こんにちは、Centです。
今回は、暴落について話をしていきたいと思います。
今回話すのは、日経平均が、前日比で5%以上下げたときに、暴落と呼ぶことにしましょう。
今の水準であれば、1200円程度でしょうか。。。
だから、最近の下落(2%)程度で、ヒーヒー言ってしまうような人は、資金管理をもう一度考える必要があります。
そして、配当や優待狙いで、現物取引のみで取引をしているのは、もう一度投資について考えた方が良いと思います。
今日は、そんな話を深掘りしていきたいと思います。
暴落(5%)はどのくらいの頻度で起きるのか?
過去20年の間に、日経平均で5%以上下落した日は、数えたら28回ありました。
20年で、28回なので確率から考えると、1年に1回以上は、暴落がある計算になります。
思ったより多くないですか?
それでは、2000年以降で、暴落が起きた回数を見ていきたいと思いますね。
暴落が起きた回数
- 2000年(1)
- 2001年(3)
- 2002年(0)
- 2003年(1)
- 2004年(0)
- 2005年(0)
- 2006年(0)
- 2007年(1)
- 2008年(13)
- 2009年(0)
- 2010年(0)
- 2011年(2)
- 2012年(0)
- 2013年(3)
- 2014年(0)
- 2015年(0)
- 2016年(3)
- 2017年(0)
- 2018年(1)
- 2019年(0)
せっかくデータを取ったので、ちょっと傾向と対策をしてみたいと思いますね。
暴落が発生した年は、20年のうち、9年でした。
そして、暴落しなかった年が11年あります。
さらに、暴落が発生した年には、複数回暴落を起こす年が5年ありました。
この数字から感じ取ってほしいこと
あなたが、この数字を見てどのように感じるますか?
「2008年だけ多くて、その他はほとんど起きてないじゃないか。」
と考える人もいるだろうし、たまにちょくちょく起きるんだなぁと考える人もいると思います。
投資をする上で、必要な考え方は、後者の考え方です。
たまに起きるから、常にちょっとは警戒していなければいけないという事ですね。
考え方を変えてみる
あまり不吉な話をしたくないんですが、このように考えたら感じ方はどう変わるでしょうか?
特に、日経平均が2%程度の下落で、資金がギリギリになってしまうような人に対して話をしたいと思います。
そのような人は、多分5%の下落には耐えられないはずです。
すなわち相場においては、死を意味することになります。
20回のうち、9回は死にます
というゲームを、やりたいと言う人は普通に考えていないでしょう。
これは本当に極端な話ですが、暴落は滅多に起きない珍しいことではなくて、たまに起きてしまうということをまずは頭に入れましょう。
本当に、一度の暴落で退場してしまう人が続出するのを見ると、みんな資金ギリギリでやってるんだなぁと感じます。
では次は、大体どのぐらいの価格帯で暴落が起きているのか?見ていきましょう。
どのくらいの価格水準で暴落は起きるのか?
過去20年間で、暴落の起こった日経平均株価の価格帯水準を調べてみました。
- 8,000円台以下(6)
- 9,000円台(6)
- 10,000円台(5)
- 13,000円台(3)
- 14,000円台(1)
- 15,000円台(1)
- 16,000円台(2)
- 17,000円台(2)
- 20,000円台(2)
先ほどと同じように、データを取ったので、傾向と対策を考えたいと思います。
日経平均株価が4桁の時は、暴落が12回起きている。
しかし、この時はリーマンショックによるもので、10,000円より下回ったときに暴落が多発するとは言えません。
それを除けば、20,000円台の時でさえ、暴落が起きています。
これは、ランダムに暴落が起きると考えた方がいいですね。
そして価格帯がどの水準であっても、暴落が発生するということになります。
数年前から、日経平均株価が2万円に到達したときにも、もう暴落が起きるだろうと言われて、すでに2 、3年経っています。
株が買われすぎて高い水準だから暴落が起きると言っている人は、間違っているということになります。
どの価格帯でも、どのタイミングでも、暴落は起きる可能性があるからです。
言葉を変えると、事件はいつ起こるか分からないと言う事ですね。
テクニカルやファンダメンタルでは測れない
投資初心者のあなたに、少し残念なお知らせがあります。
みんな、テクニカル分析や、ファンダメンタル分析の本を買って勉強しますよね。。。
しかし、テクニカルは過去の値動きから未来の株価を予想するものなので、後出しジャンケンのようなものです。
また、ファンダメンタル分析は売り上げの良し悪しや、利益などから未来の株価を予想するものです。
しかし、株価は完璧に予想できる事は無いと覚えておいてください。
簡単に言えば、株価が上がるか下がるかと言うのは、半分:半分、50%:50%だと考えてください。
そして、分析をすることによって、その確率が60%:40%のように、少しでも有利になるようになると考えるのが分析です。
だから、この株が上がりますよと、いかにも100%上がるような言い方をしている人は、はっきり言って相場をわかっていません。
アマチュア中のアマチュアですね。
暴落は、予想できない
株価の性質を知る
株式だけでなく、他の投資対象にも言えることですが、基本的には株価が上昇するよりも、下落するスピードのほうが早いです。
なぜ、このようなことが起きるか?というと、上昇するときは、みんな下落を怖がりながら買っていくことになります。
だから、少しずつ少しずつ上昇していくのです。
しかし、下落というのは、損をしたくない人、損が資金の許容範囲を超えそうな人、空売りを仕掛ける人などによって、売買代金が膨れ上がります。
それは、大きな下落をした銘柄の出来高を見れば一目瞭然です。
どの銘柄でも、そうです。
大きな下落をした日だけ、出来高が膨らんでいるはずです。
暴落がある年と、ない年
説明してきたように、上昇がゆっくりで下落が早いのであれば、下落する年が少ないのも当然です。
だから、いつ暴落が来てもいいように備えをしなければいけません。
普段の生活で言えば、いつ何が起きてもいいように、保険に入ったり、貯金をしたりするわけですよね?
同じことです。
しかしながら、特に投資初心者の人は、備えが全くできていません。
私の投資スタイルは、基本的に買い建てと売り建てのバランスを調整する投資方法です。
だから、暴落や暴騰などの、株価が大きく動く時は、私のポートフォリオは無傷です。
そりゃあ、大きく上げているときに、みんなが儲かっているのは、良いなぁとは思いますが、守備力を高めた投資方法なので、しょうがないと思っています。
そして、みんながあまり稼げない、株価の動きが静かな時に、利益が積み上がっていく戦法をとっています。
もちろん、損切りもたくさんします。
ただその時には、利益が出ている銘柄と、抱き合わせで売ることが多いです。
だから、1年のうちに、株価が大きく上下するような時は少ないですが、そんなときには私は、相場には積極的に参加せず、なるべく休むようにしています。
まとめ
今回は、暴落に関して話をしてきました。
相場で稼いでいきたいなら、ちょこちょこ来る暴落を上手く回避して行かなきゃいけないってことなんですね。
全ての銘柄を手放して、ポジションを解消する人もいますが、相場から少し離れると、感覚がずれてしまうので、少しだけでも残した方がいいと思います。
あくまで、個人的な意見ですけど、長くやってれば、自分でも思ってもない大きなチャンスに巡り合います。
それには、退場しないうように資金を守り続けることが何よりも一番重要です。
今日も、ブログを読んでいただきありがとうございました。