中国・香港市場

【投資初心者】中国から世界中の資金は抜けていく!?暴落にそなえよ!

セント

こんにちは、Centです。

早速、気になるニュースを分解して、解説してみますね。

最近の米中貿易戦争から、気になるニュースをピックアップして、世界の流れを感じていきましょう。

アメリカと中国の現状を知れば、相場も読みやすくなります
(利益が出やすくなる)

そして、世の中はどのような方向に動いているのか?投資家の目線でしっかりと解説していきますね。

それでは、ピックアップと深掘りをお楽しみください。



中国排除の動きのアメリカ議会

ここ最近、米中貿易戦争は、金融面の動きが出てきています。

実際の動きは、この2点

  1. 米証券取引所での中国株上場を廃止すべきだとの議論がある
  2. 米議会では政府年金による中国株の購入を阻止する法案が提出された



中国株上場を廃止すべき

1番に関しては、たびたびニュースにもなってますが、特定の国の企業を上場させないというのは、なかなか考えられない話ですね。

特に、アメリカは自由の国の象徴だから、実際に実現することはないだろうと考えています。

アメリカの市場は、世界のどんな企業にも解放されていて、平等なマーケットでなければ、世界から批判されるのは、目に見えています。

政府年金による中国株の購入を阻止する法案

2番に関しては、実際にあり得る話で、各国単位の年金の投資先については、自由に決められます。

実際に、日本でも、日本株を買い支えていたりする動きもあるし、アメリカの国債と株式、日本の国債と株式、が主な投資先です。

今後も、注目していきたい話題ですね。

中国企業の気になる動き

2019年には、NY市場に上場しているアリババがついに、香港株式市場に上場しました。

新たな資金調達などど報道されているが、実際のところは、どのような意図があって、香港上場をしたのかわかりません

アメリカでの中国企業の排除の動きから、上場したことも十分にあり得るということです。

そして、今のところ決定事項ではないが、百度も香港上場をする準備段階に入ったという情報もあります。

このタイミングで、NY証券取引所に上場している中国を代表する2社が香港上場となると、何か裏に動きがあるのかもしれませんね。。。



人権問題からの反中国思考

  • 人権問題
  • 監視社会
  • 中国株の乱高下

これらの問題は、アメリカのみならず、世界的に問題になってきて中国に対して厳しい監視的な目線があります。

この問題は、米国で最近人気が出てきている環境・社会・企業投資(ESG)投資ブームとタイミングが合ってしまい、2020年に投資避難を起こす可能性が大きくなりつつあります。

そんなこともあって、米国では反中国ムードが加速してきていますね。

アメリカ議会の動き

たびたび激しい対立が起きている米議会ですが、

  1. 香港の民主化デモ参加者への支持
  2. 新疆ウイグル自治区で拘束されるイスラム教徒住民への支持

このことに関しては、議会全てが一致していて、公式に支持を表明して、中国政府が反発の声明文を出した場面もありました。

このような、流れは資産運用や投資の世界にも波及しつつあるということです。

トランプ政権は2019年のはじめに、米国の主要取引所から中国企業を締め出す方法を検討していたとも言われています。

2019年9月時点で米国に上場している中国企業は172社もあります。

なんと時価総額は1兆ドルを超えていて、その約半分を電子商取引大手アリババが占めている状態です。

アメリカ議会の委員会もは、中国政府が米監査機関による中国企業の会計監査を認めない限り、中国企業が米国で資金調達することを禁じるなどの規制を提言した。

特にアリババなどの、ネットでのサービスで売り上げなどが完結してしまうような企業は、売り上げなどの数字が不透明になって、ブラックな部分は中国の本社に隠してしまえば良いというわけです。

中国企業は、ブラックな部分は中国の本社に隠す

しかし、アメリカ市場の上場の条件に、中国側の売り上げなども全て提出させて、アメリカ側で細かく調べさせろってことを法律で盛り込もうとしています。

ルビオ上院議員(共和党)は今の不透明な会計に反対する法案を提出して、連邦政府の年金基金による中国株への投資を禁止する措置を取ろうとしています。

アメリカの年金の運用規模は6,000億ドル規模です。

そして、アメリカが年金の一部を投資しているMSCI(総合世界市場株価指数)

MSCI(総合世界市場株価指数)のポートフォリオは、中国株を7.5%組み入れています。

そこで、MSCIを巡って、こんな事件がありました。

3800%上昇?そんな株が存在した!

2019年の話です。

大理石の採掘を手がける香港の大赤字企業、アートゴー・ホールディングス(雅高)(3313.HK)の一件は、中国株のリスクを浮き彫りにさせてしまったのです。

香港に上場する同社の株価は3800%も上がり、11月に上昇率が世界一となってMSCI中国株指数に組み入れられる見通しだった。

しかし事件はおきました。。。

MSCIが決定を覆した翌日に株価は98%下落し、時価総額60億ドル近くが吹き飛んだ。

1日でですよww98%ですよww

100万円が次の日に、2万円になるのと一緒ですww

そんな危ない中国株には、投資の危険が伴うだけではなくて、反中国の流れもあって、今後、アメリカ年金の投資額が減っていくか、投資をしないかのどちらかにあってしまうでしょう。

どちらにしても、マイナスにしかならない負け戦を、中国は仕掛けられているということです。

2020年は、いくつかの要因が重なり、中国株は大きな代償を払わされてしまうかもしれませんね。



まとめ

今回は、中国から世界中の資金は抜けていく!暴落にそなえよ!というテーマで話をしてきました。

2019年の後半は、比較的に米中貿易戦争の終結に向けて平穏な相場が展開されましたが、はっきり言って問題は山積みです。

そして、その問題のほとんどに、アメリカと中国が絡んでいます。

もちろん、GDPが世界1位と2位ですから、そりゃあ世界中に影響がありますよね。

だから、アメリカや中国の動きをある程度監視する必要があると思います。

そして、アメリカと中国の動きが予測できれば、私たちの投資生活がプラスになると考えています。

今後も、アメリカと中国の動きには注目していきたいものですね!