こんにちは、Centです。
今回は、株式投資をするときに、これだけは押さえておきたいと言う知識をあなたに伝授したいと思います。
もうすでに、勉強をしている人には復習になってしまうかもしれませんが、確認の意味でも読んでもらえるとうれしいです。
今回、話していくのは、「サイコロジカルライン」と呼ばれる株価指標です。
結論から言うと、高値づかみや、底値叩きを防ぐ方法です。
なるべく初心者の人にも伝わるように説明していきたいと思います。
それではどうぞ!
サイコロジカルラインとは
サイコロジカルラインには3つのルールがあります。
基本的にサイコロジカルラインは基本12日ベースを見ていきます。
- 12日ベース 10勝(83%)以上の銘柄は買わない
- 12日ベース 2勝(16%)以下の銘柄は売らない
- 25日ベース 20勝(80%)以上の銘柄は買わない
この3つだけです。
サイコロジカルラインのサイコロとは、普段遊びで使うサイコロのことではありません。
サイコロジカルと言うのは、英語で「心理的な」と言う意味です。
投資家たちの心理を、数値化したことからこの名前が付いています。
投資家心理は価格上昇が続けば強気に、逆に下落が続けば弱気になりがちです。
しかし、サイコロジカルラインは、強気になれば「売り」、弱気になれば「買い」のシグナルが出る逆バリの指標です。
サイコロジカルラインの説明
通常のサイコロジカルラインは、直近の12日間の終値が前日比プラスになった日数を数えます。
そして12日間のうち、何日間プラスになった日があったか?の割合をパーセンテージで求めたものです。
わかりやすいように日数で見ることもできます。
例をあげると、直近の12日間のうち、前日比で「プラス」になった日が9日間あったとします。
そうすると、12日間のうち何%がプラスになったかを求めます。
9日間 ÷ 12日間 × 100% = 75%
となります。
先ほどの3つのルールでもあったように、日数でも問題ありません。
好きな方で構いません☺️
12日を使っている理由は、以前は株式市場は、土曜日もあったので、二週間でどのくらいあげたか?または、下げたかを見るためだったんです。
今は10日間ですが、12日で見たほうが、データ的によりいい数字が出ると言われています。
25日ベースの確認
12日ベースだけではなくて、25日ベースでもチェックしておいた方が、失敗するケースが減ります。
以前、1ヶ月で、おおよそ25日の株式市場の稼働だったので、12日と同じ理由から、25日が使われています。
移動平均線なども、25日を使っているのはそのためです。
過熱感と冷却感
サイコロジカルラインでは、12日ベースで10勝以上は「買われすぎ(過熱感)」2勝以下は「売られすぎ(冷却感)」を示すことが多いです。
とはいえ、強い相場のときには過熱感があっても上げ相場が続いたり、その反対に冷却感が強くても下げ相場が続くことももちろんあります。
だから、過熱感がある時にでも売りサイン、冷却管がある時でも買いサインと決めつけて売買をするわけにはいきません。
しかしながら、10勝以上の時に買いを入れると、高値掴みになるケースが本当に多いです。
また、その逆もよくあります。
だから、相場で1番大切な行動なんですが、過熱感がある時は、基本的には「新規の買い」はしない。
というか、投資初心者の人はこのタイミングで買ってはいけないし、見送ると言うのが最善の方法だと考えています。
私は、株式投資で生活をするようになってからも、このタイミングでの買いは見送るようにしています。
なぜならば、高値掴みになる確率がすごく高いからです。
マイルールとしては、過熱感があるときには買ってはいけないと、決めています。
冷却感の扱いと考え方
一方で、2勝以下の「冷却感」の考え方について話していきますね。
実は、冷却感のときには、株価の底値であるとは言い切れません。
なぜならば、連日売られるような銘柄と言うのは、その会社自体に大きな問題を抱えてしまっていることが多いからです。
しかしデータを取ってみると、結果的に株価が反発するようなタイミングになることが多いです。
そこは、個人的な判断で買うタイミングなのかをどうかを判断して、売買しましょう。
25日ベースのサイコロジカルライン
はっきり言うと、25日ベースで東証1部貸借銘柄が20勝(80%)以上になる事は、ほとんどありません。
ほとんどないからこそ、そこでの新規の買いを避けなくてはいけません。
ある意味、以上事態ということです。
これは、加熱中の加熱ですね。
株式投資において、個人の売買に良い悪いと言うのはありませんが、買わないのが無難です。
ちなみに私は、絶対に買いませんw
マザーズ市場などの新興銘柄について
重要なことをあなたにお伝えしなければいけないんですが、今回のサイコロジカルラインについては、東証1部貸借銘柄での話です。
貸借銘柄というのは、信用取引で空売りもできる銘柄ということです。
なぜならば、新興銘柄は一方的に上げ続けたり、下げ続けたりとしばらく続くことがあるからです。
これは、時価総額が小さいため、話題株になると個人投資家の力だけで上げ続けたり、下げ続けたりしてしまうからです。
人気の話題株になると、10勝どころか、12勝を通り越して、15勝するような銘柄も過去にはたくさんありました。
だから新興銘柄については、サイコロジカルラインは当てはまらないと考えておいてください。
🔽空売りの解説です☺️
ネット証券の機能
最近では、ネット証券の出しているツールでも、サイコロジカルラインを見ることもできます。
毎日のように何銘柄もノートに書いて、計算するのはすごく面倒だと言う人には、お勧めできる機能ですね。
楽天証券の場合の表示
チャートを開いて、オシレーターの中に出てきます。
資生堂の三ヶ月チャートですが、サイコロジカルラインでは、30%まで下げてきているので、そろそろ売られすぎの冷却感に近づきある水準ですね。
ここから、下げる可能性もありますが、なかなかここから新たな売りを追加していくのはやめて、これ以上下げるなら、反発する逆張りを狙いたいところでしょうか。
まとめ
今回は、サイコロジカルラインについて解説をしてきました。
いかがだったでしょうか?
サイコロジカルLINEの使い方は、買われすぎ、売られすぎの目安をはかる逆張りの指標です。
しかしながら、テクニカル分析と言うのは100%当たると言うものではなくて、すべての株式投資においての目安的な存在です。
この株が上がる!と言っている人は、株を知らない「ど素人」しかいませんので、騙されないようにしましょうね!
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今日も、ブログを読んでいただきありがとうございました。