こんにちは、セントです。
今回は、仕手筋についてどんなものなのか?話していきたいと思います。
「仕手筋情報」とか、「仕手筋が介入している」とか、SNSなどで情報が溢れていて、なんか仕手ってすごそうなイメージの人も多いと思います。
しかし、そもそも仕手筋って何なの?という話をしていこうと思います。
説明をしていくんですが、あなたに先ず伝えなくてはいけないことがあります。
現在の「仕手情報」や、「仕手筋情報系投資顧問」は、はっきり言うと100%詐欺です。
理由なども解説していきますね。
それでは、今日も勉強していきましょう!
仕手筋とは?
「仕手筋」とは、資産家集団のような、お金を持った人の集まりが株価を釣り上げて、高値で売りぬける為に行動する集団です。
そして、「仕手株」とは値段が上がりやすそうな「投機的な取引の対象」になりやすそうな、銘柄のことを言います。
値動きが大きくなるので、大きな利益をあげることもありますが、大きな損失になることもあります。
まさに、ハイリスク・ハイリターンの銘柄です。
ここまで仕手筋、仕手株について話をしてきましたが、残念ながらそんな人たちは、もうすでに存在していません。
完全に昭和時代の栄光ですね。
昭和時代は、仕手筋が介入する仕手株に乗って、儲けられたこともあったそうですが。。。
じゃぁ、何でもう存在しないと言えるのか??
話していきますね。
証券取引等監視委員会
証券取引等監視委員会ができてからというもの、ルールを守れない人や団体は厳しく取り締まられるようになりました。
昭和時代は、「風説の流布」も「相場操縦」も、インサイダー取引もやりたい放題で、取り締まりも全然なかったと言われています。
というか、取り締まる方法がなかったんです。
インターネット環境やSNSなどもなかったので、証拠も掴めなかったんですね。
しかし、今は監視されていて、不審な取引があれば即座に口座を凍結したり、直接電話で取引について聞かれたりなど対策をしています。
さらに、証券取引等監視委員会によって逮捕に繋がった詐欺案件などもいくつかあります。
ネット仕手筋は詐欺(嘘情報)
ネット掲示板や、SNSを使ってグループで特定の銘柄を決めて、しつこく買い煽る集団がいますね。
この人たちは、「仕手筋」と言っていますが、資金力もないし、取引手法もタチが悪いです。
だから、数日の急騰で上昇が終わってしまうのです。
そこで標的にされやすいのは、時価総額の小さい新興株です。
資金1億円もあれば、簡単に操作できますね。
近年で仕掛けられた銘柄では「ニチダイ」などがありましたね。
500円から600円だった、ニチダイは、約2ヶ月かけて4000円近くまで上昇しましたが、短期間で1000円近くまで下落しました。
今は見ての通り、取引すらまともにされていません。
だから、気をつけなくてはいけません。
SNSなどで煽られている銘柄を信じて、取引していたら、負ける確率がかなり高くなってしまうんです。
さらには、煽られているこれら多くの銘柄は、「空売り」ができません。
「下がるほうに賭けられない」ということです。
だから、買い続けている限り上がるし、資金が抜ければ相当な下落を引き起こすのです。
これらの煽り屋などに標的にされた銘柄は、テクニカル分析や、ファンダメンタル分析などは一切関係がありません。
だから、こういう銘柄とアカウントなどは一切信用しないようにしましょう。
よく、「〇〇さん銘柄」などと呟いている人もいますが、完全なカモか、その人とグルになっているかのどちらかです。
- SNSで呟かれている銘柄は取引しない
- 銘柄を呟いているアカウントはミュート
- 貸借銘柄のみ取引をする(空売りもできる銘柄)
この辺りに気をつければ、事故に遭う確率は減ります。
煽り屋アカウントは、話題株について呟くことが多いので、フォロワーも多いし、信用できそうな感じですが、ちゃんと見極めないと投資資金を失うことになりますよ。
仕手株情報投資顧問はすべて詐欺
そもそも、仕手行為は違法行為です。
だから、仕手株情報を扱う時点で金融庁から、投資顧問としての認可がおりません。
じゃぁ、認可がおりていれば信用できるのか?というと、そういうわけでもありません。
金融庁から認可を受けるための条件は、次の条件をクリアする必要があります。
- 金融業界での実務経験がある人がいるか
- 業務を適切に行える社内体制があるか
ですから、個人で金融業の許可を得ることは今のところできません。
法人でしっかりと書類を揃えないと許可はおりません。
さらに、金融業界で実績のある人が、金融商品取引法違反に抵触する可能性のあるリスクを負って投資顧問会社で働く理由なんてありません。
だから、このような顧問会社にいる人は、「仕手株の知ったかぶりの人」と、「証券会社をクビになってどうしようもない人」など素人同然の人たちが、お金を稼ぐためだけに作った投資会社がとても多いというのが現状です。
香港で会った日本人投資会社経営者
ここからは、私個人の実体験です。
名前は伏せますが、数億円の投資をしてほしいとの案件に当たったことがあります。
どうも、話を聞くと日本で投資会社を経営している社長さんのようでした。
かなり羽振りの良さそうな外見でした。
そして内容は「はめ込み」の手口によるものでした。
当然のことながら私を含めた全員、そんなリスクを背負うビジネスよりも、未来に夢があるものに投資をしたい人たちなので、丁重にお断りしました。
数日後、ツイッターで有名な女性東大卒の「●田美●」こと「ウルフ●田」さんが、
「この銘柄は、香港筋も参加!」
と書いていて、本当に残念でした。
あぁ、あの社長さんと繋がっていたのねと。
ちなみに、彼女は嵌め込みの常習ですし、投資話でお金を引っ張って刑事罰も受けています。
まぁ、銘柄をたくさん呟くので、フォロワーはすごく多いですが。
投資詐欺などの手口
認可を受けていない投資助言会社や、煽り屋の人たちがどのような手口で儲けるのか仕組みを知っておきましょう。
これは、正直「違法の域」ですので、間違っても真似をするようなことはやめてくださいね。
情報の段階によって、おおよそ4段階に分かれます。
第2、第3段階になると出来高などに動きが出てきて、話題になり始めます。
そして、3段階目の「一般会員」は持ちすぎて、含み損になるか、あまりにも小さい利益確定で終わるかのどちらかです。
4段階目のSNSを見て買った人たちは、ほとんどが損しかありません。
この話を聞いて、プレミアム会員になればいいのかな?と思う人もいるかもしれませんが、そもそも違法です。
だから、これによって稼いだお金は没収される確率もあります。
さらに運が悪ければ刑事罰などで罰金や実刑を受けてしまうこともあります。
海外では、顧客の「儲けた利益」までも、犯罪に関わっていたとして、没収されてしまったなんてことも、たくさんあります。
実態が、グレーの投資顧問会社に関わると、いいことはありません。
有る事無い事、話を作られて巻き込まれないようにしましょうね。
まとめ
今回は、仕手筋と現代のSNS煽り系の投資顧問などの手口などを話してきました。
投資の世界では、詐欺まがいの手口が非常に多いので、投資初心者は騙されたことにも気づかないうちに、退場してしまうこともあるくらいです。
「金融庁の認可があるから」とか、「ツイッターフォロワー数が多いから」とか、そう言った判断で信じるか信じないか決めているなら、十分注意していきましょう。
手口を知ることで、騙される人が減ることを祈っています。
そして、最後にまた言いますが、現代では、すでに仕手筋なんてものは存在しません。
違法だからです。
仕手を語るのは、100%嘘です!
今日も、ブログを読んでいただきありがとうございました。