こんにちは、Centです。
今回は、日銀の良いETF買い、アメリカの量的緩和などニュースになっていますが、お金の流れを知らないと損をしてしまうことになります。
日銀のお金はどこに流れて、どのような流れを作り出しているのか?
これがわからないと、結局日銀の流れに逆らってしまっていることになります。
日銀が買うからって、日経平均の連動ETFを買ってはいませんか?
最後のパートでは、理論上『一生儲かる方法』も解説します。
今日はその辺の話を深掘りしていきたいと思います。
それでは、今日もお付き合い下さい。
【注目】日経平均とTOPIXの関係
これを読んでいる人はお気づきだろうか?
日経平均株価と、TOPIXの関係をしっかりと見ている人はどのくらいいるでしょうか?
投資初心者で、日銀がETFを買ってくれるので、日経平均株価と連動したETFを購入したりしてはいませんか?
実は、この投資行動は間違っています。
これがわからないと、損をしてしまうことになるので一緒に学んでいきましょう。
これから説明していきますね。
日銀が買っているETF
日銀は、何のETFを買っているかを、公に発表しています。
これは、どこにお金が投入されるか?ということを意味していますね。
しかし、Twitterなどを見ていると、そのお金の流れを理解していない人がかなり多いと感じています。
そこで、これを読んでくれているあなたに、一生儲かる投資手法を考えていきましょう。
日銀のETF買いはTOPIXがメイン
それでは日銀が買っているETFの割合を見ていきましょう。
これをちゃんと確認していた人はどのくらいいるでしょうか?
TOPIXへの投資の割合を考えてみると、4.2兆円に加え、1.5兆円分の約3分の1の0.5兆円、合計で4.7兆円。
日銀が投入する資金の、6兆円から見ると78.3%がTOPIXを購入していると言うことです。
だから、日経平均を見ながら日銀のETFの波に乗ろうとしても、筋違いとしか言いようがありません。
これを踏まえた上で、最近の指数の動きを確認していきましょう。
日経平均株価とTOPIXのパフォーマンス
最近の傾向を見てみると、日経平均株価が弱いのに、TOPIXが強いと言う日が、実はたくさんあるんです。
ちなみにこれを書いている日は、2020年3月19日ですが、この日の日経平均株価とTOPIXのパフォーマンスを見てみましょう。
日経平均が約1%下落に対して、TOPIXは約1%の上昇で終りました。
この日の、日銀の購入金額を見てみましょう。
ETFの購入は2004億円でした。
そしてそのほとんどは、TOPIXに流れたと言うことです。
そして、そこに投資エッジが生まれるわけですね。
投資エッジと言うのは、儲かる確率が高い取引ができる状態と言うことです。
それでは話していきましょう。
機関投資家はアービトラージで儲けている
一度、こちらの記事を読んでいただけると、ここから話す内容が十分に理解できると思います。
巨額の投資ファンドは、なるべく安全な方法で利益を得ようとしています。
そしてその方法は、私たち個人投資家にとっても有効な投資方法となってきます。
日銀がTOPIXを大きく購入していると言う事は、その波に乗らない手はありません。
しかし、購入しない日は、弱くなってしまう可能性もあるわけです。
そこで、近年のファンドの投資の流行はこれの一択です。
TOPIX買い
日経平均売り
これは、個別銘柄にも言えることです。
トピックスでは時価総額が大きい会社が恩恵を受けやすいので、東京証券取引所の時価総額ランキングが、そのまま恩恵を受ける順位と言うことになります。
そして、日銀が買い続ける限りこの手法は、理論上一生儲かると言うことになります。
ただ、アービトラージは安全な投資ゆえに、利益が少ないことが難点です。
なぜなら、指数は同じような動きをするのが基本的で、日銀が購入する分、TOPIXが有利に働くと言うことになります。
だから、投資パフォーマンスは個別銘柄に負けることもあるかもしれません。
まとめ
今回は、日銀のETF買い入れと、日経平均、TOPIXの関係を見てきました。
『日銀が買い入れをするからといって、日経平均と連動しているETFを買っているようじゃ、全くお話にならない』と言うことです。
買うなら、TOPIXのETF(または時価総額が大きい銘柄)売るなら、日経平均のETF(または寄与度の大きい銘柄)と言うことになります。
日銀がETFの購入を続ける限り、ヘッジファンド等の機関投資家たちは、この手法を続けるので、しばらくはこれで食べていけます。
最後になりますが、TOPIXの時価総額ランキングと、日経平均の寄与度のランキングのリンクを貼っておきます。
ある銘柄を買ったら、ある銘柄を売ることを徹底的に続けてください。
あくまでも個人的な意見なので、参考にするかしないかはあなた次第です。
それでは、また!