こんにちは、セントです。
今回は、株式投資で売買の間違いに気づいたらそのままにせずに、すぐに対処しましょうという話をしていきたいと思います。
株式投資以外でも、ミスをしたら素直に認めて、早めに対応するのがビジネスにおいてとても重要なことだと知っているはずです。
しかし、株式投資をしていると、ミスをミスと認めることができずに、先延ばしにしてしまう人を、よく見かけます。
どんなに投資が上手な人でも、たくさんミスはするんだよということを伝えたいですね。
その時の対処法が全てなんだと。。
間違いは放置しちゃいけなんだ
株式投資をしていると、判断ミスに気付いてもなかなか対処ができない人がいますよね?
具体的な話をすると、自分が上がると思っていた株が、思惑とは逆に、どんどん下がり始めてしまった場合です。
初心者の人は、嫌な気持ちになりながらも、「そのうち、戻るでしょ」とか「時間が解決してくれる」とかと、考えてしまいますね。
しかし、株式市場の神様は無情なもので、考えている方向とは逆に、どんどん進んでいってしまします。
判断ミス → 我慢 → 含み損拡大 → 我慢 → 塩漬け
このような流れになってしまうのです。
人間誰にでも、間違いはあるものです。
さらに言えば、間違いをなくすことなんて絶対に無理ですよね‼️
株でいえば、「判断ミスで、すごく高い値段で株を買ってしまった。。。」とか、「業績がいいと判断して買った株が、まさかの下方修正など」
こんな時には、すぐに対処しないと大怪我をしてしまいますし、時には投資資金の全てを失うことにもなりかねません。
発注ミスによる単純なケアレスミス
「買い」をするところを「売り」を入れてしまった!などという場合です。
長い間取引をしていれば、1度や2度出てくることになるかもしれないが。。
色気を出して、もしかしたら、逆に儲かるかもなどと考えるのはやめましょう。
間違ったと思ったら、速やかにポシションを解消しましょうね。
そうじゃないと、傷口がどんどん広がっていきますよ!
昔も、今も、これからも小さな被害で食い止められるようにした方がいいに決まってるし、危険な状態で放置することは、どんどん傷口を広げることにもなりかねないんです。
偶然や奇跡は基本的に起こらない
間違いに気がついたとしても、すぐに対応できないケースがある。
それは、間違いを正すのは、基本的には損切りであることが多く、損失を確定させるのを嫌う投資家がすごく多いからです。
今日はマイナスだけど、1日待てば株価が戻るかもしれないので、明日まで持ち越そうなどと、判断ミスの修正を保留するパターンです。
もちろん、損切りするのは誰でも辛くて嫌なことです。
しかし、少し待つとか、明日まで様子を見るとかと思っても今よりも損失が縮小する保証はどこにもないのです。
そして面白いことに、人間は欲張りな生き物ですから含み損だった株価がプラスマイナスゼロのあたりまで来ると、「もうすぐプラスだ、プラスになるまで待とう」
と、さらに方針を変えてしまうので、プラスになることよりマイナスになることの方が確率が高いのです。
ATRの考え方
余談ですが、株式投資にはATRの考え方というのがあります。
日本では注目されることが少ない指標ですが、海外では当たり前のように使われています。
アベレージトゥルーレンジ の略で、簡単に言うと1日にどのぐらい株価が動くかという指標です。
1日で動く株価と言うのは、銘柄によって違いますよね。
人気がある株もあれば、1日にほとんど取引もされない銘柄もあります。
それを過去の値動きから、「どのぐらい1日に値動きがあるのか?」と言うのを調べられる指標です。
もちろん、決算時期や、新たなニュースがあれば値動きは急に激しくなったりもしますが、基本的にはこのATRの考え方から、自分の資金量と相談をして株の量を決めます。
このぐらいの値動きがあるから、「私の資産では、何%までは下落しても大丈夫」とか、値動きがほとんどないので、多めに株を買っておこうとか様々な場面で使えます。
このATRの考えがすごく大切なものになってきます。
プロも、正確な判断ができなくなる
投資経験の長いプロであっても、自分の許容範囲以上の大きな損失を抱えると、冷静な判断が取れなくなるものです。
そして、大きな資産を築いた人であっても、回復不能の事態になってしまう。
年に何回かは、個人投資家が億単位の損失を出して、退場していくのを見ます。
彼らだって、コツコツと利益を増やしてきて、トレードに関しては、プロの域のはずです。
しかし、このような経験豊富な投資家だって、判断が遅れてしまうと全財産を失うことになってしまうんです。
株式投資をするなら、偶然や奇跡に頼ってはいけません。
そういう時には、ほとんどがうまくいかずに失敗に終わってしまうのです。
それよりも、「違う」と思ったら、早めに対処した方が傷は浅く済みます。
損切りをするメリットを知ろう
投資経験の豊富な人でも、損切りをする事は日常茶飯事です。
「損切りをする」という事は、損失が小さいうちに手を打つという「戦略の1つ」と考えてください。
損切りをするとそれ以上の損失が出る事はなくなります。
入力ミスなどの損失だったらなおさら、1秒でも早く損失拡大の恐怖から解放されましょう。
どこまでも増えていく損失の恐怖があるうちは、投資に長い経験を持つベテランの人でも、株式投資を始めた初心者の人も、冷静な判断は不可能になります。
人間の欲望がある限り、なかなか難しいことかもしれません。
しかし、損切りをすることによって恐怖感から解放され、冷静な判断を取り戻し、また次の投資ができるようになります。
金額面でのマイナス以上に、たくさんのプラスが多いことをしっかりと肝に銘じておきましょう。
まとめ
今回は、株式投資において間違いに気づいたら1秒でも早く対処をしましょう、という話をしてきました。
投資のベテランでも、早めの対処というのは難しいものです。
しかし、これから株式投資を始める初心者であっても、何年も株式投資をしているベテランであっても、失敗した時は早めに損切りをして、恐怖から解放されるべきなのです。
そして、次はどのような投資をするかゆっくりと考える時間を持ってください。
間違いや失敗があったときは、まずは損切りをして次の手を打ちましょう。
どんなにツラい選択になろうとも、ミスをそのまま放置して先延ばしにするような事はしないようにしましょうね。
あなたの投資生活が、より豊かなものになりますように。
今日も、ブログを読んでいただきありがとうございました。