こんにちは、セントです。
今回は、ツイッターのフォロワーさんが、
経済の指標って何を見ればいいの?という質問をいただいたので、「これだけは押さえましょう」というところを解説してきたいと思います。
確かに、経済指標ってたくさんあって何を見ればいいかわからないですよね。
しかも、昼間にも発表されるものもあるし、真夜中にも発表されることもあるし、わからなくなってしまいますね。
だから、無料で見れる、見やすいオススメのサイトなども紹介していきたいと思います。
そもそも経済指標って何?
経済指標というのは、世界のそれぞれの国の政府や中央銀行などが毎月発表している「経済に関わる統計」をまとめたものです。
それぞれの国の、経済の状況や問題点が数字になっていて、その国の今の状況や、経済的な変化などを把握することができます。
なぜ経済指標が重要なのか
それぞれの国から発表された指標の数字がよければ、通貨が買われて、指標の数字が悪ければ通貨は売られるのが一般的です。
だから、FXや株式市場に大きな影響を与えることがよくあるからです。
そして、経済指標というのは発表される「日にち」や「時間」が前もってわかっていて、ほとんどが決められた時間ピッタリに、発表されます。
投資家たちは発表されるタイミングに合わせて、注目することができて、このタイミングを好んでトレードする人も、たくさんいます。
しかし注意しなければいけないのは、日本以外の国でも、それぞれの国から発表されるので、日本時間が夜になってから発表されることが多いです。
経済指標カレンダー
経済指標カレンダーというのは、経済指標を発表の日や、時間ごとにカレンダーにまとめてくれているものです。
経済指標というのは、為替や、株式市場、その他の相場に大きな影響がでることがあるので、FX会社などのサイトでまとめてくれています。
そして、経済指標カレンダーというのは無料で見れるものなので、わざわざお金をかける必要はないと思います。
オススメの経済指標カレンダー
私がオススメする経済指標カレンダーは、「みんかぶFX」がいいと思います。
オススメポイント
すべての時間が見やすく、重要度を星印の5段階でわかりやすく示してくれているところです。
基本的には、重要度3以上が注目すべきところであり、重要度が高まれば高まるほど、相場に与える影響が大きくなります。
そして、前回の指標結果、今回の指標の予想、今回の指標の結果の順番に並んでいるので、一目瞭然です。
そして、面白いのがこの指標によって、前回ドル円の為替がどのぐらい動いたかという数字までついています。
ほかにも、有料のもので、指標の結果が良かったか悪かったか教えてくれるアプリケーションなどもあるみたいですが、基本的には必要ありません。
なぜならば、相場というのは常に奇妙な動きをするものだと思っておいたほうがいいからです。
どういうことかと言うと、予想よりも発表された結果が、良い場合でも、材料出尽くしなどと捉えられると大きな売りにつながることもあるからです。
少し深掘りしていきます。
経済指標の見方
FXを取引している人は、必ず取引をしている国の指標を確認するようにしましょう。
みんかぶFXでの話をしていきます。
それぞれの国の重要度が高い(★マークが多い)ものをチェックしてください。
さっきも言った通り、★マークが多いものほど、マーケットに与える影響が大きくなる可能性が高いです。
そして、実際にみるのは、「前回値」、「予想値」、「結果」の3つです。
基本的には、発表された値と、予想の値のさが大きかったときに、相場が動くことが多いです。
まだ慣れないうちは、トレードをせずに、発表された数字とどのぐらい違うのか、どのぐらい相場が動くのかお確認してみると良いでしょう。
重要度が高い指標
- 米国雇用統計
- 小売売上高
- GDP(国内総生産)
- 鉱工業生産
- 景況感(けいきょうかん)指数
基本的には、この5つで十分です。
それぞれの項目について、詳しく解説しますね。
米国雇用統計
米国雇用統計は毎月第一金曜日に、米国労働省から発表されます。
実は、知らない人も多いのですが、雇用統計の項目は10項目以上あります。
その中でも注目されているのは、「失業率」「非農業部門雇用者数」の2つの項目で、これだけ抑えていれば基本的には大丈夫です。
そしてアメリカ合衆国の経済指標が、世界中の為替や株式市場に1番大きな影響を与えます。
小売売上高
小売売上高は何を示しているかと言うと、個人の消費の力を示しています。
小売業者の売り上げが上がれば、その国の国民がたくさん買い物をしてるということになります。
そして、景気が回復しているのか、悪化しているのか見る上で重要な指標になります。
GDP(国内総生産)
GDPと言う名前は聞いたことありますか?
辞書的な説明をすると、「一定期間内に国内で生産された完成品やサービスなどの付加価値の総額」
すごくわかりにくいですが、簡単に言うと、利益の合計とでもいいましょうか。
付加価値というのは、生産されたモノやサービスから、原材料など生産される時にかかったコストをしかものです。利益になる部分。
GDPは四半期(3ヶ月)ごとの数字になるんですが、速報値、改定値、確定値3回発表されているので毎月、なんらかの数字が出てきます。
鉱工業生産
自動車、電化製品、コンピューターなどの工業製品の生産高の指標になります。
製造業や、鉱業などの生産している量が多いとより経済が活発であるといわれています。
ですから、「小売売上高」とセットで指標を見ると、よりその国のことがわかるようになります。
景況感指数
これは、いわゆるアンケート調査の結果です。
消費者や、経済アナリストなどに、景気についてアンケートをとって数値化したものです。
指数が低いと、消費者が消費を控えているということになり、逆に指数が高いと、景気がよくなっていると判断できるわけです。
ここだけは抑えるべき
- アメリカ
- 日本
- ドイツ
- イギリス
- 中国
今挙げた5つの国は、ドル、円、ユーロ、ポンドに影響与える国と大国、中国です。
ユーロは基本的に、ドイツの指標で動くことが多いです。
しかし最近では、ギリシアをはじめ、スペインや、イタリアなどの経済悪化の危険性が騒がれています。
他の国から影響がでることも考えられます。
まとめ
今回は、経済指標は、何を見たらいいの?と言うことを話してきました。
やはり、アメリカは世界に多大な影響を及ぼします。
だから、アメリカの指標がよくないときには注意が必要です。
そして、相場というのは常にランダムに動くので、指標の結果が良かったからといって、リスクもかえりみず、たくさん取引をするのはよくありません。
投資初心者の人は、大きな雇用統計がある時は、事前に取引の量を少なくすることをお勧めします。
みんなが安全に、安定して、お金が稼げますように。
今日も、読んでいただきありがとうございました。