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【スポーツ用品セクター】『健康がさらにブームに!?』世界と中国の現状と、これからを見ていこう。

こんにちは、Centです。

今回は、スポーツ用品セクターについて話をしていきたいと思います。

あなたは、スポーツ用品は持ってますか?多分ほとんどの人が持ってますよね。

スニーカーや、スポーツウェアなど様々なアイテムがあります。

コロナウィルスの蔓延のせいで、世界中のどの業界も大きな打撃を受けています。

回復が早いセクターとは?それは、ずばりスポーツ用品セクターと考えています。

そこで今回は、スポーツ用品セクターを、ナイキやアディダスだけではなく中国市場と絡めて話していきたいと思います。

それでは今日もお付き合い下さい。

コロナウイルスそしてイベントの中止相次ぐ

ナイキ

大会延期・中止で世界的には逆風で、どれだけの影響になるか中韓以外は見通しが立たない」

コロナショックが世界に広がっている現在は、スポーツ用品業界全体にとって大きな逆風になっています。

1-2月の段階では、中国本土市場での売り上げが壊滅的に減少しました。

「米ナイキ」とトップシェアを争う「独アディダス」の場合、中華圏(本土・香港・マカオ・台湾)における旧正月1月25日-2月末の売上高が8割以上も落ち込む結果となりました。

中国本土の小売店舗は、営業を再開しましたが、このタイミングで欧州や米国などの店舗が相次いで営業停止に追い込まれる事態となっている。

東京五輪やその他大型イベントの延期・中止
・米プロバスケットボールリーグNBAをはじめとする

 プロスポーツのシーズン停止
サプライチェーンの寸断

あげればキリがないですね。。

ナイキやアディダスなどの多国籍ブランドは当面、業績悪化が続くと考えられます。

中国を見ればその他の海外の未来がわかる

地域別に見ていきましょう。

コロナウィルスの感染元とされていて、いち早く収束に向かっていると言われている中国本土市場は副長の傾向にあると言っていいでしょう。

ナイキの2019年12月-2020年2月の四半期報告書が発表されました。

そこでは、中華圏における経営・フランチャイズ店舗の営業再開率はすでに95%近くまで回復してきているとのことです。

ナイキの経営陣は「中華圏内での客足や製品需要が週単位で上向いている」と発表しています。

その他の地域

その他の地域に関してナイキの経営陣はこのように発表しています。

「先行きは見通せない」としていて、「20年3-5月期の売上高については前年同期比34%減程度になるのではないか」との予測をしています。

このような特殊な状況下では、自国依存度の高い「中国のスポーツブランド」が相対的に有利な立ち位置にあると考えられます。

東京五輪延期の打撃はどのくらい?

東京五輪の延期は多国籍なブランドだけでなく、中国のブランドにも影響しています。

李寧(リーニン)と安踏体育(アンティ)について、見ていきましょう。

李寧は19年9月に、ユニクロ出身の高坂武史氏を共同CEOに招聘して、東京五輪を見越した「攻めの戦略」を展開してきましたが、コロナで出鼻をくじかれる形となりました。

また、この点では安踏体育も同じ状況に陥っています。

安踏の戦略目標はコロナショック前の段階で、4つの世界規模の大会を軸にして経営戦略を練ってきました。

・20年の東京五輪(最重要イベント)
・北京冬季五輪(22年)
・アジア競技会(22年:浙江省杭州)
・AFCアジアカップ(23年:開催国中国)

しかし、マーケティングリサーチ会社NPDによれば、東京五輪の延期による小売事業者やスポーツブランドへの影響は「限定的」とのレポートを発表しています。

何故限定的と考えるかについては、オリンピックは最新ウェアの宣伝のような位置付けなので、基本的にはアスレジャー製品(スポーツウェアを普段着に取り入れたスタイル)が、売り上げの軸になるからであるためです。

そして、新型コロナの感染拡大で、世界中の人々の健康志向がさらに高まり、関連製品の需要増を後押しする可能性もあると考えています。

香港上場中国スポーツ系アパレル

中国国内でのコロナウイルス感染がひとまず収束したことで、中国の内需銘柄に注目していきたいところです。

党中央政治局常務委員会工場の操業再開とともに、商業施設の営業再開を加速させる方針を通達して、事実上元の生活レベルに戻ったということになります。

輸出企業に関しては、まだまだコロナの影響が出るでしょうが、中国経済を支えているのは、なんと言っても人口が世界一の内需の消費量です。

投資会社見通しレポート

各証券会社レポートの消費銘柄の中で、特に楽観見通しが目立つのがスポーツ用品セクターです。

19年12月期の決算がかなり良かったことと、各社ともかなり楽観的な見通しをしている点があげられます。

そんなことから、予想以上に早く業況が回復するとの期待が高まったために、李寧(02331)、安踏体育用品(02020)をはじめとする主要銘柄の株価は、コロナ前の水準以上に上昇しています。

アナリストたちは引き続き、個別銘柄に対して強気見通しを示しています。

各社格付け

証券各社の直近リポートを見ると、マッコーリー、シティググループ、モルガン・スタンレー、中国国際金融などがそろって、スポーツ用品銘柄に対して強気見通しを示している。








まとめ

今回は、コロナウィルスの収束で資金が流れそうなセクターについて話をしてきました。

それはズバリ健康志向ということから、スポーツ用品セクターが伸びてくると考えています。

中国人を含め世界中の人が、都市ロックダウンなどによって家の中に入ることが多かったのではないでしょうか?

コロナが落ち着いたら外に出て活発な行動を取る人がとても多くなってくると予想ができます。

今中国で起きている事と言うのは、コロナでなかなか活発的に行動ができない国の未来とも考えることができますよね?

スポーツ用品系の銘柄に関して、投資してみるのも面白いかもしれませんね。

少しでも、あなたの投資のヒントになりますように!

それではまたお会いしましょう。