こんにちは、Centです。
今回は、お金持ち志向の人はなんで投資で失敗しにくいのか?ということについて考えていきたいと思います。
確認ですが、投資はもちろんのことながら自己責任です。
投資資金を下回ってしまうことも出てくるので、余裕資金で行うことも大前提ですよね。
例えば貯金が50万円の人が、すべてのお金を投資に回すと、いざと言う時にどうしようもできなくなります。
こんな話を聞いて、投資に対して「怖い」と言う感情を抱いてもらえれば、うれしいです。
なぜなら、初心者の人ほど、誰でも安全に儲かると言う甘い気持ちで投資をするので、大怪我をしてしまうのです。
投資のイメージ
あなたは、投資にどのようなイメージを持っているでしょうか?
株をしない私の友人は、私が株をやっていると言うだけで、朝から晩まで画面に張り付いて売買を繰り返しているイメージをするそうです。
- 1日に何度も売買し、短期間で利益を上げる
- 大きなお金を動かす
- 何倍にもなる
- 景気が良い時に株を買う
そして、こういった考えを持っていると、「お金持ちにはなれない」のかもしれません。
このような、イメージ通りの投資をして、稼いでいくには高度な専門知識と、大きなお金が必要になります。
一言でいえば、投資は難しいのです。
こんな簡単にはいきません。
基本的にお金に余裕のある人は、常に有利なポジションに立つことを考えています。
もちろん投資でもそれは同じことです。
普通の会社員の人がお金持ちになりたいのであれば、「普通の人と同じような投資法、同じような考え方で投資をしていてはダメ」と言うことになります。
お金持ちの思考を取り入れて投資をすることが、お金持ちになるための最短コースなのです。
お金持ちの実態
あまり大きい声では言えませんが、お金持ちの中でも投資の知識が豊富な人はほんの一握りしかいません。
多くのお金持ちは、投資の知識に関しては、さほど詳しくないのです。
もちろん、明日の株価が上がるか下がるかはわかりませんし、仕事があるのでパソコン画面を1日中眺めているわけでもありません。
さらに、不動産や、債権の専門的な知識もありません。
なのに、お金持ち志向の人は投資で成功します。
いや、失敗しないからこそお金持ちなんですね。
それでは、なぜ素人なのに成功するのでしょうか?
話していきますね。
失敗しにくい投資
先ほどの、みんなの投資のイメージをもう一度ここに書きます。よく見てみてください。
- 1日に何度も売買する
- 短期間で利益を上げる
- 大きなお金を賭ける
- 短期間で何倍にもなる
- 景気が良い時に株を買う
しかしながら、投資で失敗しにくい人の、投資に対するイメージと言うのをここに書いてみます。
- あまり売買しない
- 長期間で運用する
- 資金は少しずつ投資する
- 長期的に儲かる
- 景気の良いときには株はそんなに買わない
お金持ち思考の人は、この考えを踏まえて、最低限の投資の仕組みを把握しているものです。
無理な売買はせずに、自分の理解しやすい「日本株のみ」で運用しようというのも特徴の1つですね。
だから、投資に失敗しにくいのです。
多数派と少数派
多数派の投資スタイルは、アクティブです。
一般的なアクティブ投資家の、儲け方を書き出してみます(理想型)
- 短期間の売買を繰り返すことで、利益を出す。
- 一回の利益が、すごく小さいものでも、たくさん積み上げていけば、大きな利益になる。
- 100万円の資金を100回転がして、1億円と同じだけ取引したことになる。
- 値動きの激しい安くなっている株を買う。
アクティブの人が多数派ですから、たくさんのひとが同じような行動をしていると考えた場合、割安な株を見つけても、次の瞬間には、買われてしまいます。
そして、割安ではなくなってしまうんですね。
しかし、このアクティブな投資法の勝つ確率が高いなら、短期売買をするほとんどの人が資産家になっていないと、説明がつきません。
今までに、あまり投資をしたことがない人は、あまり実感がないかもしれません。
テレビなどで取り上げられるのは、いつもアクティブ投資家です。
なぜならば、インパクトがあるし、夢があるからですね。
ネタになりやすく、みんなの興味をひきやすいということですね。
100万円が1億円になった!って見出しなら、みんな食いつきそうですもんね。
それをみた人は、デイトレードなどの短期売買で簡単に儲けようとするので、プロと同じ土俵に乗ってすぐに退場してしまうのです。
「小さな利益」と「小さな損失」を繰り返して、気がついたときには身動きが取れなくなって、大きな利益を取ることも難しく感じてしまうでしょう。
さらに、知識が浅く損切りができない人が多いので、大きな損を被ってしまう確率の方が高くなってしまうのです。
プロが短期売買をする理由
ここで挙げた、プロとの戦いですが、プロはなぜ短期売買をするのかと言う話もしておかなければいけません。
もちろんプロの人たちは、買い時ではないと分かっている時もあります。
しかし、毎日のように顧客のお金を運用しなければいけません。
そしてディーラー達には、「1日の売買ノルマ」等があるので、ファンドの投資方針にもよると思いますが、無理にでも短期売買をして利益を上げようとしているのです。
だから、短期売買は、素人とプロが大きな割合を占めてしまいます。
少数派を狙うべき
ここまで、アクティブ投資の悪い点ばかり話してくるような形になってしまいましたが、短期売買で勝つのは非常に難しいです。
すべてのアクティブ投資が、悪いと言っているわけではありません。
機関投資家の中では、高速売買で、専用のコンピューターを積んだマシンや、あるセクターだけを分担して1日中パソコン画面に張り付いている人たちは、大きな利益を上げる確率が高くなります。
しかし、投資初心者や、普通の会社員の人にはこのような手法は無理な話です。
普段は仕事をしていて、休日もゆっくりしたい。
それが、実現できるような投資方法を探すべきなのです。
お金持ちの投資法(少数派)
それでは、機関投資家などに比べると、情報量も資金力も少ない個人投資家ですが、強力な武器を持っている事はご存知でしょうか?
- 大きな視野があること
- 時間を確保できること
先ほどのように、アクティブ投資では、何度も割安な株を売買していました。
しかし、株価がどのように動くのか誰にもわからないので勝率は低い状態です。
投資結果をより良くしていくためには、大きな視野と時間が必要なんです。
つまり、個別の銘柄に着目するのではなくて市場全体を見てどのように投資をしていくか方針を決めることです。
そして短期売買の制約など一切無いので、長期的な目線での売買を心がけていくことです。
実際の売買の考え方
長期的な視野で市場全体を見ると、大波に揺られる船のように上へ行ったり、下へ行ったりとしているように見えます。
1か月や2か月ではなく、数年かけてゆっくりと上下します。
この流れを正しく理解・把握することで、安い時に買い、高い時に売りやすくなります。
このような投資スタイルは、パッシブ(受け身)投資と呼ばれます。
アクティブ投資の人から見ると、とてもゆっくりとした方法なので魅力がないと感じられます。
ですが、これこそが現実的なお金持ち思考の投資方法だと考えています。
まとめ
今回は、なぜお金持ち思考の人は、投資で失敗しないのか?について話をしてきました。
簡単な話で、余剰資金を、長い目で投資をしていくことが一番損をしない方法です。
それが、プロとの接触も回避できるので、さらに損をしにくくなるということです。
短期売買で、ギリギリの資金で、たくさんの売買を繰り返すのは、株式売買にたくさんの時間を使うし、プロとの勝負になるということです。
儲けたいなら、少数派のパッシブ投資も考えてみたらどうでしょう!
それでは、またお会いしましょう。