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【中国経済】コロナウィルスの脅威は終わったのか?世界ロックダウンで混乱の中の中国を考える。

こんにちは、Centです。

今回は、感染者数がほとんど増えなくなった中国ですが、本当に経済は回復してきてるのか?について考えてみたいと思います。

中国から発表されている、景気指数などの数字も見ていこうと思います。

いやぁ、急に感染者数が増えなくなった中国に対して、世界からは「中国の感染者数はデタラメだ」なんて結構言われてますよねw

隠蔽癖のある(と言われている)中国ですから、可能性はありますが中国の新聞等では検査をする人数を極力減らしたという報道がされています。

結論から言うと、世界に比べて感染者数が極端に少ない日本と同じ方法をとったということになりますね。

コロナかどうか検査しなければ、感染者数の数字が上がらない。

これは、デタラメなのか?あなたの判断にお任せしますw

そして、中国の今の現状もお伝えしていこうと思います。

それでは、今日もお付き合い下さいね。

GDP成長見通しの下方修正ラッシュ

3月最初の指標となった製造業の公的PMI(購買担当者景気指数)は、過去最低となった2月の35.7から52.0へ数字の上では大きく回復をしました。

しかし、これはあくまで前月の急速な悪化を受けた反動出会って(PMIは前月比の景況感を示す指標)、中国経済の先行きに対しては引き続き慎重見通しの金融アナリストたちが多いです。

中国国内の生産活動は9割以上復帰していてほぼ以前の状態に戻ったと報道がされています。

実際には、中国で働く駐在員の人たちからの情報でも、在宅ワークが以前よりも多いものの、仕事自体は動き始めているということです。

しかし、パンデミックの中心地が欧米に移り、外需の低迷が深刻化してきているので、経済活動の正常化までにはかなり長期するでしょう。

中国以外の国でパニックになっていると、もちろんたくさんのものを生産して海外に売っている工場のような中国ですから、海外が落ち着かない限りは中国にとっても大きな痛手になることは間違いないでしょう。

エコノミストたちのGDPの成長見通しを見てみると、海外のパニック状態を見て、2020年度は2%、さらには1%台と予想するエコノミストも多く出てきています。

GDPの成長率が中国の誇りであり、どんな手を使ってでも6%以上を維持したい中国ですから、今後政府が発表する予定のGDP目標がどのくらいの水準になるか?注目しておく必要があります。

・あまりに高い目標を出してしまうと、中国政府が今まで隠蔽してきたことを肯定してしまうことにもなるので、高い数字は出せませんw

・低すぎる数字を出してしまった場合、中国の金融マーケットにとってはネガティブニュースと捉えられる可能性も高くなってしまいます。

世界中で経済活動分断、商談できず、輸出入の影響が深刻

世界中でロックダウンが起き、町が閉鎖され移動も制限されて、世界中で経済活動がストップしています。

中国国内でも、日本を始め海外にものを売れなくなってしまっているので、材料や設備投資はキャンセルされて、工場もストップしなければいけませんでした。

飲食店では客足も遠のき、食材の調達もキャンセルされ、日本食レストランに日本の食材を卸していた友人などには、とても大きな痛手になっています。

本当に現地の、ビジネスや企業の状態は、最悪の状態です。

日経新聞の独自調査、中国GDP予想

中国の20年の実質GDP成長率については、日経新聞が自社の最新調査で「前年比3.3%」(1-3月は前年同期比マイナス3.7%)とのコンセンサス予想

日経新聞以外にも、いくつかの機関からGDP予想が発表されているのでまとめて書いていきたいと思います。

  • 中国銀行研究院 2.5%
  • 中国国際金融 2.6%
  • 野村 4.8%から1.3%に下方修正
    (1-3月予想はマイナス9%)
  • BOAメリルリンチ 1.5%に引き下げ
    (1-3月はマイナス6%)

驚くのは、中国政府の目があるにもかかわらず、中国銀行研究院と、中国国際金融は、日経新聞よりも低い数字である2.5%前後で予想している点です。

今現在の感覚では、中国市場を見てみると2.5%くらいが妥当かなと、思いますが、コロナウィルスが思った以上に長引けば、野村やメリルリンチのように、1%台になってしまう可能性が高くなりますね。

実際に、世界各国が国境封鎖、都市ロックダウン、外出禁止に踏み切る中で、サプライチェーンや経済活動が機能不全に陥っているのは確かで、雇用悪化を受けた世界的な需要減への懸念もあります。

中国工業情報化部 辛国斌副部長

世界的な新型コロナの爆発的な拡大を受け、中国の輸出環境が厳しさを増している

この発言の根拠として、欧米からの受注キャンセルが続いていることと本来なら3-4月がピークとなる商談会の開催も不可能となっていることを理由としてあげている。

オンライン商談会を開催するなど代替手段を実行や、検討中の企業も出てきてはいるものの、世界全体の景気が落ち込めば、中国の輸出セクターに大きな打撃が及ぶことになるのは間違いない。

1-3月期のGDP予測

今話してきた事は、2020年を通してのGDPの話でしたが、1月から3月の実質的なGDPの話もしておかなければいけません。

中国銀行研究院は、1-3月の実質GDP成長率について、前年同期比マイナス9.6%との予測を発表しました。

これは、他のどの予測のよりも最も悲観的な数字でした。

4-6月には3%のプラスに転じるとしながらも、通年で前年比2.5%前後にとどまる見通しを示している。

中国経済は1978年の改革開放以来の、最大の危機に直面していると言っても過言ではないでしょう。

GDPのマイナス成長は異例であり、1945年の「中華人民共和国」建国以来最低となる可能性も高くなってきた。

中国の対処法とは?

中国銀行では、このような事態に対処するためには、財政赤字率を4%まで引き上げ地方政府の特別債発行枠を4兆元前後に拡大する必要があるとの考えを示している。

一方で、中国国際金融はもともと、20年のGDP成長見通しを6.1%に設定するなど、楽観派でした

しかし、「新型コロナの影響は当初予想より広範かつ大きく、長期化する」として、2.6%への大幅な下方修正に動いた。

1-3月期に関する予測は、前年同期比マイナス9.3%。4-6月にはプラス4.3%に回復するとしながらも、外需の不振が年内、経済成長の重荷になると指摘している。

ただ、翌21年に関しては、前年実績の低さから、GDP成長率が前年比9%まで持ち直すと予測している。

注目:20年の政府目標引き下げ検討中

中国の経済成長率に関しては、「20年の政府目標」に対する注目度も高い。

3月前半に開かれるはずだった中国の国会、全国人民代表大会(全人代)が延期されたため、政府指導部はまだ、20年のGDP目標を公表していません。

昨年12月に決めた通りの数字を今後発表するのか、それとも下方修正した数字を示すのかが焦点になってきます。

ロイター社はこの件について、政府が「5%前後」あるいは「5-5.5%」への下方修正を検討していると報道をしている。

本来の目標値は「6%前後」だったとの見方が圧倒的に強く、実質1%近い下方修正を意味するわけです。

また、「20年のGDP総額を10年比で倍増させる」という長期目標を達成するために必要とされる20年の成長率は5.5-5.6%で、下方修正後の数字では、達成が厳しくなってしまうでしょう。

中国人民銀行

例え4-5%に下方修正しても無理がある

20年の目標設定を例外的に見送るよう、政府に提言している。

また、中国銀行研究院も長期目標を達成するために、無理な目標を設定することには否定的な見解を示しています。

新型コロナの逆輸入リスクがくすぶる現状に触れていて、長期目標の達成を「適切な時期」に変更するよう提案しています。

それより今は、雇用の安定、中小企業支援、民生保障といった目前の課題に取り組む必要があると指摘しています。

中国は安全なのか?

危険か?安全か?というのは100%ということはないのですが、私の考えを書いていきます。

全ては、全人代の開催期限延長に全てが集約されていますよね。

まだ開催できないということは、まだコロナの脅威が残っているということですよね。

ちなみに、中国の大企業の社長なども参加してくるので、3000人くらいで会議するんですよw

別名「超富豪クラブ」だから、間違いがあってはいけないんですね。。。

そして、ここに来て、ほぼ9割型通常の業務に戻ってきているので、またコロナが広がってしまう可能性すらありますね。

最近の報道では、無症状のコロナ感染も目立ってきていて、中国国内でも自分がコロナだと知らない人もたくさんいるでしょう。

第二波が来たときには、世界的に壊滅的な被害が出るので、株式投資からは一旦離れるべきでしょう。。

結論は、中国はまだまだ危ないです。

まとめ

今の世界中の報道と言うのは、リアルタイムで報道されることが多いので、報道のスピードが早ければ早いほど、間違った情報が世に出回る可能性が高くなります。

このことを、ノイズと言いますね。

間違った情報が出回ることで、みんながパニックになって、またノイズが入るって感じですね。

人生の今の時期だけ、

外で遊んだり、出かけたりすることを我慢してください。

一生に一度の恐ろしいことが今、起こっているんです!

ストレスが溜まるとかいう人がいますけど、

あなただけじゃありません。

世界のみんなが、協力して乗り越えていきましょう。

Cent