こんにちは、セントです。
今回は、中国の情報操作と金盾(グレート・ファイヤーウォール)についてまとめていきたいと思います。
先日、このようなツイートをしました。
このツイートのように、中国以外の世界に報道されている内容と、中国国内で報道されているニュースには少し違いがあります。
これはどのように行われているのか?その仕組みや、現状など伝えていきたいと思います。
それではどうぞ☺️
情報操作とは?
日本のメディアでも、たびたび話題に上がりますが、フェイクニュースを信用してしまって、本当の事実を知らないのに、間違ったニュースに翻弄されている人をよく見かけます。
しかし、日本の情報に対するネットの環境は基本的に自由なため、かろうじて事実か、事実ではないか、判断することができています。
中国国内では、ネットの環境に自由はありません。
どういうことかと言うと、中国では、「政府に全て監視されている」なんて聞いたこともあるとおもいます。
実際に、中国に旅行に行ったり、住んでみないとわからないことも多いと思うので、自由ではないというのはどういうことなのか見ていきましょう。
世界最高峰の金盾(グレート・ファイヤーウォール)
金の盾というくらいですから、すごく頑丈なイメージが浮かびます。
もともと、ファイヤーウォールとは、企業とか、行政機関などの機密度の比較的高いところが、外部からの不正アクセスや、不正アクセスをしようとしたりすることに対して内部のネットワークを守る仕組みのことです。
グレート・ファイヤーウォールはどう違うのか、説明していきます。
グレート・ファイヤーウォールとは?
中国におけるネット検閲システムのことです。
現在の中国ではインターネットの検閲システムがあり、国民に対して中国共産党や政府にとって都合の悪い情報を閲覧できないようになっています。
このシステムは「金盾(きんじゅん)」と呼ばれていて、万里の長城の(グレートウォール)をもじって、グレート・ファイヤーウォールと呼ばれています。
この検閲システムは、香港とマカオの「特別行政区」には適用されていません。
(監視はされているとは思いますけど)
香港とマカオでは、通信の自由が保障されていて、自由にインターネットを利用できます。
簡単にいえば、香港、マカオでは、基本的に日本と同じ状況で、ネットもアプリケーションも使用することができます。
グレート・ファイヤーウォールの歴史
「グレート・ファイヤーウォール」は、1993年、中国政府が「金字工程」と呼ばれる国家戦略の一部として計画されたものです。
実際に始まったのは1999年からで、2003年に基本的な検閲システムが完成して、稼働が始まりました。
その時から、中国では政府当局において様々なWebサイトやアプリ、通話に当たるものまで全てが監視や、ブロックされています。
具体的な内容はを見ていきましょう。
だから、当局から目をつけられたものは、ネットではエラーが出て繋げることはできません。
ちなみに、Googleは開けませんし、もちろんGoogleマップも使えません。
しかし、それに変わるものは中国に存在しています。
他にも、たくさんありますが、このような中国企業による世界のサービスと同じようなコンテンツを利用することができます。
しかし、政府が禁止している用語が入っているとエラーが出ます。
付け加えて、中国では「クマのプーさん」も検索できません。何故でしょう?
答えは、何処かの国の国家主席が、似ているためにバカにされないようにということです。
百歩譲って良い点は、日本のアニメやドラマ、映画などは無料で見ることができます。
(完全に著作権違反ですけどね)
完全に著作権に引っかかっていて、本当は悪いことですが、現地の日本人にとっては良い面でもあります。
そして、2012年にグレート・ファイヤーウォールが強化され、だんだんとLINEやGoogleなどが使えなくなっていきました。
情報の自由が左右するもの
話は戻りますが、日本ではフェイクニュースに「間違っているよ」と反論する人がいるので、フェイクニュースは「間違い」だとわかります。
何故ならば、最近ではTwitterなどによって、最新の正確な情報がみんなに行き届くようになったからですよね。
しかし、それらの正確な情報が国家に管理されてフェイクニュースのみだった場合、反論する人はほぼゼロになりますよね。。。
色々な意見をいただきましたが、一般の中国人は、なんの疑いもなくニュースを受け入れているんです。
だから、国外の人が何を言っても意味がありません。
意味がないというか、宗教の違いぐらい異なる時がありますね。
そんな時は、話題を変えて話しています。
実際に中国人は、良い人が多いですよ。
よくわからないけど、中国人が嫌いな人は、日本のフェイクニュースで操られているかもしれませんよ。
まとめ
今日は、中国の情報操作の金盾グレート・ファイヤーウォールについて話をしていきました。
一般の中国の人たちは、決して悪気があって思考がずれているわけでもないし、日本が嫌いで考えが偏っていたりするわけではありません。
なんの疑いもなく、普通に勉強して、当たり前のようにニュースを読んで、学んでいるだけなんです。
だから、海外に出て学んだ中国人の人たちは、本当の歴史を知ってショックを受けてしまう人もいます。
実際に中国に行けばわかりますが、日本人が好きな中国人の人も凄く多いです。
実は、日本で発信されているニュースにも、ツッコミどころが多いものです。
皆さんも、日本国内だけでなく色々な人種や、思考の人と交流することによって、世界観がどんどん変わっていくかもしれませんね。
今日も、ブログを読んでいただきありがとうございました。