投資に必要な知識

【投資に危険な投資心理】これがわからないと大損する。失敗から教えるバイアス(偏り)の落とし穴【4選】

こんにちは、Centです。

今回は、投資の経験から語る「バイアス」について解説をしていこうと思います。

バイアスというのは、偏りと言う意味です。

投資の世界で言うならば、考え方が偏ってしまうということです。

投資を経験した人なら、この記事を読めば「わかるわぁ」と納得する人も多いと思います。

ここが、投資を始めたばかりの人や、なかなか投資の成績が良くならない人は、今回解説することを振り返ってみましょう。

それでは今日もお付き合い下さい。



バイアス

バイアスの種類には、大きく分けて4種類あると考えています。

そして、これを理解して注意して投資をしていかないと自分の投資判断にブレが出てきてしまいます。

私は、投資経験を積んだ今でも判断はいつでも変えられるように気をつけています。

なぜならば、相場は1つの出来事、1つの要人発言などで180度流れが変わってしまうことがあるからです。

投資だけではなくて、普段の生活でもこのようなバイアスがかかってしまうことに気をつけながら読んでいただけると幸いです。

それでは1つずつ解説していきます。



内集団(ないしゅうだん)バイアス

内集団バイアスとは、簡単に説明すると自分が所属している集団には好意的な態度をとって、その他の集団には反対の態度をとってしまう心理現象です。

これを心理学的には内集団バイアスと呼んでいます。

Twitterなどで、よく見ますが「この銘柄を買い」などの投稿で、自分にもともとその気がなかったのに売買をしてしまったりしていませんか?

思い当たる人もいるでしょう。

自分自身でまともに銘柄の吟味もせずに、聞いた話だけで売買をするようなことになるので、もし損切りになったとしても、「何が悪かったか?」すら解りません。

損をしても何も得られず、根拠もわからない状態でただ資金を失うだけになってしまいます。

どんな時も、自分自身でしっかりと銘柄を吟味して、売買する理由を考えてからトレードするようにしましょう。

心理学的にこれに陥りやすい人の特徴は、はっきりしています。

自己評価が低い人、差別的な発言が多い人、自分で考える習慣がない人。

このような性格の人は、他人の意見で投資をしてしまう可能性が高くなってしまうので、十分に注意をする必要があります。



確証バイアス

確証バイアスとは、自分にとって都合の良い情報ばかりが見えてしまう状態のことをいいます。

確証バイアスは、心理学で使われる用語の1つで、プラスの要素ばかりが無意識のうちに集められてしまって、マイナスの要素を集めないようにしてしまったり、無視してしまう人間の心理行動です。

確証バイアスは投資において、とても危険なものです。

自分が一度「良い」と思ってしまった銘柄に、惚れ込んでしまって反対の情報には目がいかなくなる状態になってしまいます。

そうすると何が起こるかというと、株価が思っていた方向と反対に大きく動いてしまっても、損切りができなかったり、対応が遅れてしまうなどの可能性が出てきてしまうんですね。

株価が上がるか下がるかなんて、誰にもわかりません。

そして、確証バイアスは人間であれば誰でも持っているので、完璧に対策する事はできません。

ポイントとしては、株や為替を売買するときにはプラスの要素だけでなく、マイナスになることも意識的に考える習慣が必要になります。

私もいつも、マイナス面を多く考えるようにしています。

それでも、プラスになると判断できる時だけ売買するようにしています。



保有効果

これも、よくあるんですよね。

保有効果というのは、自分が所有したいと思うものに高い価値を感じて、手放したくないと思う心理効果のことです。

投資では、銘柄を厳選して保有するまではかなり慎重だったのに、保有した途端にその銘柄がとてもよく見えてしまう事がよくあります。

投資とは関係ないですが、マーケティング戦略でもよく使われている手法です。

返金保証や、返品OKの商品を見たことがあると思います。

これは、安心させて購入率が上がりますが、一度購入して自分のものになった商品を手放したくないという心理が働いてしまうので、返品する人は少ないと言われています。

保有バイアスの危険を避けるためには、株を売買する前に利益確定のポイントと、損切りをするポイントをしっかりと決めて、先に注文を入れておくことがオススメです。



サンクコスト(埋没費用)

簡単にイメージできる言葉で言い換えると、もったいないと思ってしまう心理です。

サンクコスト(埋没費用)とは、損切りなどによって、それまで投資をした資金や労力が取り戻すことができなくなった状態を意味します。

本来であれば、すぐにでも撤退したほうがいいと頭でわかっていても、ズルズルとそのまま継続してしまい、頭の考えと行動が一致しない状態になってしまいます。

投資の世界だけではなく、普段の生活や、ビジネスの世界でもよくあることです。

お店を出したけれども、毎月赤字になってしまって、早めに店を閉めたほうがいいとわかっていても、なかなか店をたたむことができない心理です。

特に、日本人は我慢強い民族だと言われています。

我慢をして良い方向に転ぶことも確かにありますが、ほとんどは取り返しのつかない大きなマイナスにつながってしまうことが多いです。

保有効果でもいいましたが、解決策としては株式売買のルールを必ず守ることが必要になります。

ルールができていない人は、「5%下がったところで損切りをする」など損切りルールだけでも確立して、株の売買をするようにしましょう。



まとめ

今回は、【投資に危険な投資心理】これがわからないと大損する。失敗から教えるバイアス(偏り)の落とし穴【4選】というテーマで話をしてきました。

投資をしていれば、ほとんどの人がこれで失敗していると言っても過言ではありません。

特に、投資経験が浅い人であればあるほど、この失敗をします。

Twitterなどで話題になっている銘柄を参考にする時には、特に注意してしっかりとその銘柄について学び、自分の売買ルールに従って投資をするようにしましょう。

いくら信用している人や、尊敬する人であっても、銘柄を鵜呑みにして理由もなしに株の取引をするのはやめましょう。

私の失敗談から学んだことです。

あなたの投資生活に少しでもプラスになりますように。

勉強して、みんなで稼ぎましょう。

今日も、読んでいただきありがとうございました。