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【金融の知識】日銀って、どんな仕事をしているの?

こんにちは、Centです。

今回は、日銀の仕事について詳しく話をしていきます。

テレビやニュースなどで、経済の話が出てくるとよく日本銀行の話が出てきます。

日銀は、金融政策をしたり重要な局面に出てきますよね?

しかし、私たち個人とは直接関わりがないので、どんな仕事をしているか全然知らない人も多いのではないでしょうか?

そこで今回は、日本銀行の仕事はどんなものなのか?社会的な役割を詳しく知っていきましょう。

それでは今日もお付き合い下さい。


日本銀行は、銀行の銀行

私たちが普段銀行にお金を預けたり、銀行からお金を借りたりするように、銀行自体もまた、お金を預けたり借りたりするところがあります。

それが「日本銀行(日銀)」です。

日本銀行は、私たち個人や個別の会社とは取引はしていません。

日本銀行の顧客は、金融機関だけになります。

そして、日本国内のお金の流れをコントロールしています。

だから日銀は、銀行の銀行なんて呼ばれています。


「銀行の銀行」の仕組み

私たちが銀行に口座を持っているのと同じように、一般の銀行は日本銀行に口座を持っていて、口座にお金を預けておくことができます。

この口座のことを、日銀当座預金といいます。

預ける金額の最低額は日銀によって決められています。

この金額は預けておいてくださいねって日銀に決められているのは何かおかしく感じますよね。。。

しかし、日銀の当座預金を利用することで、様々な利点もあります。


日銀当座預金

実は、日銀当座預金に預けておいても利子はつくんですが、ほとんどゼロに近いです。

しかしながら、銀行にお金がなくなってしまったときには、この口座を使って日本銀行からお金が借りれます

日銀に頼んで、この口座にお金を振り込んでもらうわけですね。

もう一つの大きな仕事に、別の銀行にお金を振り込んでくれることです。

銀行が別の銀行にお金を送るときには、日本銀行の口座を使っています。

このことによって、私たちは同じ銀行じゃなくても、振り込みができるようになっています

だから、日銀が機能しなくなってしまったら、同じ銀行にしか振り込みができなくなります。

実は見えないところで、私たちの生活が便利になっていたんですね。


お札を作る発券銀行

日本銀行は特別な権力を持っています。

ここで、日銀についての豆知識を書いておきますね。

日銀
  • 日本銀行法と言う法律で設立された法人(許可法人)
  • 全国に約4636人の職員がいる(2019年3月末)
  • 日銀の職員は公務員ではありませんが、日本銀行法に職員は公務員とみなすと言う規定があって、公務員と同じ扱いを受けている

日本銀行法なんて法律があるんですね。

そして、全国に4600人以上の職員がいるなんて、正直驚きですよね。

そんな日本銀行のとても重要な仕事として、紙幣の発行があります。

あなたは、お札をよく見たことがありますか?

お札には、日本銀行券と書かれています。

だから、お札は日本銀行が作ったお金なんです。


政府の銀行

さらに重要な仕事として、政府の銀行の役割もしています。

実は、みんなが払っている税金は、日本銀行の口座に預けられています。

そしてこれには利子はつきませんww

政府は基本的に日銀にお金を置いておいて、必要な時にここから支払うようになっています。

だから、日銀は政府の金庫の役割もしています。


日本の景気は日銀次第?

日本銀行は、日本国内の金融機関がお金の貸し借りをする金利の水準をコントロールする仕事もしています。

あなたも聞いたことがあるかもしれませんが、この水準となる金利のことを政策金利といいます。

ゼロ金利政策なんて言葉を聞いたことがある人もいるかもしれませんが、政策金利を変動させることによって、日銀は国の景気をコントロールしています。


国の借金を買い上げる日本銀行

少し難しい話になるかもしれませんが、私たちが使う銀行は国の借金である国債を大量に保有しています。

そして、国債を定期的に日本銀行が買い上げています

国債を買いあげられると、銀行が持っていた国債は現金に変わります。

現金が余った銀行は、短期間のお金の貸し借りでお金を儲けようとします。

より安全な投資先として、銀行同士のお金の貸し借りがあります。

そして、どの銀行も現金が余ってしまうと、お金を貸した時の金利がどんどん下がっていくことになります。

そしてこの金利をどのぐらいの水準にするか決めているのが日銀の政策金利になります。


金利が下がるとお金がどんどん回る

金利が下がっていくと、私たちが使っている銀行は他の銀行からお金を借りるときに支払う利子が減っていくので、資金調達をしやすくなります

そして、調達したお金は私たちや一般企業で「銀行からお金を借りたい」と思っている人や会社により少ない利子でお金を貸すことができるようになります。

そうなってくると、銀行からお金を借りた会社は新しい事業を始めたり、工場を作ったり、従業員の数を増やしてビジネスを拡大することができます。

このように金利を下げることによって、景気が良くなっていくと考えられています


日本の問題

机の上の計算だけだと、景気が良くなっていくという考えですが、実は現在の日本はゼロ金利政策をしていて、金利はもう既に下げられないところまで来ています。

失われた30年なんて言われることもある日本ですが、景気が良くなるだろうと思って金利を下げていますが、なかなかうまく機能していないというのが現実です。


景気が良すぎてもダメ

バブルが崩壊したように、景気が良すぎてしまってもその後には大きな悪化が待っているだけなので、景気の伸び率もちょうど良い所で留めておかなければいけません。

イメージは、スピードの速い車であれば目的地に到着するのも早くなるけれども、ブレーキがなければ考えものです。

そして、アクセル全開の先に待っているのは、大事故というわけです。

景気も同じように、ブレーキで調整しておかないと、大事故につながってしまいます。

だから、日銀は景気が過熱してくるとさっきと逆の動きをします。

日銀は持っている国債を一般の銀行に売るようになります。

そうなると、一般の銀行は手持ちの現金が減ってしまうので、お金の貸し借りにも慎重になっていくことになります。

そうなると、貴重なお金なので貸し借りの金利が上昇することになります。

私たちが使っている銀行は、一般の人への貸し出しのときの利子も高くなってくるということです。

そうなると、これまでよりたくさん利子を払わなければいけなくなってしまうので、お金が借りづらくなります。

そうなると、ビジネスを拡大していこうという動きにブレーキがかかってきます

このようにして、日銀では景気が過熱しすぎることを防いでいます。

こんなふうにして、政策金利の目標を定めて景気をコントロールしているのです。


まとめ

今回は、日銀の仕事について話をしてきました。

日銀は、銀行の銀行であって、政府の金庫の役割も果たしています。

日本経済の心臓部というのが、1番しっくりくるかもしれませんね。

お金という名の血液を、血管に送り出すポンプのような役割をしています。

  1. 日本銀行は特別な法人
  2. 紙幣の発行機関
  3. 政策金利で景気のコントロール

この3つだけはちゃんと押さえておきましょうね。

それでは、またお会いしましょう。

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