こんにちは、セントです。
今回は、投資において、一点集中の投資がいいのか?分散投資がいいのか?ということを話していきたいと思います。
投資の本をたくさん読んでも、資産が少ないなら、一点に集中して資産を増やすべきだという人もいます。
しかし、一方で危ないから分散投資をした方がいいとか、両極端な意見が散乱しています。
あなたは、どちらがいいと思いますか?
資産を増やしたいし、安全にいきたいし。
これは両方の考え方があるので、私はどう思うかについて話していきたいと思います。
そんな話を深掘りしていきます。
分散投資だって悪い面はある
一般の個人投資家は、一度に何銘柄も保有をすることをやめた方がいいのかもしれない。
たくさんの本には、集中投資は避けるべきで、なるべく分散させて投資をしましょうって書いてありますけどね。
しかし、分散投資のマイナス面も、知ってほしいところですね。
もちろん「投資の基本=分散投資」という根底は、くつがえすつもりはないです。
集中投資している会社が急に倒産したら、それこそ全財産を失うことにもつながりかねないわけですからね。
しかしながら、機関投資家のように「株式の売買などで生計を立てている人」は話は別です。
基本的な個人投資家にとっては、一度にたくさんの銘柄を取引するのは、時間的にも、精神的にも相当な負担になりやすいものです。
あなたは、何銘柄くらいチェックしていますか?
10種類?100種類?もう、100種類もチェックして調べていたら、神レベルです。
どういうことが言いたいかというと、監視している銘柄の毎日の動向、新しいニュース、会社の新しい動きなど、毎日追えてますか?ということ。
株価だけをチェックして、100銘柄を監視していますなんて言われても、全然意味がないんですね。
あの銘柄の情報を早く知ってたら利益が取れてたのに。
今日がゲームのリリースだったのかぁ。
しっかりと情報を追えていれば事前にわかることです。
しかし、情報を追えていない人が多すぎますね。
私は100種類の株を監視してますという人は、多分値動きやチャートを見て知った気になっていますが、そんなに単純なものではないのが株式取引ですよね。
あなたが投資している会社のホームページは、隅から隅までちゃんと読んでますか?
ただなんとなく株式投資をしていませんか?
100種類を浅く監視するくらいなら、10種類をしっかり監視するべきです。
やってみればわかりますが、毎日監視していても、1種類、5分や10分では、調べ尽くせないこともあります。
例えば、ゲーム業界なら、新しいゲームが出たら、売上見込みからランキング、ライバルのゲームまで調べなくてはいけないだろうし。
それを100銘柄できるのは機関投資家などで何十人も雇っている会社ができることで、個人ではほぼ不可能なんですよね。
だから、そのレベルまで銘柄を監視できるのは、あなたの生活スタイルに合わせて3銘柄かなぁとか、10銘柄なら大丈夫とか。
あなた自身の、監視できる銘柄数をちゃんと把握しておくことが重要なんですよ。
日本の有名個人投資家は集中投資から生まれた
裏話として、日本の有名な個人投資家の人たちは、基本的には集中投資によって儲けた人が多いです。
でも、本などを出している人もいるので、「本当は、1銘柄だけで資産のほとんどを作りました」って言われても、信憑性がなくて本も売れなくなってしますよね。
だから、後付けで投資のイロハ的なことが書かれていても、他の本と言っていること一緒じゃんってなるわけです。
好きな2、3銘柄をピックアップして徹底的にその銘柄について調べます。
もっと言えば、あなたが得意な分野や、それに関連するものがいいです。
なぜなら、医薬品系の「アルツハイマーの薬が、、、」って言われても、よくわからなかったりしますよね。
「第二臨床実験の、許可がおりました」とか。
素人なら、どの段階で、薬はできたのか?出来てないのか?って話になるし、内容が薄くても、株価がはねるときもありますね。
だから、自分が好きな分野で詳しくなれるような分野がいいです。
車の改造が趣味の人は、たくさん部品を知っているし、それに関連した会社や、商品を調べるのも楽しめると思います。
ファッションが好きなら、小売とかもいいですしね。
その結果、集中投資をして、一気に儲けたわけですね。
プロはどうなの?集中投資?分散投資?
実は、プロの投資家の中にも1つの銘柄しか売買しないという人は、たくさんいます!
ええ!?
本には分散投資がいいですよって散々書かれてるのに???
そうなんです。
銀行で、ドル円しか取引をしないディーラーも見てきたし、証券会社のディーラーで日経225先物しか取引をしない人もたくさんいるわけです。
債権や金、石油、大豆など、ディーラーの中でも専門でそれしか扱わない人は結構いて彼らの知識は、その分野ではトップクラスに知識豊富です。
プロは、自分の得意な銘柄にしか手を出さないんです。
わざわざ得意じゃない分野に手を出すのは、単なるリスクを増やしている行動ですよね。
料理が苦手なのに、飲食業を経営するようなものです。
得意な商品や、銘柄の売買に限定したほうが、『成功する確率は高くなる』でしょう。
無理に1つの銘柄に限定する必要もない
さっきも話したように、1銘柄だけに特化すれば株価のチェックや、チャート分析、企業分析などを丁寧に行うことができるようになります。
ニュースを拾うときだって、かなり絞り込んで読むことだってできるようになります。
そして、毎日その銘柄を見ていると、銘柄のクセのようなものもわかってきます。
たくさんの銘柄を批評している証券アナリストよりも、その銘柄に関しては詳しくなることも十分可能なんです。
しかし、1銘柄に限定するときは、投資対象を慎重に選ばなくてはいけない。
それは、倒産リスクです。
だから、まず潰れないような安定していて大きな企業を選択する必要が出てきます。
少なくとも、一定数以上の出来高があって、買いたい時に変えて、売りたい時に売れる銘柄じゃないと絶対にダメです。
どうしても選べない場合は、日経225に連動したETFを選んでみるのも面白いかもしれない。
Exchange Traded Fund の略で、日本語では「上場投資信託」といいます。
日経平均株価やTOPIX(東証株価指数)、NYダウ等の指数に連動するように運用されている投資信託の一種です。
そして、1銘柄に特化したら、危ないと思う人は、無理に1銘柄に特化せずに、自分の好きな銘柄を、数個選んんでみるといいでしょう。
確かに、投資は会社が倒産して、株券が紙切れになったとしても誰も助けてくれないですもんね。
投資はあくまでも、自己責任ですから、自分の好きで納得のいく範囲で投資の幅を広げていきましょう。
個人投資家の限られたもの
個人投資家には、投資に使える資金や、時間、労力などに限りがあります。
特に、時間や労力に関しては、少ない時間、労力で最大の投資結果につなげればならないですよね。
だから、限定した範囲で投資をし、ニュースを見て、勉強した方が、早く結果が出るものです。
そして、他にやりたいことに時間を使うべきです。
投資を始めたばかりで、まだ「相性の良い銘柄」を探せていない人も、自分と「相性のいい銘柄」を見つける努力をするべきです。
自分と相性のいい銘柄を探すのは自分しかいません。
だから、多少時間がかかっても、そのような自分にあった銘柄を探すべきなのです。
なぜならば、投資は一生モノだからです。
儲けやすい銘柄を見つけることができれば、その銘柄の売買だけでずっと儲けていくことができるのです。
まとめ
今回は、分散投資をするか、集中投資をするか、どちらがいいの?という話をしてきました。
結論は、たくさんの銘柄に分散投資しましょうなんて話は、一般の個人投資家には無理な話なんです。
最初は少ない銘柄でも、相性のいい銘柄を探してみましょう。
そして、株式投資によって資産を増やすことができたなら、その時に徐々に銘柄は増やしていけばいいと思います。
投資資金が100万円で、10種類に投資をしたら、なかなか監視ができないですよね。
今日もブログを読んでいただきありがとうございました。