こんにちは、Centです。
今回は、株式投資の基本を確認していこうと思います。
投資家を名乗っていると、よく「株で、どうやったら稼げるんですか?」とよく聞かれるんですよね。
私はいつも、株式投資で大事なのは大きな損をしないことが重要だと答えます。
株式投資をしたことがない人や、初心者さんからはいつも、「???」という反応が帰ってきます。
しかし、これが株式投資の本質です。
どんなに、攻め方を知ったところで守り方がわからないと、株式投資で成功することはないでしょう。
今日は、そんな守り方について、深掘りしていきたいと思います。
初心者が失敗しやすい3つのこと
それでは、実際にどんなことに気をつけて株式投資をしていけばいいのか?
考えていきましょう。
1、投資資金を投入しすぎるな
投資を始める時に、投資資金のボリュームによって、負け戦になってしまっている投資初心者をよく見かけます。
どういうことか?といえば、投資資金は自分の資産から「いくら投資にお金を回すか?」というのを考えていかなくてはいけません。
借金してまで株式投資をしている人もいますが、逆転して超お金持ちになるひとは、いません。
何故そのようなことになるのでしょう?
それは、資金がゼロになったら、ゲームオーバーになるからです。
ドラクエでも、攻撃力がいくら高くなっても、守備力が極端に弱いと、敵にすぐにやられてしまい、戦闘不能になってしまいます。
株式投資でも言えることで、ゲームオーバーにならないようにすることが一番重要なんです。
これは、株式投資において、最重要事項です。
絶対に忘れてはいけません。
投資資金は、いくらくらい?
これもよく聞かれます。
これは、資産に対して、どのくらいリスクが取れるのか?というところから、考えていきましょう。
結論は、多くても自分の財産の50%程度に止めるのがいいと思います。
貯金のほとんどを株式投資に投入している人もいますが、これははっきりいって間違いです。
ちなみに私は、25%程度です。
そして、キャッシュは20%、ファンドに30%、残りはGOLDなどのコモディティにたくさん分散しています。
だから、株式投資の資金が最悪ゼロになっても、余裕で復帰できます。
ただ、株式投資を始めたばかりだと、まだまだ資金が少ない人もいると思います。
安全に投資するには、1ヶ月で投資に回すお金は、給料の20%までの資金投入にしましょう。
間違っても、全額投入して、生活を切り詰めるような投資は絶対にやめてください。
そうなると、リスクが高い株式投資になって、速攻でゲームオーバーになっちゃいますよww
ビットコイン相場から学ぶこと
どんなに、みんなが儲かるぞといっても、投資資金は、絶対にMAXベットしてはいけません。
私のところにも、たくさん話がきます。
知り合い「私は、100万投資した」とか、「500万買った」とか、、、
私は、仮想通貨には魅力を感じなかったので、投資をしませんでしたが、資金がないのに背伸びして投資した人とは疎遠になりました。
無理して投資をしたら、速攻でゲームオーバーなんです。
自己資金を超える投資は、身を滅ぼします。
大企業も不測の事態になる
株式投資に「絶対」はありません。
「東芝(6502)」や「東京電力(9501)」のように、安定企業だと思われていた銘柄の株価が急落することもあります。
東芝
東芝は、原発事業の大誤算で、結果的に儲かっている事業を切り売りして、なんとか切り抜けたわけです。
この時は、約1年で株価は4分の1になりました。
東京電力
東京電力は、東日本大震災からの原発の問題発覚で、株価は暴落しました。
2006年に4000円あった株価は、2012年の安値120円まで売り込まれました。。。
そして、今は430円前後です!
こんなこともあるんですよ。
長期投資でも、資金管理が甘いと復帰できないくらいの損をすることもあります。
2、銘柄に固執するな!株価が下がったら損切り!
銘柄選びを一生懸命にして、これだと決めた銘柄には、みんな思い入れがあるものです。
とはいえ、どれだけ慎重に選んだ銘柄でも、外部環境の悪化による業績悪化など、予想外の事態が起こることもあります。
投資初心者はこう考える
・いつか株価はまた上がるだろう
・今は損しているけど、せめて買った値段に戻ったら売ろう
気持ちは、すごくわかります。
しかし、銘柄に固執し続けると、大損してしまうことになりかねません。
先ほどの、東京電力の話のように自分が生きているうちに買値に戻るには、こないかもしれませんよ。
株で失敗する人の共通点
株で失敗する人たちの共通点は、株価が値下がりした状態のまま保有し続ける「塩漬け株」を持ってしまうことです。
投資歴の長い人でも、株を売るタイミングは難しいので、損失が大きくなってしまうこともあります。
株価が値下がりを続けているときこそ、勇気を出して「損切り」をするようにしましょう。
「損切り」とは
投資した株が、思い通りの展開にならないときに売却して損失を確定することです。
この損切りをきちんと実行するためには、その株を買った理由や目的を明確にすることが重要です。
業界でも圧倒的な地位を築いていたのに、時代の流れで売り上げなどが大きく下がってしまうような時には、必ず損切りをすることです。
例をあげると、カセットテープ→CD→MD→ダウンロードの流れが、わかりやすいかもしれません。
CDや、MDが主流にだった頃は、CDコンポ(CDを再生する音響機器)や、MDコンポなどがバカ売れしていました。
値段も結構高かったので、上場企業のKENWOOD(ケンウッド)などはかなり調子が良かったです。
しかし、テクノロジーの進化と共に、ダウンロードが主流になってくると、CDやMDも廃れていき、コンポの売り上げも激減しました。
そして、これが全ての理由とは言いませんが、最終的に上場廃止になりました。
現在最強の銘柄も、時代の流れには絶対に勝てません。
ずっと残り続ける企業は、本当に少ないのです。
だから、損切りは重要で、他の銘柄を探せばいいんです。
上場している株は3600銘柄以上もあるので、いい会社は、きっと見つかります。
株価が下がってきたら、早めに売る決断をすることが大事です。
3、色々な手法に手を出してはダメ!
勝ち続ける投資家は、シンプルな手法で勝ちを積み上げます。
一番ダメなパターンを話しますね。
「安定した高配当」を目的に株を買ったにもかかわらず、株価が上昇したら「成長株投資」に目的を切り替える。
というように、目的をコロコロ変えてしまうことですね。
着実に配当を積み重ねるという目的とは、ずれてしまっていますよね。
あれこれと色々な手法に手を出さずに、自分に合ったシンプルな方法を見つけるようにしましょう。
まとめ
今回は、株式投資における禁止事項を話してきました。
株を始めたばかりの人も、上級者も必ずこの3つは頭に入れておかなければいけません。
資産にあった資金管理、損切り、手法をコロコロ変えないという3つですね。
とはいえ、稼げそうな手法が見つかるまでは、ある程度最小限度の資金で研究するべきです。
自分にあった手法が見つからないと、株式投資はなかなか結果が出てきません。
これは、投資の基礎の基礎なので、しっかり頭に入れておきましょう。
株式投資は、攻めより守りが大事!