せんとの株Q

株入門①

問題が難しく感じたり、逆に簡単に感じることもあるでしょう。

知識は、わからないことを理解する作業なので、あまり気にせずどんどん進んでみてくださいね。

売買が極めて少ない銘柄を取引するときに、取引がなかなか成立しない状態をなんという?

  1. 塩漬け
  2. 流動性リスク
  3. 倒産リスク
  4. 値下がりリスク

これは、「流動性リスク」ですね。

ほとんど売買がされていない銘柄は、「買いたい時に買えない、売りたい時に売れない」ということが起きやすいんですね。

なぜなら買いたい人がいても、その値段で売りたい人がいないと株式売買は成立しないからなんですね。

株式分割の内容として当てはまるものは?

  1. 流動性が高まる
  2. 1株の価値が高まる
  3. 必ず増配になる
  4. 株価が上がる

株式分割されると、株価が上がりやすいということも実際にはありますが、株価が上がるか下がるかは、誰にもわかりません。

しかし、株価が高すぎて手が出なかった人も「株式分割」によって売買しやすくなるので、流動性は高まります

例えば10000円の株を買うにしても、日本株なら100株が1単元になるので、100万円必要なわけです。

しかし、1株を10株に分割した場合、株価は1000円になり、100株で10万円で売買できるようになるのです。

もしも、1万円で100株すでに保有していた場合は、証券口座の中で自動的に、1000円で1000株に変更されます。

実質、株式分割によって損はありません。

相場に勢いがなく株価がズルズル下がっていってしまうような状態をなんという?

  1. 暗調
  2. 堅調
  3. 陰調
  4. 軟調

これは「軟調(なんちょう)」と言います。

キャピタルゲインとはなんでしょう?当てはまるものを選んでください。

  1. 株主優待のこと
  2. 配当金のこと
  3. 保有資産の売却で得られる収益
  4. 株式保有中に得られる収益

株式投資の場合、株主が企業から受け取る配当金がインカムゲインとなります。

これに対してキャピタルゲインcapital gain)は、保有していた資産を売却することによって得られる収益のことを指します。

東証を介さずに直接当事者同士で売買取引をする取引をなんという?

  1. 現物取引
  2. 相対取引
  3. 信用取引
  4. 時間外取引

こんな取引方法があるの?という人もいるかもしれませんが、あるんですね。

相対取引 (あいたいとりひき) と読みます。

大口の株式取引などで利用されていて、投資家からの注文に対して、証券会社が自ら相手方になる場合もこの方式となります。

公募増資や新規公開株などで、一定価格間の入札によって売り出し価格を決定する方法をなんという?

  1. ブックビルディング
  2. 時間外取引
  3. ヘラタイム
  4. ホワイトナイト

これは、「ブックビルディング」と言います。

上場企業が新株を発行して公募増資を行う時に、1株あたりの新株発行価格を決める方法のひとつです。

かなり難しい言葉なので、なんとなくこんなものがあるんだなと覚えておけばいいと思います。

内容は、下に書いておきますね。

  1. 株価算定能力が高いと思われる機関投資家等の意見をもとに仮条件を決定する。
  2. その仮条件を投資家に提示し、投資家の需要状況を把握することによって、マーケット動向に即した公開価格を決定する。



企業の経営状態を良く見せるために利益を実際よりも多く見せることをなんというでしょう?

  1. 決算短信
  2. やらせ決算
  3. 闇決算
  4. 粉飾決算

粉飾決済(ふんしょく)決済

よくニュースなどで聞いたことがあるんじゃないでしょうか?

特に日本の大企業であってもメンツのためか、長年の誤魔化しが隠しきれなくなったりして株価が急落することもありますね。

確かに、売り上げが悪くなると、銀行からお金が借りれなくなったり、悪循環になってしまいます。

会社によっては、それを監視するはずの会計などもグルになって粉飾をしていたなんて例もありました。

株主にとっては悲劇でしかありませんね。

このような不測の事態も起きるので、大企業だからといって資産を1つの会社に集中して投資する事はとても危険です。

企業を徹底的に分析して、利益や負債、業務内容などを分析することをなんという?

  1. テクニカル分析
  2. 四季報分析
  3. ファンダメンタル分析
  4. モメンタム

ファンダメンタル分析ですね。

充分注意しなければいけないのは、爆発的に売り上げが伸びているような企業であっても、株価はずっと上り調子と言うわけにはいきません。

コロナショックのように、どんなに売り上げが良い会社であっても株式市場全体が暴落するときには一緒に下落してしまうこともあります。

「上場廃止」が決定された銘柄が割り当てられる場所はをなんというでしょう?

  1. 危険ポスト
  2. 廃止ポスト
  3. 整理ポスト
  4. 監理ポスト

株式市場では普段あまり聞かない言葉かもしれません。

しかし確実に、これは起こります。

上場廃止には2段階のステップがあります。

上場廃止になりそうな危険な状態の銘柄は、一旦「監理ポスト」に割り当てられます。

そして上場廃止が正式に決まったら、「整理ポスト」に割り当てられます。

だからここでの答えは「整理ポスト」と言うことになります。

急に、明日から上場廃止ですよと言われても企業も困るし、その企業に投資をしている投資家はもっと困ります。

そのため、2段階のステップをとって「そろそろ危ないかもしれませんよ」と言う期間を設けているんですね。

自社株を一定の価格で購入することができる権利をなんという?

  1. 制度信用取引
  2. シーズンストック
  3. IPO
  4. ストックオプション

株式会社の従業員や取締役が、自社株をあらかじめ定められた価格で取得できる権利を「ストックオプション」といいます。

わかりにくいかもしれないので少し説明を入れますね。

例えば現在あなたが働いている会社の株が500円であるとします。

ストックオプションによって、「今後4年間は500円で最高1000株まで会社の株を買える権利」を付与されたとします。

もしも4年後に株価が1000円まで上がっていたとしたら、あなたは会社の株を500円で1000株買い、株式市場で1000円で1000株売れば50万円の利益が生まれると言う事ですね。

もちろん、売らずにそのまま保有し続けてもOKです。

反対に業績が悪くなって、200円まで下がってしまっていたら、この権利を使う必要がない(権利を破棄する)ので、損が出る事はありません。

遊んでくれてありがとう!

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