OPTION取引で稼ぐ

【オプション取引初心者】IVの使い方とギリシャ指標

こんにちは、セントです。

今回はIVの使い方や、IVによって何が分かるのか、それに関わってくる、ギリシャ指標の説明までしていこうと思います。

簡単におさらい

HV(Historical volatility)というのは、過去の値動きから、この先1年後の値動きの上下の範囲を、大まかに把握するためのものでした。

そして、IVはもっと使える指標で、オプショントレーダーにとって決して欠かせないものになっています。

勝ち組トレーダーになるためにIVの値を常に気にする必要があります。

IVによって何がわかるか

結論:IVでわかること3つを羅列します

  1. 自分が売買したいオプションのプレミアムが高いのか安いのかを把握できる。
  2. トレードの手仕舞い(利益確定や損切りなど)のタイミングを把握することができる。
  3. 暴騰や、暴落が起きたらオプションのプレミアムの値段が、どのくらいまで上昇するか把握することができる

この3つのことがわかるようになると、相場においてとても有利に投資をすることができます。

No.1

エントリータイミングがわかります。

今の値段が、高いか安いかわかれば、日常的な投資行動と一緒で「安く仕入れて高く売る」ということが可能になります。

そうすれば投資において利益が出やすくなるのです。

No.2

ポジションを手仕舞うタイミングがわかります。

なるべく得をするタイミングで利益確定ができるようになります。

通常のIVの値は、20パーセントちょいの値で推移することが多いです。

だから、IVが40パーセントを超えていたら、通常の値よりもかなり割高になっているとわかります。

30パーセントを超えてきてる時点で、多少の割高感を感じます。

また、反対に15パーセントであったりすると、通常時よりも割安になっているともいえるのです。

No.3

過去に起きた通貨危機、リーマンショックや、その他のショック等の時に、同じくらいの大きな変動があったときに、IVがどのくらいまで上昇するのか、先に計算しておくことができます。

先にどのくらいの動きがあるのか、予想できれば色々な対象することができます。

IVによるプレミアムに与える影響

プレミアムの上昇幅=IVの上昇幅×ベガ

ついに登場「ベガ」とは

急に登場しましたが、この「ベガ」なのですが、これは「ギリシャ指標」の中のひとつです。

このギリシャ指標が出てくると、難しく感じてしまうかもしれませんが全く恐れる必要はありません。

このギリシャ指標と言うのは、私たちの生活における、箸やフォークやスプーンのような存在です。

欧米人が、箸の使い方が難しく感じるように、なれないものに触れるというのは、最初は苦戦するかもしれません。

しかし、使い方をマスターすれば、この上ない便利ななものとなるのです。

ギリシャ指標

オプションには、それぞれギリシャ指標(デルタ、ガンマ、ベガ、セータ)の4つの数字が表示されています。

例をあげると、買いで保有しているプットオプションのベガの値が、30だったとします。

ここで大きな暴落が起きて、IVが5%上昇した場合、こんなふうにプレミアムが変化します。

5(IVの変動)×30(ベガ)=150円

このようにして、プットオプションは、IVの変化だけで150円も値上がりすることになります。

150円と聞くとピンとこないかもしれませんが、実際にオプションの一枚は、1000倍単位なので、15万円値上がりしたと言うことです。

すごく大きくなりますよね。

そして、ベガ以外のギリシャ指標(デルタ、ガンマ、セータ)からも、それぞれ影響を受けて、オプションの値段(プレミアム)は決まります。

ギリシャ指標をマスターすれば、相場が動いて、それぞれのギリシャ指標がどのような影響をプレミアムに与えていくのか、イメージできるようになります。

オプション取引はこれだけなんだ

オプションの値段に影響を与える3つの要素、本質的価値、時間的価値、恐怖心。

それと、実際に影響が出たときにどのように動くかを計算できる、ギリシャ指標4つ(デルタ、ガンマ、ベガ、セータ)

オプション取引は、これだけです。

えーそんなに少ないの?

と思った人もいるかもしれませんが、事実です。

このぐらいなら覚えられそうですよね^^

まとめ

今回はIVの使い方や、IVによって何が分かるのか、それに関わってくる、ギリシャ指標の入り口まで話をしてきました。

次回は、この今日出てきた「ギリシャ指標を活用する方法」について話をしていきたいと思います。

毎日、講義のような形になってきましたが、私のブログを読んでオプション取引マスターになりましょう。

株取引や、FXというのは、上がるか下がるかの2択ですが、オプション取引というのは、時間が経過するごとに、利益が出ていたら利益を確保しながらさらに攻める戦略や、損がでているけれども、攻めつつその後、損を最小限度にするなど、たくさんのリバランスができるのです。

だから、利益が出るときは株取引と同じような金額を稼ぐことができますし、損をするときは最小限度で止めることができます。

いわゆる、損小利大にできるのです。

今日はこのくらいしておきますね^^

今日も、ブログを読んでいただきりがとうございました。