こんにちは、セントです。
今回は日経225オプションで実際に取引をする時に、オプション独特の表記の仕方があるので、そのことについて説明を、していこうと思います。
結論から言うと、覚えてしまえばすごく簡単です。
「オプション取引とはどういうものか」も一緒に説明していきます。
それでは、今日もお付き合いください。
オプション取引で売買する商品
日経225オプションと言われるくらいですから、売り買いする対象は日経平均株価ですが、実は日経平均株価を直接売買しているわけではありません。
しかし日経平均株価は、日本人にとってみれば毎日のようにニュースで見る、馴染みのあるものですから、売り買いしたいという人がかなり多かったのです。
そこで日経平均株価を売買できるように作られたのが、日経225先物と日経225オプションです。
先物やオプションのことを、デリバティブと呼んでいて直接的に売買することが難しいものを、売買のルールを作って取引できるようにしたものなんです。
知らなかった人もいるんじゃないでしょうか?
オプションの表記法
それでは実際に表記の仕方を解説していきますがかぶとかFXと比較しながら見ていきます。
株式の表記だとこうなります、
- 任天堂7974
- トヨタ7203、
- みずほ銀行、、、などなど
FXなどでであれば
- USD/JPY
- EUR/USD
- AUD/JPY、、、などなど
日経225オプションだとこうなります
- 9C 21000
- 12P 22000、、、などなど
表記の説明
一般的には9C 210などと100の位を省略して表記します。
例えば9C210は、
『9』9月が限月、
『C』コール、
『210』権利行使価格が21000円、
という意味です。
同じように12P220は、
12月限月
プット
22000円
となります。
オプションはいくらあればできる?
オプションを買うにはどのぐらいのお金が必要か
これも株式と比較して考えていきましょう。
例えばソニーの株を売買するとしたら、単元株数(最低取引単位)は100株、価格は約6,000円ですので、実際には6,000円かける100株で60万円かかる計算になります(現物取引の場合)
株価が7,000になって売却した場合、1000円かける100株で10万円儲かる計算なります。
オプション取引の場合
プレミアムが20円のコール(9C200)を買う場合は、最低単位は1枚。
オプション取引の買いの場合は、この値段であるプレミアムの1,000倍のお金が必要になりますので、20円× 1,000で2万円のお金が必要になります。
これが、コールが30円になったときに売れば10円かける1, 000倍で1万円の利益になります。
まだ10円に下がってしまった時に手放せば、1万円の損失になります。
このように見てみると株であってもオプション取引であっても、買いから入る場合は普通に買ってそれを普通に売るだけの話なのです。
株式の現物買いと、なにも変わりません。
しかしオプション取引の入門書などを見ると、すごく難しく解説していて、はっきり言って理解しにくいです。
そして、眠気が、、、、
どんな表記をされてるかというと、例えば先程の「コールが30円になったときに売る」という表記も、「コールが30円になったときに権利を行使する」という言い回しになります。
でも、オプションでも「売り買い」という感覚で取引をしてる人がほとんどで、権利行使をする、権利行使をされたなど意識しているひとは少ないでしょう。
株の売買でもそうですよね。
「株券」を意識して買っている人は少なく、普通の買い物と一緒で、安く仕入れて、高く売るのような、商品の売買と同じような感覚ですね。
初心者には、オプションを買うオプションを売るという表現でいいと思います。
オプションをするにはどのぐらいのお金が必要か
買いから入るのは、株の現物を買うのと変わらないという話をしました。
しかし、売りから入る場合はオプション特有の決まり事があるのでそれを解説していきます。
ここはオプションを始めるうえで『超重要項目』になるので資金管理やルールの把握などの意味からも、きちんと理解してください。
1番の特徴は、証拠金を差し入れないと、売りのエントリーが出来ないということです。
これは株の信用取引や日経225先物、FX(為替証拠金取引)とも共通の考えです。
「わかりにくいな」という人のために簡単に伝えると、買いから入る場合は証拠金は特に必要ありませんでしたが、売りから入る場合には、証拠金が必要になります。
日経225先物ミニ(最低取引額は日経平均株価の100倍)の売りで1万円を稼ぐ場合を見ていきましょう。
1枚売りで入った場合は、100円値段が下がれば、1万円の儲けになります。
取引規模から見ると、日経平均が2万円の場合は200万円分の売りを入れている計算になります。
2019年8月5日(月)から、ミニは66,000円の証拠金から取引できます。
このような、メールが毎週証券会社から届きます。
この必要証拠金は、どうやって決まるかというと、SPAN証拠金というもので決まります。
SPAN証拠金というのは、シカゴ・マーカンタイル取引所が開発した証拠金の計算方法のことです。日本では、この計算方法から算出し、1週間に一回、日本クリアリング機構というところが計算をしています。そして証券会社はこのスパン証拠金の額を基準としてオプションの売りに必要な証拠金の金額を決めています。
このSPAN証拠金は価格変動が激しくなると値上がりするので注意してくださいね。
まとめ
今回は、オプション取引の考え方と、実際に取引するにはいくらかかってくるのかという話をしてきました。
私と一緒に、少しずつオプションマスターへの道を歩んでいきましょう!
今日も、呼んでいただきありがとうございました。