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【米国危機】2019年のトランプ大統領の行動と他国の反応をまとめてみた。

こんにちは、セントです。

今回は、アメリカが世界的リーダーとしての地位を維持していけるのかという話です。そこで、トランプ大統領の行動と他国の反応などをまとめてみました。

トランプ大統領になってから、外交や安全保障、そして貿易、環境保護に至るまで、破天荒な政策が打ち出されてますよね。そして、今後も大統領の政治スタイルは変わらないでしょう。

そんなトランプ大統領に「他の国が不満を抱いている」というお話です。

それでは、お付き合いください。

世界はアメリカをどう見ているのか?

米有力調査機関ピュー・リサーチ・センターは、主要25か国の市民2万6000人の意見を集めた「アメリカの国際イメージ」に関する大がかりな意識調査結果を発表しました。

この調査の結果はこのようなものでした。

  • 多くの回答者が、世界の問題に対するアメリカの役割を「不安」だと考えていて、「自分の国の利益以外、多くの国々への利害関係への配慮が足りない」と考えている。
  • トランプ大統領になってから、アメリカに対する不信感は特にEUで目立っていて、トランプ大統領に対する信頼度は、ドイツでわずか10%、フランスで9%と低く、隣の国カナダでも25%と低い状況。
  • オバマ政権当時と比較したアメリカに対するEU内での「好感度」も、ドイツで27%、フランスで25%、英国で11%それぞれ減少した。EU全体での「好感度」も過半数を割り、43%だった。
  • アメリカとは対照的に、過去10年の世界舞台における中国の存在については、70%がその役割の拡大を実感している

アメリカのマイナスのイメージは、米ギャラップ社が世界130か国で実施したアメリカのリーダーシップに関するグローバル評価「US Global Approval Rating」でもほぼ同様の内容となっている。

詳しく書くと、

  • アメリカに対する「支持率」は48%だったオバマ政権当時と比較して31%にまで低下した
  • 欧州全体ではオバマ政権当時44%だったのに対し、トランプ政権下で24%と極端に低下した
  • 国別の対米「支持率」を見ると、ノルウェー12%、スウェーデン13%、オーストリアおよびポルトガル14%、ベルギーおよびスイス16%、ドイツ17%という深刻な結果となった
  • 逆に欧州全体における「不支持率」は59%に達し、ロシアに対する評価と並んだ

2つの調査からわかること

2つの調査は、ニュアンスの違いはあるけれども、共通した部分があります。それは、トランプ政権発足後に、世界におけるアメリカの信用がガタ落ちしているという点です。

その理由については、「パリ協定」や「イラン核合意」からの一方的な離脱と、トランプ大統領によるEU批判、などによる外交の仕方によって、国際社会が混乱していることですね。

しかし、世界が混乱しているのも知っているのに、トランプ大統領のツイッターなどの世界的に混乱を招くような、外交は続いていて世界の対米不振は深まるばかりですね。

実際にあった、混乱の例

 

NATOの離脱

米下院共和党は2019年1月に、トランプ政権によるNATO(北大西洋条約機構)からの離脱の動きを封じる決議案を賛成3分の2の圧倒多数で可決した。

これは大統領が個人的にたびたびNATO批判を繰り返すだけでなく、脱退の意向まで側近らに示唆してきたことを踏まえて、事前にその動きを封じる狙いがありました。

野党民主党でなく、与党議員の大多数が政権に異議を唱えた稀有なケースとして注目された。

アメリカの議員がみんな、やばいぞって混乱してしまったわけですね。。。

 

G7を軽視

トランプ大統領によるG7軽視は2019年8月に、仏ピアリッツで開催されたG7サミットでも問題になりました。

G7では必ず最終日に「共同声明」が発表されるのが恒例でした。しかし、米政府の意向が十分反映されないことに不満を抱いたトランプ大統領の反対により、G7としては初めて見送られました。

代わって、議長国のマクロン仏大統領が閉幕間際に大慌てでまとめた型通りの「首脳宣言」で閉幕しました。

さらに、トランプ大統領は「気候変動」をテーマにした会合には1人だけ出席せず、G7としての意思統一の欠如を露呈させるかたちとなった。

国際会議で「出席しない」とかってありえるんですねww
国民に怒られそうですけどねww

 

ベネズエラの危機対応

トランプ政権は、マドゥロ独裁政権と野党指導者グアイド氏との対立で混乱が続く南米ベネズエラ情勢について、2019年1月に、グアイド氏支持を打ち出しました。

大統領自身が政権転換のための「軍事介入」の用意も表明してきた。

その裏には、ベネズエラ国内の経済状況悪化などによって、「マドゥロ政権崩壊も時間の問題」とのホワイトハウス内での楽観的見通しがあったとされています。

しかし、ロシアと中国が現政権支援に回ったことなどもあり、こう着した状況が続いていて、今後の見通しは全く立っていない状態です。

さらに、、、この問題で「あとひと押しで政権転覆が可能」と主張してきたボルトン大統領補佐官(2019年9月10日に解任)を個人的に酷評する場面もあった。

他国の政治に首を突っ込み、流れが悪くなると放置。そして、意見をしてきた補佐官を解任。他国だけじゃなく、自国内でも混乱を招く形になりました

対中関税戦争における一貫性欠如

トランプ政権による対中国の追加関税措置に対する米中貿易戦争では、大統領個人のスタンスの揺れが世界経済の混乱要因ともなっている。

2019年1月ワシントンにおける事態収拾策を模索する米中実務者協議終了後、トランプ大統領は「2月にも習近平国家主席と直接会談し、合意をめざす」と希望的観測を話したが、2月7日には「関税一時凍結の期限が3月1日に切れるまでは会談しない」として前言を撤回しました。

それ以来、両首脳は8月、G20大阪サミットの場でのごく短時間の会話以外、問題解決のための本格的な米中首脳会談はないですね。

2019年6月26日には、大統領は「双方は“一時休戦”をして、追加課税はしない」と約束したが、7月16日には、3250億ドル相当の中国製品に対する関税を10%から25%に引き上げると言明した。

しかし、この関税引き上げで、自らの支持者が多い、中西部農村地帯の白人低所得者層に多大な影響が及ぶことを懸念した大統領は、8月13日には、追加課税対象からパソコン、スマホ、ビデオデッキ、シューズなどの品目を除外すると発表した。

8月25日には、大統領が一部メディアに「対中関税について考え直しをしている」と言ってしまったが、ホワイトハウス・スタッフが直後にこれを撤回するなど政府内も混乱する場面もありました。

これやりますよ!やっぱりしない!の連続で、そのたびに株価が暴落して、投資家たちは結構な被害を受けていますね。。。

対イラン政策

トランプ政権はイラン核合意からの一方的離脱に反対する国際危機に対処するため、世界各国の同盟・友好諸国を対象に対イラン「有志連合」結成を呼びかけてきた。

しかし、イランと友好関係にある欧州各国と日本なども含め、英国などごく少数の国以外は、ほとんどこれに応じていない。

1991年湾岸戦争の、クウェートからのイラク軍撃退を目標にした、34か国で結成された「有志連合」による多国籍軍大作戦とは全く違うものになってしまっている。

「有志連合」の呼びかけがうまくかないのは、参加した場合に、イランとの本格戦争につながりかねず、世界に大混乱をもたらすことを各国が懸念するからだ。

アメリカの対イラン政策に対する批判が高まる中、トランプ大統領は2019年9月に入り、従来の軍事力行使も含めたイランに対する「最大圧力 maximum pressure」から「対話路線」への軌道修正を模索し始めている。

トランプ政権はイランのロハニ大統領との直接会談を実現させるため、対イラン制裁の緩和をも検討し始めたという。

アメリカの「イラン核合意離脱」が原因だった国際危機とはいえ、収拾策を見いだせないアメリカ政府の政策のぶれと焦りが見えてしまった形になりましたね

アフガン撤退秘密工作の失敗

ホワイトハウスは、アフガニスタンからの駐留米兵撤退を実現するため、アフガニスタンの旧支配勢力「タリバン」との秘密接触を開始しました。

トランプ大統領の強い意向で、立場に大きな開きのあるアフガン政府およびタリバン代表双方をワシントン近郊のキャンプデービッドに招き「歴史的合意」取り付けを画策しようとした。

ところが直前になって、タリバン勢力がテロ攻撃で米兵らを死傷させたことを理由に、大統領自身がこの計画の「中断」を表明した。

ん!?大統領自ら!?って思いましたがww

しかし、ワシントン・ポスト紙などの報道によると、計画そのものの詳細にわたる詰めは終わっておらず、アフガン政府自体がほとんど内容を知らされてなかったみたいですね。

さらに、タリバン側の態度もあいまいなまま、大統領の号令一下、計画が進められていたそうです。

そして、この極秘計画は事前にリークされ、米議会議員の間からも「『9・11テロ』の犯行グループだったアルカイダと深いかかわりのあるタリバン代表を、よりによって歴史的な大統領別荘に招待するとは何事か」といった猛烈な反発が出たことも背景にあったとも言われています。

結局、選挙公約でもあった「アフガン撤退」を劇的に演出するため、トランプ大統領自身が焦って、フライングした―というのが、米のマスコミの大方の見方となっている。。。

まとめ

こんなにも、トランプ政権発足後の米外交は「一貫性」を失っていて、同盟諸国を納得させるだけの戦略や考え方とは程遠いですね。

しかも2019年だけの話ですww

そして、思いつきとも言われる大統領自身の政治手法が、周りの国をはじめ、身内までバタバタさせているのが現状です。

アメリカに対する世界の信頼回復は、このような思いつきの、「トランプ外交」が続く限り、今後もあまり期待できそうもないでしょう。

個人的には、トランプ大統領は好きなんですけどねぇ。。

今日も、ブログを読んでいただきありがとうございました。



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