こんにちは、Centです。
株式投資をしているあなたにとって、1番気になるのは、株式市場が上がっていくのかそれとも下がっていくのかと言うことじゃないでしょうか。
株式投資では、日経平均がどんどん上がっているときには自分の持っている個別株も上がりやすい状況になります。
逆に、日経平均がどんどん下がるような状況であれば、自分の持っている株も下がりやすい状況になります。
だったら、日経平均が今後どのようになっていくかがなんとなくわかれば、投資もしやすいですよね?
そんなときには「騰落レシオ」の指標の使い方さえわかれば、あなたの投資生活にきっとプラスになるはずです。
もうすでに株式投資を始めている人は、「騰落レシオ」と言う言葉を聞いたことがあるかもしれません。
しかし、ちゃんと使い方を理解している人は、とても少ないように感じてしまいます。
そこで今回は、騰落レシオについて話をしていきたいと思います。
投資をしたことがない人にも、分かってもらえるように説明していきますね。
それではどうぞ。
騰落レシオとは?
まずは、「騰落レシオ」とはどういったものか?を解説していきます。
騰落レシオと言うのは、市場全体の強い弱いを読み取るための道具です。
指標と言う言葉自体が難しいので道具と言う言葉を使っていきますね。
ある一定の期間を区切って、毎日「値上がりした銘柄の数」を「値下がりした銘柄の数」を割って100をかけたパーセンテージで表します。
騰落レシオ(%)
= 値上がりの数 ÷ 値下がりの数 × 100
で求めることができます。
よく使われるのは25日ベースですね。
今後、1ヵ月、2ヶ月ぐらいの株式市場は、上がって行きやすいのか?下がって行きやすいのか?と言う、中期的な投資のヒントを数字で受け取ることができます。
ところで、日経新聞などでは6日ベースの数字も載っています。
6日ベースの場合は、短期的な投資をするための判断材料として使います。
相場が強気の時は、値上がり銘柄数は値下がり銘柄数よりも多くなるので、結果として騰落レシオの数字が大きくなります。
反対に、相場が弱気の時は値下がり銘柄数が値上がり銘柄数よりも多くなるので、騰落レシオの数字は低くなります。
まとめると、騰落レシオの値が大きい時は、相場が強気なんだな。
当落レシオの値が小さい時は、相場が弱気なんだな。
と言うそれだけのことです。
これを理解すれば、投資をして海中もんを入れていくタイミングなのか、またはいわきになりつつあるので、利益確定をしておくべきなのか判断する材料になります。
市場全体の天井と底を先取りする道具
ここまで説明してきましたが、数字がいくつになった時が高くて、数字がいくつになった時が低いのか?まだわかりませんよね?
500ミリリットルの普通のミネラルウォーターが、1000円で売ってたら、高いですか?安いですか?
普通に考えたら高いですよね?
これは、私たちがペットボトルの水は100円くらいだろうと言う、基準を持ってるので高いか安いか分かりますよね?
ここから話をするのは、そういった基準を学んでいくためのものです。
私の経験では、25日ベースの騰落レシオが140%以上になったときには、日経225や、トピックスなどの株価指数を買うのはやめた方が良いと考えています。
大体この水準になると、株価指数の高値圏であることがすごく多いからです。
逆に、60%未満になったときには株価指数を売るのはやめたほうがいいです。
この辺が、株価指数の底になることが多いからです。
騰落レシオを無視して失敗した話
以前、騰落レシオが50%台になった時がありました。
毎日のニュースは、マイナスの事ばかりでどこまでも株は下がるだろう!と言う不安の報道ばかりでした。
そこで私は、大きく売りを入れて大きな損を出したことがありました。
日本経済の先行きが暗いと、毎日のニュースは暗いものばかりになります。
しかし、騰落レシオは底の水準を示していたにもかかわらず。。。
これは、結果論ですがどこまで下がるか分からないような相場の雰囲気があっても、騰落レシオのような底を示してくれる道具をうまく使っていれば、このような大損をする事はなかったでしょう。
結局私は、一般サラリーマンの年収の何倍もの損を出してしまったのです。
あなたには、このような失敗をしてほしくないと、心の底から思います。
現実的な話をすると、140%以上とか60%未満と言う状況はほとんどないので、約30%以上だとそろそろ天井付近だな、70%以下になったときには、そろそろ底が近いな。
と考えていいと思います。
騰落レシオが130%以上、天井付近
騰落レシオが70%以下、底値付近
これだけ覚えておきましょう。
騰落レシオには逆らってはいけない
ルールをシンプルなものにしましょう。
25日ベース
140%以上、株価指数を買うな
60%以下、株価指数を売るな
6日ベース
35%以下、株価指数を売るな
百聞は一見にしかずと言うことで、実際に騰落レシオと日経平均の動きを見てみましょう。
この図を見てみると、25日ベースで140%を超えた次の日から、大きな下落をしているのが分かります。
そして130%あたりをウロウロしているので、騰落レシオは天井付近にいるということを示しています。
騰落レシオの注意点
騰落レシオは、天井付近や底値付近を判別する道具と、説明してきました。
しかしながら、相場と言うのは明日のことは誰にもわかりません。
だから140%を超えたからといって、次の日は必ず下がると言うわけでもありません。
あくまでも、参考にする道具と言う考え方で、騰落レシオと付き合っていきましょう。
まとめ
今回は騰落レシオについて話してきたわけですが、どうだったでしょうか?
騰落レシオと言う名前は見るけれども、実際に140%とか60%とか、基準を持っていない人も多いと思います。
そして、どんなに優れた投資家であっても失敗は必ずあります。
そして、どんなに優れた道具であっても失敗は必ずあります。
でも、ご飯を食べる時のように、お箸や、フォーク、スプーンみたいに道具をたくさん持っていた方が投資には有利になります。
あなたも、また1つ新しい道具を手に入れましたね。
あなたの投資生活が、豊かなものになりますように。
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