こんにちは、セントです。
今回は、アメリカ、欧州、中国の企業と日本の企業がどこに違いが出てきているのか話していきたいと思います。
日本が最先端の技術は、もうすでに、大まかに半導体と一部の自動車しか残っていません。
日本が、新しい時代をどう生き残っていくのか凄く興味があります。
そこで、中国においてのビジネスシーンにおいての日系企業がどのようなものか、深掘りしていきます。
それでは、今日もお付き合いください!
世界においていかれる理由3選
スピード感
日本企業は、圧倒的にビジネススピードが遅いと言われています。
どういうことかというと、日本では平社員がまず営業に行きます。そして、良いビジネスができそうなら、部長クラスと平社員が相手企業を訪問します。
その後、役員と、社長のハンコををもらって、いよいよビジネスの付き合いが始まります。
ここまでなんと、一ヶ月以上かかります。役員のスケジュールを確認して、日程を精査し、航空チケットと、ホテルの予約をして、、、
現在の時代の流れは一ヶ月も経つと、また新しい商品が開発されて、世の中に出てくるので、この感覚でビジネスをしている日本企業は、最近では歓迎されていません。というか、縮小していきます。
ある中国企業では、日系企業との面談は「お金」をとるところも出てきています。私の知っている中国企業は、日系企業とのビジネスミーティングの場合、一回100万円以上料金をとります。
もちろん、ビジネスにつながればお金は、取引の金額から差し引かれて、戻ってきますが、、、
日本企業は、長くミーティングをして、ビジネスに繋がらないことが多すぎるためです。言い方を変えれば、時間ばかり取られてお金にならないんです。
海外企業の場合は、役員クラスの人が直接会いに行き、その場でビジネスをするかどうか決めるのが最近の流れです。
もちろん、会う前にはきっちりその会社について調査してまとめている状態で、金額だけ決めるような感じですね。
だから、一時間以上ミーティングをするようなことも、ほとんどありません。
昔ながらの、日本のやり方をしていては、今のビジネスでは勝つことはできません。
日本人は優秀だという勘違い
特に年配の人に多いことですが、中国に出張や駐在をする日本人は中国人を下に見ていることが多いので、ビジネスにも影響します。
中国でのビジネスシーンでは、中国語または、英語でやり取りをするので、英語や、中国語が苦手な日本人は通訳を使います。
そして、海外企業との取引は言葉が100%通じないことが多いため、ストレスがたまります。そこで、ストレスの矛先が通訳さんに向いてしまうこともたくさんあります。
こうなったら、最悪です。ほとんどの通訳さんは、中国人なので、難しい言い回しなどは、通訳しきれない人も多いです。
そこから、中国批判の愚痴などを言い始めます。
はっきり言います。日本人よりも中国人の方が、優秀な人材は多いです。何故ならば、基本的に、ビジネスの中核にいる中国人は、バイリンガルです。
最低条件が、中国語と英語です。そして、韓国に近い地域の人たちは、韓国語も流暢ですし、日系企業と付き合いがある中国人は、日本語も喋れます。
だから、最低バイリンガル、普通でトリリンガルですという感覚です。
一方、日本人はというと、日本語と、50%も理解できない程度の英語という人が多いですね。グローバルにビジネスをすることになると、これではどちらが優秀なのか一目瞭然です。
だから、世界的に見て日本人よりも中国人の方が給料が高くなるのは、当然のことですね。
この例にあげた人のように、人のせいにしていてはビジネスはできません。
- 英語または、中国語が理解できない(勉強不足)
- 何十年前の話しか?日本のここが凄いを話す(知らねー)
- 中国の悪いところを指摘する(うぜー)
- 「私は企業の役員だ」と謎の主張をする(知らねー)
これって、全て日本人側に問題があるんです。そして、日本人が優秀ではない人が多いのも、すでに世界にはバレています。
日本人プライドを捨てて、お互いを尊重して対等な立場でビジネスを展開していくことはできるのでしょうか?
安かろう、悪かろう
日本では、ひと昔前まで安いものは品質がよくないと言われていました。実際に、中国製の粗悪な商品は本当にたくさんありました。しかし、時代はもうすでに変わっているのです。
みんなが毎日のように使うスマホだって、アメリカのアップル、中国のファーウェイや、シャオミーなど、スマホシーンにおいて日本企業の名前はほとんど出てこなくなりました。
ソニーもスマホを作っていますが、世界シェアは1パーセント以下まで、落ちてきています。一昔前までは、シャープ、東芝、ソニーなどの日系企業の携帯電話は、世界中の人たちから憧れの的でした。
世の中にスマホが復旧して、十数年で日本は競争に完璧に負けてしまいました。
スマホの充電器だって、中国企業のアンカーが性能も価格も世界一になっています。そこから充電電池といえば、電気自動車ですから、中国が電池業界は牛耳っていくでしょう。
実際に、電気自動車大手のテスラモータースも、上海に生産拠点を作っていて、2019年度には生産を開始する予定です。
ドローンだって、中国企業が世界一ですし、日本が世界一のものを探す方が難しくなってきてしまいました。
企業が求める品質は、すでに中国企業もクリアしてきている状況の中で、他の企業に真似できない技術だから値段を高くしていた日本企業は、かなり厳しい戦いになっています。
そして、儲からないから、研究開発にも資金を投入できない負のスパイラルが日本の企業には、起っているのです。
SBG孫正義氏の言葉(日経新聞から)
日系企業はいま、非常にまずい。
一番の問題は、戦前戦後や幕末に比べて起業家精神が非常に薄れてしまっています。「小さくても美しい国であればいい」と言いだしたら、もう事業は終わり。
一方、世界は急激に動いています。米国は依然として技術革新は進んでいますし、中国は巨大化し、東南アジアも急拡大してきている。それなのに、日本の若いビジネスマンは国外に打って出るんだという意識が非常に薄れてしまっています。
日本のビジネスマンがもう草食系になってしまった。それでは活力になりません。僕は、教育や思想的なものが非常に問題だろうと思います。
半導体も日本は一時トップでしたけれども、もう今や完全にそのポジションを失ってしまった。そういう意味では日本経済は、特にこの30年間ほぼ成長ゼロで、非常にまずい状況だろうと思います。
いつの間にかもう完全に忘れ去られてしまう島国になってしまうような気がします。
米国では若い人たちが成功すると、「アメリカンドリーム」とたたえられますが、日本だと「成り金」と言われ、何かいかがわしいものを見るような目で見ます。「若くして成功してけしからん」とかね。
僕を含めて日本の起業家が言い訳をしている場合ではないのです。
「人工知能(AI)が成長の源泉」とビジョンを絞ってグループを構築しつつあります。始まったばかりですが、非常に大きな可能性を感じています。
まとめ
今回は、日本企業が危機に瀕していて、何が原因なのか話をしてきました。
国際競争の中で、完全に負け越してしまった日本は、今後どのように伸ばしていけばいいのでしょうか?
孫さんは、AI技術に日本の未来を感じているようですが、果たして勝ち残っていくことはできるのでしょうか?
日本の未来について、しっかりと考える必要がありますね。
今日も、ブログを読んでいただきありがとうございました。