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【株式投資初心者】25日線の乖離(カイリ)について学んでいきましょう!結論±9%が目安




こんにちはcentです。

今回は「25日移動平均線」について解説をしていこうと思います。

移動平均線と言うのは、テクニカル分析において、1番基本ともいうべきものです。

しかし、投資初心者の人は、25日移動平均線と言う言葉を初めて聞く人もいると思うので、移動平均線についてまずは説明していこうと思います。

一緒に学んでいきましょう。



25日移動平均線とは?

 

移動平均というのは、ある一定期間の終値の平均値を求めて、その数値を連続したものです。

25日移動平均線であれば、25日間の終値の合計を25で割って求めます。

その、25日間の平均値を線で結んだものが、25日移動平均線といいます。

正確な言い方をすれば、単純移動平均線といい、「Simple Moving Average」といいます。

だから、英語で書かれたものは、略して「SMA」と表記されます。

このようなことから、25日単純移動平均線は、「25 SMA」となります。


自分の有利な線を引く「トレンドライン」の無意味さ

 

FXや株式投資などで、値動きの傾向を調べるためにトレンドラインを引く人がいます。

私個人の考え方ですが、トレンドラインは自由に線を引くことができるため、線を引く人の独自の感覚で変わってきてしまいます。

株価が上がっていて欲しい人には、上がるようなイメージの線を引くでしょう。

反対に株価が下がって欲しい人は、下がる方に有利な線を引いてしまいがちです。

このように違う人が線をひいたら、変わってしまうような指標と言うのは、指標にはなりません。

まったくもって、意味のない作業だと思っています。

そしてトレンドラインが好きな人は、その通りに株価が動いたときにだけ、Twitterなどで、拡散するんですよねww

そして基本的には、こういう人たちは儲からない人たちです。



25日移動平均線の利点

 

25日移動平均線がよく使われるのは、確定した数字からグラフになるので、誰が使用しても全く同じ線になるということです。

そして、なぜ25日が使われるかというのは、昔は株式市場は土曜日は取引所が開いていたので、1ヵ月間の日数がほぼ25日前後になっていたためです。

だから約1ヵ月分の平均と、25日の平均というのがほぼ一緒だったんですね。

株価が25日移動平均線の上にあるならば、過去25日間に買った人たちは、儲かっている状態であるとわかります。

また、25日移動平均線を下回っている場合は、損しているということになります。

ここでは、あなた自身が儲かっている、儲かっていない、と言う話ではなくて、買いや売りを入れた人の全部の合計のお話です。


移動平均線の向いている方向

 

移動平均線と言うのは、相場が強いか、弱いかと言うのが一目でわかるのも嬉しいポイントです。

上向きならば、相場が強気であることを示します。

反対に、下向きならば、相場が弱気であることを示します。


移動平均線の種類

 

移動平均線の種類といっても、何日間で見るかと言うのが変わるだけで、やっていることは全く同じです。

25日間だけではなくて、6日、75日、200日、13週、26週、52週、などなど様々です。

人によっては、現在の1週間である5日線を使っている人もいるでしょう。

理由は簡単ですね、75日や、13週というのは、3ヶ月間の強弱を見たいためだし、26週、52週は、半年、1年の強弱をみるために使われます。

またこの移動平均線は、何本も表示することができるため、短期的には強気だが、長期的には弱いのような判断をすることが可能なんです。


25日線との乖離率

 

それでは、本題に入っていきましょう。

乖離率というのは、終値と移動平均線との「離れ具合」をパーセンテージで表したものです。

株の性質というのは、ある程度移動平均線から離れてしまった場合、また移動平均線のほうに戻っていくという性質があります。

計算式は、
乖離率(%) 
= {(終値-移動平均値)÷移動平均値}×100



 

計算式は、別に覚えなくていいw

 

数学が苦手な人に朗報です。

今回のこの数式を、覚える必要は全くありません。

既に計算された状態で、ネットで検索することができるからです。

リンクを貼っておくので、是非参考にしてくださいね。

個別銘柄の乖離率

https://jp.kabumap.com/servlets/kabumap/Action?SRC=stockRanking/base&ind=spr25&exch=T1&d=a

このサイトでは、75日の乖離も求められるし、他にもいろいろなランキングを表示することができます。

しかしながら、出来高が少ない銘柄や、ほとんど取引されていないような銘柄、小型株、時価総額は小さすぎる銘柄は、一気に乖離しやすいので、気をつけて取引をしましょう。

個人的には、東証一部銘柄で、貸借銘柄限定で取引した方がいいと思います。

また、今回は、日経平均225の話をしていきます。

日経225の乖離率

https://docs.zoho.com/sheet/publicgraphs/a2354f738d0e4c3aab29f25d1e1576c31546234675083244

このサイトでは、5日線、25日線、200日線の乖離率が一目で分かります。


25日ベースでの乖離率の目安

 

高値圏(乖離率9%以上)

今までの経験からすると、乖離率が9%以上になった時が、高値圏であることが多い。

底値圏(乖離率− 9%以下)

こちらも、乖離率が− 9%以下に下がったときに底値圏であることが多い。



まとめ

 

今回は、日経225における、25日単純移動平均線との乖離率の話をしてきました。

少し訳がわからなかった人もいるかもしれませんが、ある基準の値段から高すぎる水準や、低すぎる水準になってしまった時に、大体の値段に戻ると言う事です。

この乖離率に関しても、大体の目安と言う感じで使ってください。

一つ一つの分析する「道具」を手に入れることによって、少しずつ株式投資が、勝ちやすくなっていくものです。

しかし、多くの人が表面だけ勉強して、勉強した気になってしまっているので、9割の人が負けると言われています。

絶対儲かる手法、短期間で資金が倍になる方法、などは存在しません。

あったとしても、自分の投資資金に見合わない大きなリスクをとらないといけません。

そして、無理な取引をした結果、投資初心者さんは、資金がなくなってしまうのです。

正しい投資、正しいリスクの取り方、正しい考え方、正しい知識で資産を着実に増やしていきましょう。

今日も、ブログを読んでいただきありがとうございました。