こんにちは、Centです。
今回は、金利とは何か?というとてもシンプルな話をしていきたいと思います。
日本では銀行にお金を預けていても、雀の涙ほどの利子がつくのに対して、夜中や日曜日などにATMでお金を引き出そうとすると手数料はしっかり取られますよね?
これって実は、海外では絶対に考えられないことなんですよね。
だから日本は、みんなが損をするシステムがそこら中にありますw
そして今回フォーカスを当てるのは、金利です。
それでは今日もお付き合い下さい。
金利とは?
「金利」は、お金を預けたときには利子としてもらえるし、お金を借りたときには利子を払わなければいけません。
この利子を「元の現金と比べてどのくらいの割合なのか?」というのを示したのが金利です。
通常だと年利「何%」と表現します。
年率というのは、「1年間で何%」の金利がつくのかということです。
金利の考え方
金融系の本を読んでいると金利について説明するときに、本当にいろいろな説明の仕方をしています。
金利とは、お金を借りたときのお礼に払うお金と説明している人もいれば、経済学的にはお金の使用料と説明する人もいます。
お金も商品の1つなんです。
一定期間、お金を借りて使う以上は、その使用料を払わなければいけませんよね?
これがお金の使用料という考え方です。
レンタルDVDなどを借りるときには、レンタル料を払いますよね。
お金を商品の1つですから、レンタルDVDと同じようにレンタル料を払っていると考えても良いでしょう。
レンタル料が安ければ、目当ての商品以外にも、まとめて借りたりしてしまいます。
これと同じように、金利が低くなると、お金が借りやすくなるのです。
利子についての考え方
利子の考え方については、金融の本ではよく「消費の我慢量」という考え方で説明されています。
あなたが今、まとまったお金を持っているとしましょう。
欲しいものがあって、今買うか、来年まで待つか迷っています。
今買うのをやめて、銀行に預けて来年買ったとしたら、その分の期間銀行に預けていたお金には、利子がつきます。
これがあなたの「消費の我慢量」ということです。
金利が高くなればなるほど、みんな我慢をして貯金をするようになります。
例えば、銀行に預けておけば、1年間で10%もつくようなことになれば、みんなはお金をなるべく使わないように(我慢)して、少しでも多く貯金しようとしますよね。
反対に、金利が低くなれば低くなるほど、つまり金利が低いと来年まで待っても旨みがないわけです。
そうなると、貯金をしても全く意味がないので欲しいものは今のうちに買っていこう、どこどこに旅行に行こうとなって消費が伸びる可能性があります。
現状の日本
金利が高いと、みんなお金を節約してものが売れなくなってどんどん経済が回らなくなります。
そして金利が低くなると、銀行に預けていても全く意味がなくなってくるので、一般的には消費が伸びると言われています。
このように金利などを調整して、景気を良くしたり、加熱しすぎた景気を少し冷やしたりしているのは、日銀の仕事です。
金融機関によってなぜ金利が違うの?
いろいろな銀行の金利を見てみると、微妙に金利の数字が違うのを知っていますか?
金融機関は法律の範囲内で、金利を自由に決めて良いと決まっているからです。
しかし、お金を預ける場合には、そんな極端な差はありません。
しかし、金融機関からお金を借りる場合は、借りる人の経営状態や、キャッシュ事情などによって、金融機関が金利に差をつけます。
信用が高くなれば高くなるほど、金利が低くなります。
貸しても安全だからですね。
そして、お金を貸したのに不良債権などでお金が返ってこないリスクの大小によって、金利を上下させます。
経営状態があまり良くないと、金利は高くなってしまいます。
経営状態が悪ければ悪いほど、なるべく低い金利でお金を借りたいと考えるはずですから、企業にとっては少し辛いものがありますね。
しかし、お金を貸し出す金融機関にしてみれば当然リスクが少なく安定した企業にお金を貸したいというわけですね。
まとめ
今回は、金利について話をしていきました。
お金を借りるのに必要になる金利は「レンタル料」と考えれば納得できますよね。
そして、返してもらえないかもしれないというリスクが高くなれば高くなるほどレンタルする料金は高くなっていきます。
DVDレンタルでも、返却遅延などがあると料金がとても高くなりますよね。
ちなみに、100円セールなどでDVDの貸し出しをする店が多いのは、延滞料金が主な収入源になっているからです。
またリスクが高い国、銀行の利息は高くなっています。
貸す方も、借りる方もリスクの代償によって金利が変わってくるんですね。
おいしい儲け話には、十分気をつけましょうね。
また、お会いしましょう。