中国・香港市場

【中国】チャイナマネーはどこに流れる?「第14次五か年計画」解説

こんにちは、Centです。

今回は、中国の「五か年計画」について解説をしていきます。

この5か年計画は投資家にとっては、とても重要な情報の宝庫になります。

今後5年間に中国がどこに重点的に投資をしていき、何に資金が集中していくのか?がわかるってことです。

そして、その波に乗っちゃおうっていう考えです。

ちなみに、今回は第14次ということで1953年から約5年ごとに計画が発表されてきました。

そして近年GDP世界第二位になり、中国の存在は大きなものになってきています。

中国は、今後何に対して投資をしていくのでしょうか?

この流れがわかれば、チャンスだらけです。

それでは、今日も勉強していきましょう。


「第13次5か年計画」をおさらい

13次5か年計画では「革新」「協調」「グリーン」「開放」「共有」という5つの発展理念が注目すべきキーワードとなっていました。

特に革新分野では、研究・技術・管理の革新ということで通信や、ハイテク系に大きな投資が行われました。

近年中国のハイテクが伸びすぎて、アメリカは慌てて中国排除の動きになっています。

このように、中国政府の国策を知って、その波に乗っかって稼いじゃおうという計画です。

第一次遷都(せんと)計画





第14次5か年計画

21年に初年度を迎える「第14次5カ年計画」(2021‐2025年)において、中国政府は“ハイテク立国”を目指す見通しになっています。

なぜなら「50年までにテクノロジー強国に躍進する」という長期目標が発表されているからです。

研究開発費の対GDP比を現在の2.5%から、先進諸国並みの2.7-2.8%に引き上げ、5年で総額1兆4000億米ドル規模の民間資金を使い、ハイテク企業を資金面から支える方針になっています。


米中貿易戦争

中国政府は米中貿易戦争以前から、「製造大国」から「製造強国」へのシフトを目指す「中国製造2025」戦略を打ち出しています。

米中でのハイテク覇権争いが、中国のテクノロジー志向をさらに本気にさせているようです。


注目:5Gや半導体など「9大領域」

中国政府は9大領域において外部に依存する必要のない内製型のシステムを構築する計画です。

中国国内で全部生産できるようにするぞ!」ってことですね。

  1. IT技術(5G技術)
  2. 半導体
  3. 航空エンジン
  4. 新材料
  5. AI
  6. 生物製薬
  7. 量子科学
  8. 超伝導材料
  9. 海洋生物研究

一つ一つ説明していきましょう。

深く考えずに、大まかにわかれば十分だと思います。

5G

5G技術では、中国はすでに世界最先端の技術を持っています。

そこでアメリカは、出遅れた5Gを飛び越えて6G開発に取り掛かる意向を示しています。

対して、中国は5Gの応用範囲を広げる必要があると認識しているので中国排除の動きがある中で、どこまでシェアを伸ばしていけるのか注目ですね。

半導体

半導体チップの中国国内自給率は15%程度しかない状態なんですね。

そしてアメリカは2020年9月15日、アメリカ由来の技術を用いた半導体チップの華為技術(ファーウェイ)への供給を事実上禁止しました。

だから、中国は急ピッチでこの分野を伸ばしていかないといけないんですね。

2025年までには国内の自給率を70%まで引き上げるという目標を立てています。

しかも今現状で、低・中性能のチップしか作れない現状です。

中国政府はこの分野に資金を大きく投入していくことは明らかですね。

半導体の次世代技術である第3世代半導体では今のところ、アメリカのクリー(CREE)や住友電気工業など。

まだ発展初期段階にあるので、国別の優位が確定していません。

中国としては第3世代の開発で一気に先頭を狙うつもりです。

追い風になる企業は、三安光電(600703)や国内最大手SMIC(00981)や、上海韋爾半導体(603501)滬硅産業(688126)などにとって追い風となる見通し。

ただ、アメリカの中国締め出しによって半導体企業の株価は弱含みの動きを見せていて、投資のタイミングが悩ましいところです。

第3世代半導体とは?

炭化ケイ素(SiC)や窒化ガリウム(GaN)や、酸化亜鉛(ZnO)、グラファイト(C)などの新材料を使った半導体

第1世代(シリコン、ゲルマニウム)第2世代(ガリウム砒素、リン化インジウム)と比べ、高性能・高効率といった優位性を持ち、5G通信や新エネルギー車、ミサイル、衛星など、応用範囲の広さが特徴


航空エンジン

航空エンジンは、米中対立が理由で部品の調達に不安が出てきている製品分野の一つです。

アメリカは、中国商用飛機有限責任公司(COMAC)が開発を進める新型ナローボディー機「C919」に対して、ゼネラル・エレクトリック(GE)からの販売許可の更新申請を却下すべきか審査した経緯があります。

この先、アメリカからの調達を継続できるかとても微妙なところです。

新材料

この分野における中国の技術レベルは、依然として低いです。

高級鋼材や炭素繊維などの「ハイエンド材料」は輸入に頼っている現状を打開しようとしています。

AI(人工知能)

AIの技術自体は、アメリカとさほど変わらないレベルだといわれています。

しかし「コアアルゴリズム」の分野では、アメリカに先を越されているといわれています。

コアアルゴリズム

アルゴリズムは、計算手順や処理手順のこと。

コアアルゴリズムは、その中でも核となる部分です。

Googleなどは、世界最高レベルのコアアルゴリズム技術を持っているといわれています。


生物製薬

遺伝子細胞の技術分野です。

これは、もともとアメリカによる学説のため、中国独自のバイオシステムの構築を目指しています。

量子科学

中国の量子コンピューター技術は、アメリカと並んで世界最高クラスです。

純粋な計算速度だけでなく、医療分野などの応用もきき、未来の最重要分野になることでしょう。

超伝導材料

この分野は、世界でトップクラスです。

超電導デジタル回路、コンピュータが半導体技術の開発・研究に追い風になると期待されています。

政府の方針に含まれることで、さらに伸びていくでしょう。

海洋生物研究

海洋生物研究は、ほかの8種からは異色に感じるかもしれません。

しかし、生物医薬、ハイテク設備、IT、環境保護など多数の共通する部分があり、とても重要な分野です。

まとめ

2021年から始まる中国「第14次五か年計画」ですが、急ピッチで進めなくてはいけないのは、明らかに半導体分野です。

半導体分野だけ説明が長くなりました。

投資家として、中国の半導体は世界からの排除によってマイナスの部分もありますが、中国政府は絶対に成功しなければいけない分野なんです。

だから、その「波に乗るタイミングを見ていこう」ということです。

投資の世界では、「国策に逆らうな!」という名言があります。

逆に言えば、策には乗っていけよってことです。

資金がどんどん投入されれば、わたしたち個人投資家にもチャンスが回ってくるわけです。

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