OPTION取引で稼ぐ

【最終回】ヘッジ(保険)の方法を徹底的に叩き込んでみよう

こんにちは、セントです。

なんか最近セント氏のブログが難しいなと思う人は、ごめんなさい!

どうしても、95%以上の勝率が叩き出せるオプション取引の手法を教えたかったんです。

一生懸命書いてたんですが、言葉で伝えるのってすごく大変で、結構難しい内容になってしまっていましたね。

投資初心者に伝わるように、内容も記事も工夫していきたいと思います。

95%以上の勝率を誇る手法は、最終回です。

もう少しお付き合いください

前回までは、コールの売り戦略のインの仕方と、利益確定について、話をしてきたんですが、今回は、損が出そうな時の「リスクヘッジ」のお話です。

前回、コールの売り戦略では「損切り」は基本的にはしないということを言いましたが、それでも守備の仕方を知っていないと、プロと戦うわけですから、知識がないとやられてしまいます。

前回までの記事で、利益を出すことは、可能だと思いますが、何度もいうようにしっかり知識を入れてから、トレードしてください。

ですから、「ヘッジ」をどのように入れていくのかを検証していきたいと思います。

勝率99%を誇る「コールの売り戦略」

負ける時のダメージは大きくなるので、必ずリスクヘッジを学ぶ

負けトレードになりそうな時は、かなりの恐怖や不安感に襲われると思います。

取引が10枚であったら、1枚あたり10万円程度の損益になるので、マイナス100万円と自分の口座に表示されるわけです。

これは、怖いことですよね。。。

それを補うためにも、手法を学んでいきましょう。

リスク回避手法

カバードコール(カバコ)

カバードコールという言葉は、聞いたことはありますか?

多分、オプションに触れてない人はわからないですよね。

簡単にいうと、

「コールの売り」に「225先物の買い」を組み合わせたポジションです。

暴騰すると損をしてしまうような「コールの売り」のマイナス分を、日経225先物の買いがマイナスを相殺してくれるようなポジションになります。

オプション取引では、インのタイミングから「合成したオプション」で組むこともありますが、ここでは、「コールの売り戦略」がピンチになった時は、ということで話をしていきますね。

ヘッジの組み方

この前も話しをしましたが、コールオプションのプレミアムが日経平均株価が上がるとどのぐらい影響を受けるのかを調べるのは、デルタをみていく必要があります。

ガンマ、ベガ、セータはなぜ考えなくていいのか?

ガンマについて説明すると、日経平均が、500円程度のアゲだった場合デルタの10分の1くらいのプレミアム上昇にしかなりません。

またセータは、いちにちが経過することに含み損が減っていくことになりますのでむしろプラスに働くわけです。

ベガについて考えると、IVというのは上昇相場では、あまり急騰することがなく、むしろ少しずつ下げていくことになるからです。

だからここでは無視します。

デルタについて

ここで注目しなければいけないのは、デルタについてです。

コールのデルタはマイナス0.1とした場合、500円× 0.1 = 50円となって、現在コールのプレミアムが40円になってしまったと仮定すると、さらに日経平均が500円上昇すると、プレミアムが90円になってしまったということになります。

どういうことかというと実際の金額で見てみると、プレミアムが20円のコールを売った場合、1000倍の取引になるので、2万円収入があるわけです。

しかしプレミアムが90円になってしまったということは、9万円支払わなくてはいけないということです。

1枚あたり、差し引き7万円の損になるわけです。

10枚で取引をしていた場合、約10万円の利益をとりにいって、70万円そうこうしてしまったことになります。

あいたたたー

ヘッジを組み立ててみよう

それでは実際にヘッジを組み立てていってみます。

深掘りすると、このデルタの値が大きいことが問題なんです。

デルタ0.1のコールを5枚売っていた場合、ポジション全体で見たデルタの値は5枚すべてで 0.5になりますね。

しかしこれだと日経平均株価が100円あげただけでプレミアムで50円分、金額に直すと5万円の含み損が出てしまうわけです。

しかし日経225先物を買って合わせることで、もし日経平均が上昇してしまっても、その常勝なかったことにしてくれるポジションが作れるのです。

日経平均先物のデルタの値は「1」と決まってます。

なんで「1」なの?というのは、日経平均が100円上昇したら、日経225先物も、もちろん100円の利益となるからです。

先物のデルタの値というのはいつも「1」です。

日経平均株価と日経225先物が同じ動き方をするというのはそういうことなんです。

日経225先物ミニに関しては、10分の1がトリヒキ取引なりますからデルタは0.1になります。

だからデルタをゼロにしようとしたらコールの売りポジションであれば、、コールの売り1枚につき先物を1枚買うということになります。

簡単に言えば、何も保険をかけなかったときは日経平均株価が500円上がってしまったらコール1枚あたりの含み損が、50円損が出ますよね(5万円の損失)

しかし先物を同じ数量買うだけで500円あったら5万円の利益。

ということは、コールの売りで出たマイナスをすべて掻き消してくれるということになります。

コールの含み損がマイナス5万円、先物の利益が5万円ということでヘッジができていくのです。

しかし、実はこんな簡単には行かないときもあり、もしヘッジをしたあとに、思い通りに日経平均が下げていってしまった場合、オプション取引の利益は出るんですが、先物の買いが含み損になり、トータルの含み損が減らない状態になってしまいます。

そもそも今回のヘッジの目的というのは、損を食い止めるということになりますから、役割は果たしていますね。

コールの売り戦略を成功するコツ

投資の中でも最高勝率を誇る、「コールの売り戦略」ですが、堅く利益を上げていく大きな柱となるでしょう。

基本的には負ける事はほぼありませんが、いちばん重要なのは、暴騰相場に出会ってしまった時の対処法というのが1番重要になってきます。

うまく対応できれば、損失をなるべく少なく抑えることができます。

それと、実際にトレードをして経験を積んでいくのが1番いいと思います。

まとめ

これで、コールの売り戦略の話は終わりです。

今までの記事を順番どおりに読めるように、つなげておきますので、少し難しい内容になりますが、がんばってもう一度読んでみてください。

次回からは少し簡単な内容にしていきたいと思います。

この手法のイメージする利益は、100万円の投資資金で、年間15万円から20万円程度を考えています。

より安全に、より安定的に稼いでいきましょうね。

今日もブログを読んでいただき、ありがとございました。