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【日本政治の知識】国会議員は逮捕されないってホントなの?

こんにちは、Centです。

今回は、国会議員は逮捕されないの?という素朴な疑問に答えていこうと思います。

新幹線のグリーン車のチケットが無料で配布されたり、飛行機は月に4回乗り放題など、国会議員にはいくつも特権が用意されています。

その中でも異色な特権の中に、「国会議員は逮捕されない!」というものがあるのは事実なんでしょうか?

そこまで国会議員は優遇されているのでしょうか?

そんな話聞いたことがないよ!という人もいるかもしれませんが、今日は国会議員の特権についてさらに深掘りしていきましょう。



国会議員は逮捕されない?

国会議員は逮捕されないと聞いたことがある人もいると思いますが、果たしてそれは本当なのでしょうか?

結論から言うと、本当です。

しかし、何をしても良いか?というわけではなく条件があります。

国会議員は国会会期中は逮捕されないと決まっています。

警察や検察長が事件の容疑者として逮捕しようとしても、できないんですね。

これは、憲法第50条で規定されていて「不逮捕特権」と言われています。

さらに、国会会期よりも前に逮捕されている議員に関しては、国会からの要求があれば会期中は釈放しなければならないと決まっています。

これだけ聞いたら「国会議員ばっかりずるい」と考えてしまいそうですが、それにはちゃんとした理由があるんです。

いったい、なぜなのでしょうか?



政府の横暴を防ぐため

例を挙げて説明していきましょう。

政府がどうしても成立したい法案があったとします

しかし、野党が反対していて僅差の時に(ここでは1票差としましょう)反対派の人間を数人逮捕させて国会に出席できないようにしたとすれば、法案は成立することになります。

普通に考えてありえないような事態ですが、警察とか検察に命じて何か逮捕できる理由を探させようなんてことにならないようにしています。

警察も検察もそんな要求には応じないでしょうが、政府の中の権力者がこのような危険な行動に出ないように、この法律が定められています。



逮捕されることもある

もちろん、今の話を聞いても国会議員だからって逮捕されないというのは不公平だという話になってきますよね。

例えば、その理由が汚職事件などだった場合には、国民は絶対に納得しません。

そこで国会会期中でも国会が許可すれば逮捕することもできる仕組みもあります。

逮捕状は裁判所が発行するので、警察か検察が裁判所に逮捕状請求すると、裁判所は内閣経由で国会に「逮捕許諾請求」を出します。

簡単に言うと、逮捕することを認めてくださいという請求です。

容疑者が衆議院議員だったら衆議院が許可するし、参議院議員だったら参議院が逮捕を許可すれば逮捕できるようになります。

しかし、これは逮捕状が必要な場合です。

もちろん、逮捕状の必要がない現行犯でも逮捕されます。

以前には、国会議員が東京の六本木の路上で、女性に淫らなことをした議員が現行犯逮捕されたという事件も起こっています。

他にも、国会の中で人を殴ったりした場合等の現行犯は、まず衛視(衛視)と呼ばれる警備員が取り押さえて、その後警察に引き渡すことになっています。



国会での発言は罪に問われない

国会議員の特権は他にもあります。

国会の中での演説や審議の過程で発言した内容に関しては、名誉棄損等の罪に問われる事はありません。

これを「免責特権」といいます。

国会議員には自由な議論をしてもらえるように、このような特権を保障しているわけですね。

しかし、国会の外ではそうはいきません。

あくまで国会の中に限った特権です。



まとめ

今回は、国会議員は逮捕されない?という事について話をしてきました。

悪いことをしていれば、結局最後には逮捕されることになるんですが、国会で重要な議論がされている時などは、逮捕が見送られることもしばしばあります。

今話してきたように、一般の人とは逮捕されるタイミングがずれることがあるんですね。

これによって、国会議員が得をすることはありませんが、日本の国会議員の優遇について知識を増やしておいてほしいと思ったので解説しました。

テレビなどを見ていても、「あの人は悪いことをしているのになんで逮捕されないの?」と考えることもある人もいると思います。

それは、法律で決まっていたからなんですね。

次回は、政治資金パーティーなどについて話していこうと思います。

それでは、またお会いしましょう。

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