こんにちは、Centです。
今回は、アメリカの景気が世界にどのくらい影響与えるか?について話をしていこうと思います。
私が住んでいる香港市場でも、中国の影響を受けるとは言っても、アメリカの経済の影響かなり受けて相場が変動します。
もちろん、日本経済にも大きな影響与えるわけですから、アメリカの経済の影響力について知識を増やしておかなければいけません。
そこで今回は、アメリカ経済の影響力にスポットを当てて話をしていこうと思います。
それでは今日もお付き合い下さい。
アメリカ
アメリカは世界で1番の経済規模を誇る国です。
そして、「アメリカがくしゃみをすると日本は風邪をひく」なんて言葉があるくらい日本経済もかなり影響を受けます。
もっと言えば、日本だけでなく世界中の国々がアメリカ経済の先行きによって影響を受けています。
GDPの規模はずっと世界で1番だし、一人当たりのGDPもトップクラスです。
さらには、先進国で唯一人口が増加している国で、労働力の確保も、経済の伸びでも先行きに問題が少ない国です。
世界各国と貿易も盛んに行われていて、世界中の国々で「アメリカとの貿易」が重要視されています。
- 名目GDP:20兆5803億USドル(2018年)
- 実質GDP成長率:2.9%(2018年)
- 総人口:3億2710万人(2018年)
- 労働力人口(16歳以上)
1億6207万5千人(2018年)
1億6353万9千人(2019年)
アメリカの問題
貿易赤字
細かく分ければ、その国の問題というのはいくらでも出てきそうですが、アメリカの経済で大きな問題と言えば貿易の問題です。
近年では、輸入の額が輸出の額を大きく上回っていて、貿易が大赤字となっていることです。
このように年々貿易赤字が増加していたので、トランプ大統領は貿易赤字が特に多かった中国に対して改善をしようと、米中貿易戦争に発展していきました。
実際に、日本もアメリカに対して貿易赤字が多い国なので、過去にもアメリカが日本円に対して、為替のレートを変動させたり、中国への制裁で日本へのプレッシャーをかけたりもしています。
今後この問題が改善されていけば、アメリカのさらなる発展が期待できます。
財政赤字
そしてもう一つの問題を抱えています。
それは、巨額の国債発行による財政赤字です。
財政赤字や、GDP比などの国債発行額(国の借金)等の話になると、日本がクローズアップされやすいですが、近年の国債発行額はアメリカがとても多くなっています。
アメリカは年間の債券発行額では、ずば抜けて多い金額になっています。
そして、図のように財政赤字は他の国に比べてパーセンテージが高くなっています。
今例に出した、貿易赤字と、財政赤字はアメリカの双子の赤字と呼ばれていて、世界経済の中でも問題視されている部分です。
リーマンショックで世界にどのくらいの影響与えたか?
現在の世界経済は、世界中の国々が経済的に密接に関連していて、ある国に経済的問題が起こると、世界中の国に何らかの影響を及ぼすことになります。
そして、アメリカの経済事情は、世界の経済に与える影響もとても大きなものとなります。
例えば、アメリカは世界最大の輸入国です。
それだけ世界中の国がアメリカに商品を輸出していることになるので、アメリカがものを買わなくなれば世界的に不況になってしまうということです。
2008年9月に起こったアメリカの大手投資銀行リーマン・ブラザーズの倒産の影響は、世界中に飛び火して、世界同時不況を招きました。
いわゆるリーマンショックです。
リーマン・ブラザーズの発行していた大量の債券は、倒産したことによって紙屑になってしまいました。
負債総額は64兆円、踏み倒した金額は16兆円にもなりました。
これだけの金額が、世界中の会社などに支払われないで踏み倒されたとなると、世界中の銀行だけでなく、貿易会社、製造業、不動産などあらゆる業種で資金が枯渇して倒産が相次ぎました。
また、2011年8月にはアメリカの国債の格付けが初めてランクダウンしたことにより、世界の株式市場や債券市場などにとても大きな影響を出したこともありました。
まとめ
今回は、アメリカ経済がどのくらい世界中の経済に影響与えるか?について話をしてきました。
簡単にいうと、世界中の国がアメリカに依存している部分があるので、アメリカ経済は世界中の国に最高レベルに影響しています。
日本でもわかるように、日本のニュースと同じくらいアメリカの経済ニュースがピックアップされることが多いですよね?
これは、日本がアメリカと仲が良いということではなくて、私が住んでいる香港でも、またはヨーロッパでも同じように、世界中の投資家たちがアメリカの動向に注目しているからです。
これから、投資の勉強を始めようと言う人も、アメリカで今何が起こっていて、何が問題視されているのかについて充分理解するようにしましょう。
あなたの投資生活に少しでもプラスになりますように。
今日も、読んでいただきありがとうございました。