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【投資初心者】個人投資家は、レーティング情報で売買すると勝てないよwという話!




こんにちは、Centです。

今回は、投資レーティングについて話をしていきたいと思います。

そして、人気ランキングなどのアンケートには絶対に手を出してはいけません。

株式投資をしたことがある人は、レーティング変更とか、今の人気株はこれだ!というのを、絶対に見たことがあると思います。

しかし、残念ながらこれらの銘柄に手を出してしまうようでは、株式投資においては、なかなか勝てなくなってしまいます。

もちろん、私もレーティングなどのチェックはしています。

どんなことに気をつければ良いのでしょうか?そこがわからないと損をしちゃいますよ!

そんな話を今日は、していきたいと思います。


話題になったNISAランキング

 

2019年NISA人気ランキング1位の銘柄は知っていますか?

これは、ダブルインバース(1357)と言って日経平均とは「逆の動き」をします。

しかも、ダブルと名前が付いているとおり、日経平均株価の変動に対して、2倍の値幅で反対に連動して動く仕組みになっています。

へーそんな変な銘柄があるんだ!って思った人もいるかもしれませんね。

日経平均が上昇すれば、ダブルインバースは2倍の速度で下落すると言う意味です。

日経平均の下落を狙ったものですが、日経平均はなかなか下落しないものです。

NISAのランキングに入ってから、日経平均は15%ほど値上がりしているので、ダブルインバースは、30%ほど下落しているということになりますね。

100万円くらいダブルインバースを買っている人もいるでしょうから、多分70万円くらいまでは減ってしまっているはずです。

このように、人気ランキングに出てきてから、15%以上の上げを記録している日経平均ですが、人気銘柄を取引すると、このように損をしてしまうことがたくさんあります。

それはなぜなのかちょっと考えていきましょう。


人気銘柄に気を付けろ

 

証券会社の中には、特定の業界とか、個別企業の動きを調査する部署があります。

そういった部署では「投資レーティング」とか「投資格付け」といった投資判断を発表している会社があります。

投資をしている人は、見たことがある人も多いかと思います。

投資レーティングは、株価に影響を与えることがすごく多いんです。

だから投資家たちの注目を集めています。

投資家たちに人気のあるアナリストなどが、投資レーティングを変更すると、すぐに株価が反応することも珍しくありません。

前の日まで、全く人気のなかった銘柄が、急に注目されてストップ高や、ストップ安になることだってよくあります。


騙されるポイント

 

裏話を言えば、証券会社や投資会社がレーティングで発表するのは、「得意先の大口投資家に情報を配信した後である」ということを理解して下さい。

だから外資系の証券会社の投資レーティング変更のニュースを見てからすぐに飛びついても、もう手遅れなんです。

なぜならば、大口投資家がもう既に買っていて株価が動いた後だからです。

そして、その人たちに近い友人などがさらに株を買った後に、レーティングが発表されます。

この事実を知らずにレーティングだけを追って、投資をしている人はほとんどが損をしてしまいます。

だって、遅すぎなんですから。。。

さらに、投資レーティングの事について個人投資家が知っておいた方が良いことを深掘りしたいと思います。


アナリストたちのVIPとは

 

私たちが知っている証券会社は、不特定多数の個人投資家を相手にしているビジネスです。

しかし、外資系証券の場合はちょっと違います。

顧客は機関投資家のみでビジネスをしている、外資系証券がほとんどなんです。

へー知らなかったと言う人も、今回覚えておいてください。

東京都内に1つだけのオフィスを構えて、少人数の精鋭達だけでビジネスをしていたら、たくさんの個人投資家を相手にするよりも、少数の機関投資家だけを相手にするビジネスの方が儲かります。

なぜならば、機関投資家と言うのは個人投資家と違って大量の資金を運用していることが多いものです。

個人投資家であるなら、1億円とか10億円の運用をしていたら既に大口の投資家と言われますよね?

しかし、機関投資家であると、2桁から3桁ぐらい金額が違います。

ほとんどの機関投資家は、数百億円から数千億円の運用をしていることが多いものです。

イメージでは、1000億円を運用していて、50銘柄に約20億円ずつ分散投資していると言う感じです。

だから、機関投資家たちは小型株などには興味すらありません。

ある程度の時価総額がないと取引をしないと言う意味です。

大体の目安として、時価総額で1,000億円以上の銘柄というのが対象になっていることがほとんどです。

そして、約年収が5,000万円と言われているアナリストたちですから、時給が10,000円以上になります。

こうなると、機関投資家が普段売買しないような小型株の調査に時間を割くような事はしません

だから時価総額1000億円以上の、機関投資家が好きそうな会社についてしっかりと調べたレポートと、レーティングを発表することが多いのです。

さらに、こういったアナリストたちは、機関投資家の人に認められて、大型の発注をもらえないとお給料が上がらないシステムになっています

だから得意先の機関投資家に先に、投資レイティングやレポートなどを配信してから、マスコミなどに発表することがほとんどです。



さらに踏み込んで重要なこと

 

勧めているその銘柄を、ちゃんとその証券会社が買っているかを確認することも重要なポイントになります。

A会社が、B銘柄の「買い推奨」をした場合に、機関投資家のCがA社を通じてB銘柄を大量に買い付けたところ、、、

証券会社AからB名柄の売りが大量に出ていたら、機関投資家Cは、A社が売りたかっただけなのか。。。とわかるはずです。

このように、機関投資家たちは、証券会社がレーティングをあげたりすると、その投資レーティングを引き上げた証券会社がちゃんとその銘柄に「買い手口」を出しているかどうかをチェックするのが普通でなんですね。

まぁ、そんなことをしたら信頼をなくしてしまうので、そんなに露骨に敵対するようなんことはあまりないんですけどね。

こんなことを理解した上で、投資家たちはレーティング情報と向き合わなければならないのです。

そして、あなたがレーティング情報を手に入れたときには、すでに遅れているのを考えた上で、どう行動するのか考えていきましょう。

このことを、知っているのと知らないのでは雲泥の差があります。


人気ランキング上位は全然儲からない

 

これから、新年になると毎年恒例で日経新聞や、アナリストたちが「今年の注目株」なんてのを発表します。

これらは、大体同じような結果に落ち着くことが多いですね。

そして、必ず「業績好調、将来性あり、魅力的な経営者」がランキングの上位になります。

そして、オススメする理由が何重にもお化粧されて並ぶんです。

思わず買いたくなっちゃいますねwww

でも、毎年その銘柄たちを追ってみると、上昇する銘柄はほとんどなくて、むしろ下落する銘柄ばかりです。

専門家がどうでも良くて回答しているわけではありません。

むしろ、結構一生懸命に答えているとは思います。

しかし、いい結果が出ません。。

なぜでしょうw


儲からない理由

 

よく考えてみると答えは簡単なんですが、各証券会社などから、顧客にオススメしている銘柄が基本的にそこには並ぶからなんですwww

だって、顧客に勧めている銘柄とは全く違う業種の銘柄などを勧めていたら、顧客は怒りますよね!

いわゆる、大人の事情ってやつですね。。。

こんなふうに、おすすめランキングの銘柄は、売買しても損をすることが多くなってしまう理由なんですね。

そして、個人投資家が適当に会議を入れたところで機関投資家は裏では利益確定をしていくので、株価もなかなか上がらずに下落していってしまうのです。


まとめ

 

今回は、レーティングやおすすめ株ランキングを鵜呑みにして株式投資をすると、全然儲からないばかりか損をしてしまう理由を話ししてきました。

どうだったでしょうか?楽しめましたか?

私たち個人投資家と言うのは、基本的にはニュースや各証券会社からの情報を得て、投資をしていきますよね。

しかし、今回話したように、ちゃんと仕組みを知っていないと、まるまる損をするような株式投資になってしまいます。

だから、ニュースや情報の裏にある動きと言うのを意識して投資判断するようにしていきましょう。

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今日も、ブログを読んでいただきありがとうございました。