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【株式投資初心者】ナンピン(難平)の取扱説明書と、考え方について学んでいきましょう!

セント

こんにちは、Centです。

今回は、ナンピンの取扱説明書と考え方について話していこうと思います。

ナンピン」を知らない人もいると思うので、ナンピンについて少し説明をしてから、本題に入っていこうと思います。

ナンピンはしないほうがいい、なんて投資の本にはよく書かれていますが、本当にそうでしょうか?

そんな嫌われ者の、ナンピンについて深堀りしていこうと思います。

それでは今日も、お付き合い下さい。

ナンピン(難平)とは

ナンピンと言う言葉を聞いたことありますか?

わからない人のために、少しナンピンについて話していこうと思います。

株価が上昇すると見込んで、ある会社の株式を1000円で1000株購入したとしましょう。

100万円で1000株、平均取得株価は1000円

しかし、考えとは反対に900円まで株価が値下がりしてしまったという状況です。

10%も値下がりしてしまっているので、損切りという手段もあるんですが、ここでは「ナンピン」という選択肢を考えていきたいと思います。

自分の中で、この株は近いうちに上がると思っているなら、900円でさらに追加で1000株買ってみましょう。

90万円で1000株、平均取得株価は900円

この前買った、株もあるので、合計すると、

190万円で2000株、平均取得株価は950円ということになります。

このように、下がった株を追加で株を購入することによって、平均取得株価を下げることができます。

このような行動を、投資の世界ではナンピン(難平)と呼びます。

理論上、資金が潤沢にある投資家は、このナンピンを繰り返すことによって、950円で2000株買った状態と同じことになるので、株価が反転した場合利益が出やすくなるということになりますよね。

難平の説明

1000円で1000株購入
100万円で1000株、平均1000円

900円まで値下がり

さらに追加で1000株購入
190万円で2000株、平均950円

結果、950円で2000株購入したのと同じ状態になる。

株価が1000円まで戻ったとしたら、差額が50円、株数が2000株なので、10万円の利益に変わることになります。

すごい!絶対に利益出るやんって思った方はちょっと待ってください。

ナンピンの怖い一面も話しておかなければいけませんね。

初心者がナンピンをすること

話を聞いていると、うまい話に聞こえてしまうかもしれませんが、多くの投資入門の本や雑誌では、このナンピンをする事を勧めていません。

なぜならば、投資初心者さんが投資資金を失ってしまうのは、このナンピンが原因ということが、すごく多いからなんです。

そのうち必ずこの銘柄は上がるという、謎の自信で買い増しをしていくようなナンピンは、破滅への入り口になるんです。

何回かうまくいくことがあっても、それは偶然にしか過ぎません。

相場と言うのは、反転せずにずっと下げ続ける銘柄もあります。

だったら800円で、さらに購入すればいいじゃないか?となってくるんですが、いくらナンピンしても相場が戻らないこともあるので注意が必要です。

4000株、8000株、16000株と、ナンピンをしていくうちに、投資資金は、数千万円で、含み損も数千万円なんて状態になってしまうこともあります。

投資資金が、底をついたときには強制的に、損切りをさせられてしまうこともあります。

これが初心者が、投資資金を一気に失う原因でもあり、大負けをしてしまう理由です。

いやっ、初心者だけではなくて、世界中の全部の投資家が資金を失う原因ですね。

ナンピンをすることで、利益になる可能性も増えますが、どんどんリスクも増大していく「諸刃の剣」と表現されることもありますね。


戦略的ナンピン

ナンピンの説明と、ナンピンは危ないという話をしましたが、戦略的ナンピンの場合は話が変わってきます。

説明すると、売買を始める前から、2回もしくは3回に分けて仕掛けるというルールを、組み込んだ場合です。

そして、損切りのラインと、最大許容リスクを決めているなら、ナンピンは問題ありません

この売買の仕方を「分割売買」といいます。

「分割売買」「初心者が行うナンピン」のどこが違うかというと「計画性」の違いです。

  • 何回ナンピンをするのか?
  • どの価格で買い増ししていくのか?
  • いつ売却するのか?
  • どこで損切りするのか?

という、時間的な計画と、投資資金の分散計画が前もって売買ルールとして成り立っている場合です。

「分割売買」は上級者になるほど、経験を重ねるほど重要なスキルになってきます。

Cent流

分割売買の方法は、あなたの資金量や、相場観によって変えていって欲しいのですが、何となくのイメージを伝えておきたいと思います。

分割売買はある程度の資金量があった方がいいと思います。

分割のイメージは、2:3:5です。

さっきの例の話を持ってくると、最終的に1000株100万円分の株を購入したい場合には、まず200株下がったら300株、さらに下がったら、500株というような感じです。

最終的に1000株にしていくイメージです。

1000株を一気に買うと、下がった時に「損切り」の一択しか選択できないので、このような手法をとります。

そして、逆に上がったときには、利益の金額は、1000株一気に買ったときよりも少なくなります。

しかし、リスクを減らした分、儲けも少なくなるのが相場ですから、また次の銘柄を探しましょう。

上昇とともに、買い増しをする人がいますが、よほどの強い上昇でない限り、あんまり買い増しはオススメしません。

そして、投資資金いっぱいに買ってはいけません。

多くても、目標買い付けは資金量の20%で止めること。

ここでの、1000株1000円100万円の時は、資金量が500万円以上あったほうがいいと思います。

ナンピンをするときは、最新の注意を払って、資金量もかなり余裕を持ってするべきです

上昇した値段で、落ち着いたときには、買い増しもありですけどね。

なぜ2:3:5?

ここから少しマニアックなので、数学嫌いは逃げてぇーーーーーー

私は数学が好きで、自然の摂理は「フィボナッチ数列」からできていると言われているので、好んで使っています。

1,1,2,3,5,8,13,21,……..

松ぼっくりの傘の数ですら、時計回りに縦に数えると13枚。反時計回りに数えると、8枚のような感じですねww

ひまわりの種の数もフィボナッチ数になるらしいですよww

ちなみにGoogleのロゴもこの比率でできていますww

数学面白いネタから引用

フィボナッチ数列は、前の2つの数を足した数が次の数になります。

まぁ、FXなどでもテクニカル分析には、フィボナッチが使われて、61.8%のところで反転することが多いともいわれています。

相場は、不規則な動きだけど、自然界の法則に従えばその辺りで、反転するでしょうってことで、使われているんですねぇww

なんか、神頼みというかwww

相場で数字を扱うのは、そんな楽しみもあるんですよね!

まとめ

今回は、「ナンピン」について話をしてきました。

どうでしたか?

フィボナッチの方へ、脱線してしまいましたが、「ナンピン」の考え方は、本来リスクを抑えつつ利益を狙っていくものです。

投資資金に対して、大きな割合でナンピンしてしまうと何億円を持っていても、結局退場してしまうことになります。

こんなところが、初心者さんが「ナンピンはだめだよ」って言われる理由です。

あなたの投資にも、生かしてみてくださいね!

今日も、ブログを読んでいただきありがとうございました。