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【株式投資初心者】原価と定価の違いを知る事は、株式投資にとって超重要なことなんだよ。

セント

こんにちは、Centです。

今回は、株式投資において、原価と定価の違いを知る事は株式投資を有利に進められるよ!という話をしていこうと思います。

あなたは、「原価」と「定価」の違いは、はっきりとイメージできるでしょうか?

株式投資において、これをイメージする事はとても重要なんです。

ただ適当に、株価業績配当などの数字を見ているだけでは、株の本質がわからず、それこそ雰囲気で投資しているということになってしまいますよね。

だから今回は、個別株を買うときあなたに持って欲しいイメージを、深掘りしていきたいと。

すべての商品には原価と定価がある

そんなの当たり前だよって言われそうですが、もう一度そこをしっかり確認していきたいと思います。

イメージを持つだけで、こんなに違うんだと言うことをイメージできるようになりましょう。

それでは、例として牛丼「定価280円」の「原価」と、タバコ「定価440円」の「原価」について話していきますね。

280円の牛丼

牛丼一杯

牛肉80g=80円
玉ねぎ10~20g=5.4円
タレ30g=30円
ご飯250g=40円
・お茶
・紅ショウガ
・紙ナプキン など
諸経費=20円

一杯あたりの原価は175.4円

そこに、人件費や家賃、光熱費などのコストを加えると、牛丼一杯あたりの儲けは10円以下になります。

実質、280円の牛丼は、270円くらい価値があるってことですね!

(注)チェーンにより誤差あり

440円のタバコ

タバコ1箱

国・地方煙草税=209円
消費税=43円
(税金総額252円)

販売マージンは10%=44円

JTには144円入る。

おおよそ、製造コストや販管費など50%だとしても、原価は72円程度



原価と定価を深掘り

例で挙げたように、定価はタバコの方が高いのに、原価は牛丼の方がめちゃめちゃ高いですよね。

特に、製造大国の中国では、駐在員の日本人たちは常に生産コストのことを考えているので、よくこのような話になります。

中には、このようにある商品のほとんどの原価を言えるような、強者のじいさんもいますww

みんなは、ケチくさいとか、面倒だといいますが、そのくらい徹底している方が絶対に騙される事はないし、高値で買うこともないでしょう。

原価と定価がわからない人が陥る失敗

日本は、等価交換の国なので、定価で取引をするのが当たり前ですよね?

しかし、中国や他の東南アジアなどでは、フリーマーケットのような感じのお店がたくさんあります。

日本から出張で中国深センを訪れた友人は、定価と原価がわからず失敗した1人でした。

深センには、モノが安く売っている場所があります。

そこには、コピー商品などもたくさんあるので、目利きができないと大きな失敗をします。

彼は、Tシャツを1枚300元で10枚購入してきたんです。

1枚5000円くらいなので、5万円です。

しかし、通常のお店とは違い、卸売というのは原価に近い値段で販売されるの知らなかったみたいです。

Tシャツの原価は、数十円から数百円です。

だから、1枚のTシャツを数百円で購入できます。。。


なぜこのようなことが起こるのか?

後から彼は、騙されたとか言っていましたが、それは、原価と定価の区別がついてないのが原因です。

Tシャツの原価も、定価も知らなかったからです。

コスト(原材料費、人件費、広告費)等はかかりますが、どれだけ利益を載せるのかは、売り手が自由に決めることができるのです。

特に、海外旅行あまりしない人たちは、いいようにカモられることがとてもたくさんあります。

しかも、日本人は狙われやすいです。

相手に嫌な思いをさせたくないとか、空気を読みすぎて自分がたくさん損をしてしまうのです。

だから、多くの東南アジアでは日本人が大好きなのです。

笑顔で、お金払いも良く、物の価値を知らないからですww

株でも、原価と定価が重要

実は、株式投資においてもこの考え方はすごく重要になってきます。

あなたの持っている株の、原価と定価はいくらですか?

驚く人もいるかもしれません。

株に原価と定価ってあるの?と言う人もいるかもしれません。

そんなのわかれば、苦労しないよって怒られそうですが、確かに証券アナリストなどが必死に予想株価などを計算していますよね?

その通りで、定価は1つではありません。

株式における定価というのは、もともとの原価に、将来稼ぐであろうお金を足した金額が、目標の株価になります。

なので、未来の予想が入っているので、人によって株の値段が違うし、正解は誰にもわかりません。

株式投資において必要なこと

原価と、定価の目線から帰るときには、まずはその会社の金庫の中にあるお金を把握することが重要です。

BPS(ビーピーエス、Book-value Per Share)は、日本語では「1株当たりの純資産」や「1株当たりの株式資本」を知っておきましょう。

これを理解した後に、将来稼ぐお金を考えていくのです。

株式投資をしている人を見ていると、大体の人がこの第一段階を飛ばしてしまっています。

そして、現在の株価が上がるのか下がるのかしか目がいかない状態になってしまっているのです。

例をあげてみましょう

現在の株価が1000円の会社があるとします。

そして、1株あたりの株主資本が500円だとします。

そうすると、将来稼ぐであろうお金は、500円と見込まれているということになります。

しかし、株価が1000円から800円に下がったときに、どうしようとなるわけです。

ここで投資初心者の人は、どこまで株価が下がるかわからないから売ってしまおうとなるんですが、この原価を知っているかどうかでその後の行動が変わるんです。

原価は、500円だから今の株価は問題ないなどと考えることができるのです。

しかし、これが新興株の場合どうでしょう。。。

期待ばかりが先行してしまい、原価と定価があってない会社がたくさんあります。

そのような株が下落してしまった場合、早めに逃げたほうがよさそうです。

もともとの原価が50円しかなく、期待や人気だけで1000円まで株価が上昇している会社は、どこまで株価が下がるかわかりません。

だから、原価がわからない人は、50万円損した。。。どこまで株価が下がるか分からないから売っちゃったよ。。。

てなるわけですね。

これを繰り返していると株では、勝てるようになるのは少し難しいです。

まとめ

今回は、原価と定価の話をしてきました。

どのような、暴落が起こったとしても、原価を知っておくことで、自信を持ってその会社の株を買うことができます。

あなたは株式投資において、原価も知らずに投資をしていませんか?

全部の会社を調べるのは難しいと思うので、あなたが買いたい会社、株式を持っている会社の原価くらいはしっかり把握しておきましょう。

そして、これがイメージできるかできないかが、株式投資で成功するかどうかを大きく左右します。

ぜひ、株式投資に活かしてくださいね。