世界経済の知識

【投資初心者】EUの経済への影響を知れば、投資を有利に進められるのか?

こんにちは、セントです。

今回は、EUのお話です。

EUが経済に与える影響などの解説をしている人が少なく、あまり重要視されていないので、今回はヨーロッパについて話していこうと思います。

私たちの日本では、アメリカの影響が大きいのでアメリカからの情報がメインでヨーロッパの情報はなかなか入ってきません。

しかし、世界のお金の流通量はアメリカドル(44%)、ユーロ(16%)、日本円(8%)、イギリスポンド(6%)の順です。

アメリカの次に影響力があるEUのユーロですから、知っておかなければならないですよね。

今回は、EUの誕生から市場はどう変わったか?について解説していきたいと思います。

それでは、行ってみましょう。



なんでみんなEUに加盟するの?

歴史上、お隣の国とはあまり仲が良くないことが多いんですよね。

日本で言えば、中国や韓国、北朝鮮と共通の通貨を発行して国同士の行き来や貿易、労働までも自由にしていきましょうってことになるんですよね。

国問題もありますが、ちょっと考えにくいものですよね。

なぜ?ヨーロッパの国々はEUに加盟するのでしょうか?

日本の投資家にとっては、日本よりも影響力のあるヨーロッパの市場を見逃していては、なかなか投資が難しくなってしまうんですね。

逆を言えば、ヨーロッパの流れがわかれば、投資が有利になっていくでしょう。


EUの歴史

2002年にEUの通貨はユーロで統一されました。

それによってユーロ圏の経済の大きさは、アメリカとほぼ同じ規模にまで拡大し、世界経済にとって大きな意味を持つようになりました。

ユーロ圏の量的緩和や、EU各国の債務危機問題など、ヨーロッパの動きがどのように世界経済に関わってくるか?を話していきましょう。


欧州経済=EUなのか?

まずは、EUの仕組みをわからない人もいるので、その辺も深掘りしていきましょう。

経済的な目線でEUを見たときに、最も大きい特徴の1つがEU圏共通の通貨である、ユーロを使っている点です。

EU加盟国が、ユーロを使うメリットというのが、ヨーロッパ経済にとって最も重要なことの1つです。

そして、ユーロの適切な管理をしているのがECBです。

ECBとは?

EU全体のユーロに対して、金融政策などをする機関です。

日本で言えば、日銀と同じような働きをしています。

ユーロの世界経済との通貨の流通量や、金利の調整などを行い、通貨の価値を適切に保つ役割をしています。




影響力のあるECB総裁

ロイターから引用

ECBの欧州中央銀行総裁クリスティーヌ・ラガルド総裁は、ニュースや発言で相場に影響を与える重要な人物なので、押さえておきたい人物です。

2019年7月、欧州中央銀行次期総裁に就任が決定し、同年11月1日に就任。

女性初の総裁となりました。

日本ではなかなか報道されませんが、1つの発言で為替も大きく動きます。




通貨危機の対策

発展途上の国々は、自国の通貨の発行量を適切に管理したり、インフレーション、デフレーションのバランスを取るのは容易なことではありません。

インフレーション

=物価(さまざまな物の価格)の持続的な上昇

=さまざまな物の価格が上がり続ける現象

みんなの給料も上がる傾向にあり、好景気の時にみられる傾向です。

デフレーション

=物価(さまざまな物の価格)の持続的な下落

=さまざまな物の価格が下がり続ける現象

みんなの給料も下がる傾向にあり、不景気の時にみられる傾向です。

1997年のアジア通貨危機のように、小さな国の通貨をヘッジファンドに売られたために、経済危機に陥ってしまうようなことも起きています。

だから、アメリカと同規模な巨大な安定した通貨は魅力的なんですね。

自国の通貨をユーロ主体の経済にして、大きな1つの国のようなEUの一部になることで、ECBに通貨を管理してもらう。

これは経済が不安定な国にとって大きなメリットになるということです。

ヘッジファンドとは?

多様な取引手法で、リスクをできる限り避けて利益を追求する投資機関です。

だから、必要な時には空売り(下がったら利益)も多用しているので、相場の下げ要因にもなります。




ドイツのEU加盟のメリット

黒字国家のドイツにとって、EUに加盟していることがとてもマイナスなんてこともたくさん言われています。

しかし、ドイツにとってもアメリカや、ロシア、中国などと比べたら経済規模は小さな国なので、EUという大きな経済連合国を作るメリットが大きいです。

アメリカ、ロシア、中国などの経済的に大きな国に対抗していくには、力を合わせて大きな集合体を作った方が有利になります。

マイナス面ばかりが注目されがちですが、ドイツにとってもプラスになることはたくさんあるんです。


マイナス面

EUのシステムの中に、経済危機の国を助ける互助の制度があります。

ギリシャショックの時に話題になった、FFSF(欧州金融安定ファシリティ)、ESM(欧州安定メカニズム)は、EUの加盟国が金融危機に陥った時に、お金を融資するための機関になります。

これは、ヨーロッパ式のIMF(国際通貨基金)のようなものですね。

ドイツは経済大国なので、基本的には支援する立場になります。

ドイツがEUに加盟していてマイナスだと言われるのは、これが理由ですね。


ヒト・モノ・カネの自由移動

強固なEUを作るためにいくつかの制度が、EU加盟国内で共有されています。

これはEUスタンダードと呼ばれています。

この制度は、EUの中での統一された基準を定めたものになります。

CEマークや、RoHS(ローズ)指令などは日本人なら見たことある人もいるのではないでしょうか?

EU圏の中では自由貿易なので、その国ごとに安全基準や管理法がバラバラだと、輸出や輸入のときにかなり面倒なことになりますよね。

だから、EUの中で統一された基準を設けることで、EUの中で簡単にモノの移動ができるようにしているのです。

また、EUの中では、モノだけでなくヒトも自由に行き来できます。

シェンゲン協定と呼ばれる仕組みには、EUの中での移動の際のパスポートの管理は必要ないと決められています。

また、地域内での労働も、どの国でもビザなしで働くことができるのです。

共通のお金と、モノ、ヒトの自由な行き来ができていたら、1つの大きな国のような感じですよね。

EUの中では、自由に好きな地域に住んで、好きな仕事をして暮らすことができるんです。

この大きなメリットを共有して、各国の文化や歴史に関しては尊重し残していくというのが、EUなのです。


経済への影響

2016年06月24日、イギリスのEU離脱のニュースが流れた時には、世界中の株価や為替が軟調になって暴落を引き起こした過去があります。

当時の為替の状況も掲載しておきましょう。

米ドル/円 1時間チャート
ユーロ/円 1時間チャート

当時、株式市場も大荒れとなりEUの市場へのインパクトの大きさを改めて認識される結果となりました。

EUには経済的に不安定な国が多く、今後も離脱や債務超過などのニュースが流れた時には、絶対に注目しておかなければなりません。

2015年のギリシャショックもEUでの問題でしたからね。

2015年にギリシャで新政権になった時に、財政面をみてみたら管理が酷すぎて国が立ち行かなくなったと発表され世界中の株価が暴落した事件でした。

ギリシャだけでなく、他の国でも大きな問題がいつ出てくるかわからない状態なので、アンテナは貼っておきたいものですね。


まとめ

今回は、EUの経済への影響を知れば、投資を有利に進められるのか?というテーマについて話をしてきました。

最高のメリットを共有したEUですが、多くの異なった考え方や、財政不安を抱えた国の集まりなので、意見が異なったり問題も多いのが実際のところです。

そして、問題が起こった時には全力で情報収集をすることで、投資のチャンスを掴むことができると思います。

今回の流れを知っておけば、今後のヨーロッパのニュースもスムーズに入ってくるでしょう。

今日も、読んでいただきありがとうございました。

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