こんにちは。セントです。
今回は、香港の口座開設に実際に必要なものを深掘りしていこうと思います。
解説には、近年の歴史も知っておいたほうがいいと思うので、香港で起きた事件なども一緒に解説していきます。
それと、気になる日本の国税局との関係と、オススメの銀行も書いていこうと思います。
香港の銀行と衝撃の出来事
まず最初に伝えなくてはいけないのが、現在日本人に対して香港の銀行は招かざる客と言う扱いです。
えっ?なんで!なんて思った人もいると思いますが、スタートからこんなことを言って申し訳ないです。実は、こんな理由があるんです。
それでは、話していきますね。
実際にあった話
2008年のリーマンショック以降、日本の銀行の破綻が心配されるようになり、投資を勉強していたサラリーマンや主婦のひと、会社経営者などが海外に口座を作るのが、ブームになったことがありました。
そこで比較的日本から近い香港がその標的になりました。
その当時は、日本人が香港で銀行口座を開設するのが比較的簡単だったのもあり、銀行口座の開設も含めたツアーが組まれるなどして、相当な人数の日本人が香港のHSBCに口座を開設をしました。
もちろんHSBCは「お金持ち日本人」の顧客獲得はすごく嬉しい事でしたし、リーマンショック後だったので、顧客獲得は喉から手が出るほど欲しいものでした。
しかし、、、その数年後、
状況は大きく変わってしまいました。
口座開設をした日本人の大半は、少額の預金で放置し連絡をしても英語が喋れない人ばかりで、HSBCの業務はすごく面倒なものになりました。
悩んだ末に、香港の銀行は香港在住ではない人の口座維持手数料を設けて、一年間動いていない口座は、口座をクローズ出来る決まりを行使するようになりました。
結論から言うと、この一件で日本人は「英語も喋れないし、お金も全然預金しないじゃないか」と言うレッテルを貼られ、今に至ります。。。
安心してください!
ちゃんと預金をして、投資をする日本人は大歓迎してくれますし、本当に親身に投資の案件を勧めてくれます。日本とは比べ物にはならないくら良好な金融商品を沢山提案してくれます。
香港口座開設:オススメの銀行とその理由
先ほどの一件から、日本人がHSBCで口座を作るのは以前より難しくなったのは勿論のこと、従業員の態度も日本人に対してあまり良いとは言えません。
さらに、HSBCと、ハンセン銀行、スタンダードチャータード銀行は、イギリス系の銀行で、数年前に大掛かりなマネーロンダリングをさせていたと言うことで、巨額の罰金を払わされており、個人の口座だけでなく、法人口座で書類が揃っていても口座開設を断られる状況も出てきました。
また、中国銀行(香港)はやはり本拠地が中国本土と言うことで、中国リスクに常に晒されている感が、否めません。
そこで、オススメはCITI BANK一択です。CITIはアメリカ系の銀行であり、弱みを突かれて、イジメられることがかなり少ないです。
さらに、私のような投資家やフリーランスの人に嬉しい点があります。
それは、クレジットカードが簡単に作れることです!これは、個人的にはかなりプラスポイントです。現状は、8万 HKD(約110万円)を定期預金に組むだけで、それを担保にクレジットカードを発行してくれます。審査は一切なしです^^
銀行口座開設に必要なもの
銀行口座開設に必要とされているものは、
- パスポート
- 住所証明(または香港住所の公共料金の請求書)
- ID(日本ではマイナンバー番号)
まず、ネットのみで開設は基本的には出来ません。ですので、実際に香港に来る必要があります。
香港に来るのでパスポートは持っていると思います。
続いて、住所証明は住民票を英語に訳して用意しなくてはなりません。また別の方法として、香港に友達がいれば、Wi-Fiなどの名義を自分にしてもらい、その請求書で十分住所証明になります。
まぁ、裏技って感じですかね!
次に、日本人はマイナンバーの番号が必要です。これは後から国税の話で詳しく話しますが、要はどこで税金を払っているかを証明しなさいって話ですね。
これが無いと、口座は作れません。
日本以外のIDを持っている人は、その番号でも問題ありません。
口座開設に英語、中国語は必要か?
ハッキリ言います。全く必要ありません。しかし、口座開設の説明の時に「理解しました」と言う所にサインをしなければならないので、通訳が必要です。
あとは口座に、何か問題があった時に対応してもらうくらいですかね。基本的には問題は起こりません。日本の銀行と変わりませんから。
日本語と香港語がわかる人は何人かいるので、どうしても必要な方は、ツイッターなどでDMをください。ほぼ、ボランティアでやってもらいますwww
国税局はどこまで管理しているの?
2017年までは、こんな決まりでした。
「海外に5000万円以上の金融資産がある人は、必ず申告しなければならない」この時は、逆に言えば5000万円までは申告なしで、投資をして利益を得ていた人達がいました。(本当は、脱税です)
しかし、2018年から香港に対しては、
「香港に銀行口座を持っていて、香港に居住権を持っていない日本人の口座は、国税局が自由に開示できる」と決まりが、変わりました。
簡単に言えば、日本居住で香港に口座を持っている、日本人名義の口座は全て、国税局が監視していますよ。と言うことです。
背景にはパナマ文書などが後押ししたように、感じています。
ブラックマネーや、隠し財産を管理するのはほぼ不可能になったと言っていいでしょう。
それでも、口座を開設したいという人がいれば、ツイッターに連絡ください。
力になれることがあれば、お手伝いします。
まとめ
色々な噂で、口座開設は出来ないとか、難しいと言われていますが結論を言うと口座開設は実際に出来ています。
しかし、ホワイトマネーであることが基本的な条件ですね。税金を払っていない人や、資産隠しの目的の口座開設は既に時代遅れです(笑)
ちなみに、香港は株式や、不動産投資の利益に関しては、税金がゼロですので香港に移住したいと思う人には本当にオススメな土地ですよ!
今日も、ブログを読んでいただきありがとうございました。