えば、私たち自身もルールに従い売買を繰り返していけば、利益が出るようになるのです。
資産をリスクに晒(さら)すのを怖がってはいけません。
貯金は善で、投資は悪だという考えは捨ててください。
そんな考えの人種は世界中で、もうすでに日本人だけだ!と言っても過言ではないでしょう。
中国人がお金持ちの理由とは
私は香港に住んで日々の経済の変化を近くに感じています。
チャイナ圏での挨拶は『ご飯食べたの?你吃饭了吗』です。
間髪入れずに、『最近どう?最近好吗?』『仕事の調子はどう?你生意好吗』『你赚钱了吗?儲かってますか?』と、お金の話ばかりです。
そんな香港人や中国本土の人と何時間も話しをしていますが、みんなお金に対して真面目ですww
常に稼ぐ方法を探していますいし、真剣に将来のことを考えています。
そんな話をしていると、詐欺のような話しにも乗らなくなってくるし、騙されることも少なくなってきます。
こんなことから、お金持ちになる可能性が高くなりますよね。
中国での大型詐欺のニュースもたまに出ますが、何万人単位で騙されていたりするのは、農村部のいわゆる情報弱者の人が圧倒的に多いのが特徴です。だから、中国の農村部の学校もまともに行けなかった人たちと、日本人の投資レベルははっきり言って同じレベルです。
(誰もディスる気はないですが、本当にそのレベルなんです)
そうじゃないと、いまだに詐欺の被害がたくさん出たりはしませんよね。
そこで、みなさんに色々な投資の方向性を示していきたいと思います。
今回は、オプション取引を紹介します
オプション取引の面白さ
私がオススメする投資の1つに「オプション取引」というのがあります。
確実に勝てることはありませんが、着実に資産を増やせると思っています。
日本では、まだまだメジャーではありませんが、アメリカなどでは、投資をしている半数以上の人が、オプション取引をしていると言われています。
それだけ、有効な投資で、安全性が高いという証拠ですね。
オプションを極めると、面白い相場の動きでお金を稼ぐことができます。
こんな相場でも勝てる
例えば、株式取引だと、安く買って高く売るというのが、根底にあるので株価が上昇しないと稼ぐことができませんよね?
しかし、オプション取引は「値段が動かない」でも儲けることができるし、「上下どちらかはわからないけど、大きく動く」でも儲けることができます。
また、『上がる方にかけるけど上がったら利益はもらうよ、下がったらやっぱりいらない』なんて取引もできます。
株やFXでは考えられませんよねwww
まぁそれにはカラクリがあって、株価のような、もともとの価値をオプションでは「本質的価値」といいます。
さらにオプションでは、「時間的価値」というものも関係してきます。
そんなところを、勉強していきましょう。
3ヶ月後に高級イチゴをキロあたり1000円で買う権利
もしも、こんな権利が格安で売っていたら、あなたは買うでしょうか?
これがあれば、もうあなたは「仕入れ値が高騰する悪夢」から解放されるでしょう。
例えば、台風が来て、3ヶ月後の市場価格がキロあたり2000円になっていたとしても、あなたはキロあたり1000円で高級イチゴを買えることになるわけです。
その代わり、天気に恵まれて大豊作となって3ヶ月後の市場価格がキロあたり500円になったとしても、キロあたり1000円でイチゴを買う羽目になってしいますが、投資の世界ですから損をするときもあります。
オプショントレードは、株や投資信託のような「値動きをする金融商品の一種である」という考えでOKです。
他の投資商品に比べて、難易度が急に上がったりはしないのでゆっくり学んでいきましょう。
オプション取引は何を売買するの?取引イメージ
3ヶ月後にあなたが仕入れなければならない、いちごは1トンだとします。
今の値段は、キロあたり1000円で、1トン買うのに100万円かかるわけです。
しかし3ヶ月後に、キロあたりいくらになっているかはわかりません。
そこで「3ヶ月後にキロあたり1000円で買う権利」が5万円で売っていたとしたら、この権利を買いますか?保険の意味で権利を買っておくことにします。
3ヶ月後、キロあたり2000円になっていた場合に、仕入れが200万円かかるということになるわけですが、権利を買っていたあなたは、100万円で仕入れが出来るということになります。200万円の価値のあるものを100万円+権利代5万円で105万円で仕入れができることになります。
3ヶ月後に、500円まで値下がりしていた場合は、1トンを仕入れるのは、50万円で仕入れができてしますわけです。
しかし、あなたは権利を持っていますので、「1000円で買う権利」は意味のないものになっています。むしろこの値段で買うと損するわけです。
こんな時には、「権利を行使しない」という選択肢を取ることができます。
そして、普通に市場からいちごを仕入れればいいわけです。
この時のかかったお金は、仕入れに50万円+権利代5万円で55万円ということになります。
実際のいくら儲かったかという計算をすると、
2000円に値上がりした場合は、200万円でいちごが売れるわけですから、200万円-105万円=95万円の利益
500円に値下がりした場合は、「権利を放棄」するので、権利代5万円のみで5万円の損失になります。
おおまかには、オプション取引とはこんな感じです。
常に損失限定の、ローリスク、ハイリターンが狙えるポジションが組めます。
オプション用語解説
プレミアム
オプション取引で売買されるオプション価格(オプションの値段)のことを「プレミアム」と呼びます。
オプション価格は大きく「本質的価値」「時間的価値」の2つによって構成されています。
プレミアムとは権利を得るためにかかるお金とも言えますね。
イチゴの話では、権利代の5万円のことをいいますね。
この値段の決まり方を少し勉強します。
ITM、ATM、OTM
まず、オプション料(プレミアム)のことを理解する前に「インザマネー、アットザマネー、アウトオブザマネー」の3つの状態を知っておく必要があります。
インザマネー(ITM)
そのオプションが現時点で権利行使をした場合に利益が生じている状態を指します。たとえば、1か月後にイチゴを、1000円で購入できる権利があるとして、現在の日経平均株価が1100円だという場合です。
アットザマネー(ATM)
『権利行使価格=現価格』の状態です。1か月後にイチゴを1000円で購入できる権利があるとして、現在のイチゴの価格も1000円という状態です。
アウトオブザマネー(OTM)
現時点で権利行使をするとマイナスとなる状態です。1か月後にイチゴを1000円で購入できる権利があるとして、現在の日経平均株価も900円という状態です。
まとめ
オプション取引の用語の説明がたくさんになりそうなので、今回はこのへんで1度仕切りますが、オプション取引の魅力は何と言っても、損失限定で利益無限大のポジションを組めること。
買った瞬間から、最大損失がわかっているので安心して、生活ができることですねww
また次の機会に、もっと詳しく解説していきたいと思います。
今日も読んでいただき、ありがとうございました。