こんにちは、Centです。
今回は、株式投資に置いて「勘」は必要なのか?と言う問題について解説していきたいと思います。
香港が、デモで衝突が激しい秋口に、日本から旅行に来ていた日本人投資家と話をする機会がありました。
彼は、いわゆる完全データ蓄積型の投資家でした。
彼曰く、データが全てで過去の値動きや、各企業の決算予想、株価水準など事細かに頭に入っています。
株式マニアというか、株式研究者というか、株式修行僧みたいな感じでした。
彼には、勘なんてものは存在しませんでした。
朝から晩まで、株の事一色で生活しているというのがすごく感じられました。
しかしそれでいいのか?
これを読んでくれている、あなたはどう感じるか分かりませんが、株式投資ってもっと楽しんでいいと思うし、ラッキーがあってもいいと思うんですよね。
株のことを考えない時間も欲しいし、旅行にも行きたい。
睡眠時間も、少しも削りたくないし、おいしいものも食べに行きたい。
人生は人それぞれだから、彼に対して何も意見はありませんが、自分だったら辛いかなぁと感じました。
ギャンブルには、勘だって必要だと思う
麻雀を例に出しますが、麻雀でもデジタル派と、オカルト派に分かれています。
デジタル派とは、確率重要視をしていて、王道と言う感じです。
しかしオカルト派は、感覚や、勘を重視する人です。
どちらが強いとか、どちらが良いというのは、はっきりは言えません。
しかし、確率よりも、感覚が勝ってしまうことがたくさんあるんですね。
勘とは何なのか?次のパートで話していきたいと思います。
勘は当てずっぽうではない
私が思う「勘」とは、経験から導き出される洞察力と、判断力であると考えています。
これは、本当に言葉で説明しにくいんですが、経験があって、失敗をしたから感じる恐怖や、不安感もあります。
そしてこれらは、経験を積むことによって養っていくことができて、訓練によって磨けるものだと考えています。
それでは、勘を養うことができる経験とはどんなものなのか?考えていきましょう。
経験とは?
株式市場の話で言うと、過去の行動で手に入れた、確実な知識の集まりと考えます。
普段の生活でも、あなたはこのような感覚を使ったことがあると思います。
例えば、嫌な予感がするとか、この人は、生理的に受け付けないとかそういった感じです。
その人は、年収が高く、学力も高い、顔もスマートですが、あんまり好きじゃないってありますよね。
多分、データだけとったら、最高ランクの人間で、社会的信用も高い人かもしれません。
しかし、勘が働くから、好きではないと言う感覚が芽生えてしまうのです。
過去に、あなたの友人が、「このような男性に騙されてしまった」、「ドラマでよく不倫をするのはこんな男性だ」と言うイメージにはまってしまっているのかもしれません。
他人の感覚と言うのは、ちょっと感じづらいものですが、自分自身ではよくわかっているはずです。
だから、株式投資も同じように、経験と、知識の上でこそ、勘が有効になってくるのです。
続いては、経験の種類について話していこうと思います。
経験には2種類ある
自分が経験したことと、他人の経験から自分が経験したかのように感じる経験です。
難しい言葉で言えば、自分が経験したのは「実際経験」、他人が経験したものを感じるのは「可能経験」と呼ばれています。
あなたの親友が、大失恋をしてしまってその内容を親身に聞いていたとします。
親友が悲しんでいるのを、あなたも一緒に悲しくなり、泣いてしまったということがあると、可能経験として蓄積されることがあります。
そうなると、実際に経験をしたかのように、恋愛や失恋に対して考え方や、印象を作ってしまいます。
株式投資に必要な経験
株式投資で経験というのは、実際に自分が経験したこと以外にも、可能経験が重要になってきます。
私のブログを読んでくれている人も、暴落での話や、失敗談などを目にすることもあると思います。
そのような時に、暴落に対しての可能経験が積まれるわけです。
そして、1年間に何冊も本を読むような人は、知識と可能経験がどんどん積まれて、勘が鋭くなっていくのです。
不確定要素
すでに全てのデータがあり、確実になるものには、勘は必要ありません。
だから、勘要素には、必ず不確実性が重要になってきます。
相場は、不確定要素だらけなので、データで固めて勉強しても失敗するときもあります。
これを意識していると、経験と知識と勘で相場を乗り切っていけるようになります。
ちなみに、戦争時代も作戦を練るときに、数学者や物理学者で固めた軍は、高確率で敗北した過去があります。
反対に、経験値が高い軍の司令官が指揮した軍は、勝利をたくさんもぎ取ったと言われています。
まとめ
今回は、勘を鍛えたら、投資には有効なのか?について話をしてきました。
実際に、勘は必要な要素だと考えています。
ロイター新聞のニュース逆張りなども、感覚による手法です。
投資でどんな失敗でも、必ず復習して、次回からの投資に生かしていきましょう。
失敗は、成功のもと!