こんにちは、セントです。
今回は、ポジションが自分の思った方向とは反対方向に動いてしまった場合の、対応の仕方について話していきたいと思います。
オプション取引の「コールの売り戦略」のルールについて話していきますが、株式取引との違いも話していきますので、比較してみてください。
それでは、今日もお付き合いください。
プレミアムが素直にゼロに向かわないときの対処法
株のロスカットとは全然違う
株式投資で、ある程度成功している人は、必ず「ロスカット」のルールを徹底しています。
ロスカットをしない怖さを知っているからです。
株式投資初心者というのは、ロスカットをしないことが1番の特徴です。
買った株が値下がりをして、最初にこう言います。
「今に戻るさ!」と。
しかし、考えとは裏腹に、さらに下がると
「こんなに損していたら売れない」と、
言い訳をして、塩漬け株をたくさん持ってしまいます。
一方で、株である程度成功している人は、買った値段の5パーセント程度下げたところなどの、ロスカットポイントで強制的にロスカットします。
株で負ける原因は、どんどん損失が膨らみ、それによってポジションをクローズできなくなり、資金の回転効率をされてしまうことです。
それならば早めに損切りをして、そのトレードの反省をし次のトレードに生かしていったほうがメンタル面資金面においてすごくいい方向に行くでしょう。
オプションでのロスカットルール
コールの売り戦略の場合はどのようなロスカットをしていくのでしょう。
もしも、売ったプレミアムの少し上ぐらいにロスカットラインを置いてみたことにしましょう。
20円で売って、10%上の22円にロスカットを置くイメージです。
しかし、そのロスカットラインはほとんどが、損切りで終わってしまうでしょう。
株式投資と違ってオプション取引の場合は、少し勝手が違うのです。
オプション取引は実は、株式取引よりも値動きが大きくなります。
20円で売り建てたコールオプションは、30円に値上がりしてしまうこともあるし、50円に到達することもあります。
しかし、タイムディケイによって価値が下がっていくオプションというのは、ほとんどがコールが10円まで下げてきて、利益確定となります。
だから、焦ってロスカットはしてはいけないのです。
株式取引をしてるとからすると、ロスカットをしなくて大丈夫なの?となりますが、このコールの売り戦略では、基本的にはロスカットはしません。
ロスカットしないってどういうこと
コールの売り戦略の場合、プレミアムが上昇してしまった場合にはロスカットをするのではなく、ヘッジをしていくことになります。
そしてヘッジを活用して、損を最小限のにとどめる努力をしていきます。
ヘッジをするにあたり、昼間の時間に相場を監視できるほうが有利にはなりますが、それができない人は100円程度のところにロスカットを置くことになります。
コールの売り戦略では基本的にはコールが100円まで到達することはほとんどありません。
そしてもし100円でロスカットになってしまった場合、差額が80円になりるので1枚あたり8万円の損失になります。
なので、大体10回分の利益が損なわれてしまうことになります。
しかし、20円のコールが100円まで上昇することはほとんどありません。
2015年には日経225が急騰することがたくさんありましたが、約100回トレードした中でもわずか数回程度でした。
なので勝率が95パーセントだったので、100回トレードしたとして、1回の取引あたりが1万円の利益がでていて、負けは5回で、一回の損失が8万円と考えると、利益95万円損失40万円で、年間で55万円利益が出る計算になります。
このように、基本的にはロスカットはしないというのが基本ですが、もしもロスカットになってしまっても、戦略的なものなので1ミリも気にする必要はありません。
リスクを回避するための基本ルール
株式投資、FXのケース
株式投資やFXのリスクを回避する方法というと、ロスカットです。
ロスカットをする意味というのは、「損小利大」という考えが株式投資にはもともとあるためです。
できるだけ損失を少なくして、損失よりも利益を大きくしていけば結果的に手元に利益が残りやすい。
という考えがあるからです。
オプション取引のケース
オブション取引では先ほどもお伝えした通り負けた時の損失を小さく限定するために売値の10パーセント程度のところにロスカットラインを置いてしまうと、たくさんのトレードがロスカットで終わってしまいます。
何回もいいますが、「オプション取引と、株やFXというのは、全くの別物になります」
特に、コールの売り戦略では、株やFXのトレードでは考えられない戦略がそこにはあるのです。
株式投資、FXでは考えられない戦略
徹底して負けない銘柄を探していること
もともと、トレードルールの中で、15円から20円前後のプレミアムを売っていくことになるので、SQまでの何十日間の間に100円を超えてしまうことがないような条件を設定して、条件があったときだけエントリーをしている。
ロスカットしない
最終的にはSQで、価値がゼロになるということを前提としているのでそもそもロスカットをする必要がない。
資金管理を徹底している
コールのプレミアムが100円程度にまで踏み上げられても追証が発生しないように、1枚売り建てる際にかかる必要証拠金の3倍程度の資金で安全に投資をしている。
ということなどの、トレードをする際のルールを決めているので、心配の必要はなし。
まとめ
これだけ安全に投資をすることを徹底していても、放置していたら大きな損失になってしまうようなケースというのがでてくるかもしれません。
そこで、次回はへッジの仕方を徹底的に考えていきたいと思います。
トレードにおいては、守備を学ぶことは何においても1番重要なことです。
そして、不測の事態に陥ったとしても、淡々とリスクを減らす行動すれば良いのです。
これをマスターすれば、毎月お金が入る仕組みを作ることができます。
なんかワクワクしますね。
今日も、ブログを読んでいただきありがとうございました。