株入門編

【株入門】株式投資の注文方法をマスターしよう。最低この4つは覚えておこう。

こんにちは、Centです。

今回は、株式投資の注文方法について解説をしていきます。

株式投資をしたことがない人は、普通に株を買えばいいみたいな捉え方をしていますが、株を買う方法としていくつか条件をつけることができます。

そしてこの条件を理解していれば、時間がない主婦や、サラリーマンの人でも仕事の合間に注文をすることができます。

そして、別の作業をしている間に株式投資でお金が稼げたりもします。

株式投資を始めたばかりの人でも、細かくわからない人が多いと思います。

今日は注文方法でこれだけは知っておきたいという4つを解説していきます。

それでは今日もお付き合い下さい。



注文方法4種類

ではまず最初に、注文方法を4つ紹介します。

  1. 成行注文(なりゆき)
  2. 指値注文(さしね)
  3. 逆指値注文(ぎゃくさしね)
  4. トレーリングストップ注文

この4つについてしっかりと理解していれば、あなたが投資をするときに必ず役に立つはずです。

難しそうな名前がついていますが、内容はとても簡単になっています。

そして1つ知っておいてほしい言葉が、約定(やくじょう)です。

投資の世界では、売買が成立することを約定といいます。

では一つ一つ解説していきましょう。



成行注文

いくらでもいいから買いたい
いくらでもいいから売りたい

成行注文は、他のどの注文方法よりも優先されます。

そして、約定できる可能性が最も高い注文方法です。

おおよそ、現在の株価の近辺で約定することになりますが、いくらになるかは約定するまでわからないという事は注意しなくてはいけません。

時間外に成り行き注文を発注しておくこともできますが、基本的に翌営業日の始値(はじめね)で約定することになります。

さらに注意点として、ストップ高やストップ安などで取引ができない状態になってしまうと、さらにその翌日以降に約定する可能性があるので、注文のキャンセルをしなければいけなくなることもあります。

簡単に言えば、自分が思っていた株価よりもかなり高い値段で買わされる羽目になることもあります。

そして、注文の期間も設定できますので、1日で約定をされない場合自動的にキャンセルができるなどの機能も付いています。



指値注文

この値段で買いたい
この値段で売りたい

指値での買い注文の場合、差値より高い株価で買う事はありませんし、反対に指値での売り注文では、指値より低い株価で売ることがありません

1000円で指値を入れた場合、1001円以上で買わされる事はありません。

もちろんのように、1000円で買いたいけれど、株価が990円など、買いたい値段よりも安くなっている場合には、990円で約定します。

もともと1000円で買いたいわけですから、それよりも安くなっていたら自動的に買えることになります。

今2つの注文方法を書いてきましたが、とにかく素早く逃げたい場合などには成行注文をお勧めしますし、この値段で買いたいという希望があれば、必ず指値注文することをお勧めします。



逆指値注文

この価格以上になったら買いたい
この価格以下になったら売りたい

株式投資をあまりしたことがない人は、言葉だけ聞いたらこんな注文いつ使うんだ?と疑問に思うかもしれません。

今から説明していきますね。

逆指値注文には、逆指値の成行注文と、逆指値の指値注文があります。

頑張ってついてきてくださいね。

逆指値の成行注文は、損切りの時に利用してほしい売買方法です。

例を挙げて説明していきます。



逆指値の成行注文

1000円株を買ったとします。

そして980円になったら損切りしたいと考えていたとします。

その時には、この逆指値の成行注文が使えます。

株を買うタイミングで、もしもそれより下がってしまったときには自動的に売ってくださいねという注文です。

だから、株価をずっと見ている必要もないし、株価がどんどん上がっているときには損切りされることもありません。

損切りとは?

投資家が損失を抱えている状態で、保有している株式などを売却して損失を確定させることをいいます。

しかし、成行注文の説明でもいいましたが、980円よりも下がったときにいくらでもいいから売るという注文なので、想像しているよりも安く売られてしまう可能性もあります。

だから、「982円以下で成行売り」などと工夫しておく必要があります。

損切りをしないと、一回の取引で大きな損失を出してしまう危険性があるので必ず損切りする値段を決めてから売買するようにしてください。



逆指値の指値注文

これは、逆指値の指値注文ですから、980円よりも下がってしまったときに980円で売るという設定です。

だから、980円よりも安い値段から株式が始まってしまった場合、約定をせずに残ってしまうこともあります。

損切りで使う時は、成行注文がいいでしょう。



逆指値注文を使うとき②

逆指値注文を使うのは損切りの時だけではありません。

投資では「ブレイク」という考え方があります。

チャートを見てみましょう。

緑色の線の1250円をずっと超えられずにいましたが、この株は1250円を超えてから、ほぼずっと上がっている状態です。

このように、ずっと超えられなかった線(投資では抵抗線や節目という)を超えた(ブレイク)した時に株価はその方向に走りやすくなります

このような時に、逆指値注文を使えるタイミングです。

「1250円を超えたときに、買う」という逆指値注文を入れておけば、昼間株価をチェックしていなくても自動的に買ってくれます。

高値ブレイクの手法を学びたいなら、個人的にはDUKEさんの高値ブレイク投資術の本がオススメです。





トレイリングストップ注文

高値から何円下落したら売りたい

逆指値注文と少し似ていますが、株価が上昇するにつれて逆指値の価格が上昇していくイメージです。

株価が上昇傾向にあるときは、トレイリングストップ注文を採用することで利益を大きく伸ばしていくことができます。

株式投資では、1番高くなった値段で売る事は非常に難しいので、このように上昇している株が、少し安くなったところで売ることになります。

今回紹介したように、成行注文、指値注文、逆指値注文、トレイリングストップ注文はほとんどのネット証券で使えるようになっています。

特に損切りの設定をしていないと、大きな損失につながってしまう危険性があるので、逆指値注文は利用価値が高いと思います。

成行注文や、指値注文だけ使っている人も、逆指値注文や、トレイリングストップ注文を採用してみてはいかがでしょうか?




まとめ

今回は、株式投資の注文方法について話をしてきました。

注文方法の基本的なことについて話をしてきたんですが、証券会社によってはもっと細かく設定ができることもあるので研究してみると面白いかもしれません。

特に、東京証券取引所が開いてる間あまり時間がない、主婦やサラリーマンの人は、注文方法をしっかりと学んでおきましょう

そうすれば、1日中株価を見る必要もなく、利益確定まで自動的にしてくれます。

少しでも、皆さんの投資成績が良くなりますように。

今日も見ていただき、ありがとうございました。