こんにちは、セントです。
今回は、証券会社や、信託銀行の営業マンとか、アナリストの話は信じてはいけないという話をしていきます。
香港でもそうなんですが、銀行の営業マンのいう通りに売買したら、損をしたという話をたくさん聞きます。
イメージは、「金融のプロ」というのがありますよね?
だから、投資を知らない人は言われるがままに売買してしまいます。
しかし、結果は、散々なものになってしまいます。
いったいなぜこのようになってしまうのでしょうか?
そんな話を、今日は深掘りしていきますね。
銀行や証券会社の営業マンは相場のプロではない
最初に言いたいのは、銀行や証券会社の営業マンは、相場のプロではなくて、株や投資信託を販売するプロなのです。
資産の運用はど素人レベルです。
そして、彼らの仕事は、株や投資信託を買ってもらい、手数料を稼ぐことが目的です。
だから、お客さんが銘柄選択で悩もうが、損をしようが関係のないことです。
儲けている場合は、一緒に喜んで「ここらで、利益確定をして別の商品を書いましょう」と切り出します。
(手数料を稼ぐため)
損をしていたら、、、「この商品はダメだから、別の商品にした方が良いですよ」となるわけです。
だから、証券会社の営業マンを頼りになる相談相手だと思っていると、ほぼ確実に損をしてしまうわけです。
証券会社は、企業に忖度(そんたく)をしないと生きていけないのです。
営業マンの言う通りに売買した結果
金融庁が発表した「金融モニタリングレポートの概要」でのデータですが、その時々に1番人気のあった投資信託に乗り換えて売買を行なった場合の収益状況の資産結果です。
結果は、年平均マイナス0.3%で、10年間ではマイナス2.8%という結果だそうです。
2014年の結果ですので、日経平均は2003年(7,972円)から、2013年(12,397円)なので、上昇率は55.5%でした。
この結果から、手数料ばかり取られたのでマイナスになっているんですね。
アナリストは売り推奨はできない立場
アナリストのレポートを真剣に読む個人投資家の人がいますが、問題はほとんどが「買い推奨」である点です。
アナリストの立場から、この会社は問題があるから「売り推奨」をすることはできません。
もっと正確な言葉で言うと「売り推奨」できないと言うよりは、証券会社と企業は、提携関係のような感じです。
だから、企業がマイナスになるような内容のレポートはなかなか書けないわけです。
証券会社には、アナリストが所属している企業調査部門以外にも、M&A部門というのがあります。
企業同士の買収などの大きな案件を動かす部門で大きな手数料を稼ぐチャンスなので、アナリストレポートで企業のイメージが悪くなるようなレポートを書いてしまうと、M&Aの案件が成立しなくなってしまうと大きな損失につながってしまうのです。
2013年に実際にあった話ですが、三菱UFJモルガン・スタンレー証券の荒木正人シニアアナリストが、レポートで楽天の投資判断を中立から弱気に引き下げたことによって、楽天の三木谷会長から痛烈な批判をうけました。
それによって株価が下がってしまっても、アナリストが思っている通りの見解を示すべきだと私は考えています。
アナリストレポートは価値がない?
アナリストレポートがどういう扱いなのか?解説していきます。
金融のプロであるファンドマネージャーなどは、証券会社や、信託銀行とも付き合いがあるので、このようなアナリストレポートを無償で手に入れることができます。
しかし、ファンドマネージャーは基本的にはアナリストレポートには、目を通しません。
なぜならば、金融業界では「アナリストレポートのとおりに売買をした場合、どのぐらいの利益が出るか」という検証が何度もされていますが、大きな利益が出たという結果はありません。
読んでも意味がないと言うことです。
そして、アナリストレポートはどのように使われるか?というと、顧客にある銘柄を売買した理由を聞かれたときに、うまく説明するためにアナリストレポートを使います。
どういうことか?
例えば損をしてしまったときに、「このレポートにはこう書かれていた」と言って、理由付けできるのです。
だから、ファンドマネージャーは基本的にアナリストレポートを、そのまま捨ててしまいます。
相場は誰にも読めない
まず、大前提として明日相場が上がるのか、下がるのか誰にも読めないです。
天才トレーダーは特別な情報を得て勝っているわけではありません。
特に最近は、トランプ大統領のツイート1つで世界の流れが180度変わってしまうような相場です。
だから、買い推奨の銘柄でも、明日はすごく下がることもあります。
すごく調子が良くて、売り上げがガンガン上がっている会社だからって、株が上がるかはわかりません。
だからTwitterでこの銘柄が上がりそうとか、おすすめしていた株が上がりりました。
なんてツイートしている人は、たまたまです。
逆に見ないほうが利益になりますしね。
自分なりの分析や、読みで売買した方が良い結果に繋がりますよ。
まとめ
今回は、証券会社や、信託銀行の営業マンとか、アナリストの話は信じてはいけないと言うことをテーマに話をしてきました。
今回話した内容は、違法性はないものですが、金融の世界には最初からお金を騙し取ろうとする人もたくさんいます。
投資の世界は、必ず儲かるものはありません。
だから、10万円が100万円になりますとか言う広告などは、100%詐欺案件なので、地道に勉強していくことをお勧めします。
LINE@など月額をとって、トレード方法を教えますなんてサロンも多く見かけますが、教える人が稼いでいるならわざわざお金を取って、教える必要もないわけです。
トレードでお金をたくさん稼いでいたら、そんな面倒なビジネスをやらないでしょう。
そして、そんな教えてもらえる投資手法はネット検索でも無料で手に入れることができますよ。
焦らず、ひとつひとつ勉強していきましょう!
今日も、ブログを読んでいただきありがとうございました。