こんにちは、Centです。
今回は、最近私のところに来る、お金を貸してくださいというDMについて、話をしていきたいと思います。
まず最初に言いたいのは、彼らをバカにしたり、下に見ているわけではありません。
私は、海外に住んでいるのもあって、常に年齢、国籍、性別などでは人を判断はしません。
まだまだ、有名になっていませんが、それでも私のところには、ちょくちょく「お金を貸してください」という内容のDMが届きます。
先日もこのようなDMが届きました。
たくさん突っ込みどころがあるんですが、お金に対しての知識が乏しいことがわかりますね。
今日はこの辺を少し深掘りして、株式投資に重ねて解説していきたいと思います。
株式投資で成功するには
株式投資で成功するには、資本主義の原則を理解する必要があります。
簡単に言えば、付加価値の付け方を知るということです。
投資だけでなく、どんなビジネスにおいても重要な考え方なので、再確認していきましょう。
付加価値をつけるとは?
投資の世界の例えを表現するのに、よく「じゃがいも」が使われます。
農家から直接じゃがいもを仕入れると、とても安くじゃがいもを仕入れることができます。
例えば、じゃがいも100個を、1000円で仕入れたとします。
もちろん1個10円で仕入れたじゃがいもなので、10円で販売していたら商売にはなりません。
そこで、ジャガバターにしたりとか、ジャーマンポテトとか、フライドポテトとか負荷価値をつけることができます。
お祭りなどで売ったら、1つ300円くらいになりそうですねww
そうすると、300円で100個売れれば、3万円になります。
1000円で仕入れたものが、3万円に化けるんです。
投資をしてもらうには?
投資をしてもらうためには、ただ1つだけ。
お金を出した人の、出資金を上回る利益を出せるかどうかです。
なぜならお金を出資した時点で、投資家はもう既にリスクを背負っているからです。
例を挙げてみる
例えば、じゃがいもの話に戻すと、この規模を大きくして、じゃがいもを5000個仕入れるのに50,000円かかります。
そしてそれを、東京都内のお祭りを回り、10カ所で売る予定なので、50万円必要です。
「だから貸してください」だったら、投資家の中にはお金を出す人もいるでしょう。
うまくいけば、出資された50万円は、さっきの理論から行くと、30倍の1500万円に化ける可能性があるわけです。
場所代や人件費、交通費等の経費を引いても、手元にはしっかりお金が残るでしょう。
株式投資の考え方
株式投資で成功するための考え方の指標が「ROE」です。
リターン・オン・エクイティの略で、出資されたお金に対して、どれだけの利益を生んだか?という意味です。
これが株式投資に、自信を持たせてくれます。(迷わず出資できる)
株式投資で、「1年に20%以上の利益を出してる」として、お金を貸して、「1年後に20%の利益を乗せて返す」と知らない人から言われてお金を貸すでしょうか?
貸さないですよね。
リスクに見合わないと、お金は貸せないということですね。
株式のリターンはどのくらいを期待するか
株式で出資をするからには、ある程度のリターンが必要になってくるんですが、どのくらいを狙うのか?という話になりますね。
答えは、最低でも「国債の金利」プラス5%〜20%くらいは見込めないと、リスクには見合いません。
せっかく出資するんですからね。
この上乗せの部分を「期待リターン」と呼んでいます。
借り側目線から言うと、資本コストです。
だから、お金を出資してもらった経営者は必死で努力をして、このリターンに答えられるだけの利益を出そうとするのです。
昔の日本は、銀行や取引先と株式の持ち合いをしていたので、この資本コストについてうるさく言われる事はありませんでした。
しかし、近年では外国人投資家や、個人投資家が増えたので、資本コスト以上の利益を出さない経営者には、モノ言うようになりました。
まとめ
お金の本質がわかっていないと、お金を出資してもらうことすらできません。
そして、お金を借りないなら、困っているんじゃなくて、こちらもワクワクするような案件を持ってきて欲しいものです。
そして、自分に余裕があって友人がお金に本当に困っていたら、無償でお金を提供できる人生でありたいと思います。
お金の貸し借りほど、人間関係を崩壊させるものはありません。
あなたも、出資るる方でも、出資される側でも、リスクとリターンをしっかり考えて、いきましょう。
でもね、自分が辛い時は、誰かを頼ることは悪いことではありませんからね!