こんにちは、Centです。
今回は、常識がある人ほど、希少性とか権威性に負けて投資で退場しやすいと言う話をしていこうと思います。
投資を始める人の種類は、大きく分けて2種類に分かれると思っています。
- ギャンブル的な投資で、早くお金持ちになりたいと夢見る人
- 資産形成で、手堅く資産を増やしていきたい人
ギャンブル的な投資で大きなお金を掴む人もいますが、ほぼ全員が遅かれ早かれ資産を失って退場をしていってしまいます。
なぜならば、100万円が1億円になったとしても、リスク管理ができていないので数百兆円も動くような金融市場から見たら、影響が出るほどでは無いからです。
そして、資金量の安全の範囲を超えた取引を繰り返すことで、一瞬にして全部の資金を失ってしまうことにつながるからです。
今日話していきたいのは、2番のタイプの人です。
資産形成で手堅く資産を増やしていきたい人が陥りやすいことについての話です。
それでは今日もお付き合い下さい。
常識のある人のタイプ
人間は苦労して手に入れたものに愛着を持ち、大事にしようとして信じ込む習性があります。
ある情報やデータを手に入れるのに苦労すればするほど、それをありがたいと思うものです。
それがたとえ、つまらないデータであっても大切にしがちです。
確かに、少ないものに価値があるというのは私たちの経済社会において自立のことであって、発行株数が少ない会社の株価は相対的に価値が高くなるものです。
同じように、入手が困難なものに対しては無意識のうちに価値を感じるものです。
数量限定とか、時間制限などはなおさらなんですよね。
企業の心理の利用
私たちの生活の中でも、この心理を利用して販売を促進していく手法を利用しています。
よく広告でもますよね。
「限定」とか「先着何名様」、「締め切りはいつまで」とか、たくさんありますよね。
実は株式市場でもこのような現象が見られるんですね。
例えば、買い注文が殺到して売り買いが合わない時には、買い気配のまま値幅上限いっぱいまでいく「ストップ高」などがそれです。
自由に買えないとなると、余計に買いたくなるのが人間というもので、希少現象そのものですね。
「このままいけば明日もストップ高になりそう」な気がして、今日のうちに買っておきたい!なんて思うわけなんですよね。。。
「今日のうちに」という時間制限を自分で作ってしまって、なおさら価値がある銘柄に思えてきてしまうんです。
ストップ高とか、ストップ安は投資の「判断基準から外れた出来事」だと感じるかもしれませんが「その通り」だと思っています。
もともと保有している銘柄がストップ高になることは、最高の出来事ですがストップ高になってから(異常現象が起きてから)売買をするというのは、オススメできない。
もしも、たまたま儲かっても喜べるものではありません。
大抵はまだ上がると思って保有していたら、大損するものである。。
禁じられたものが欲しくなる心理
ダメだと言われれば、またやりたくなるのも人間ですね。
余計に欲しくなるんですよねw
そして、余計に価値があるものに見えてきてしまいます。
株式市場では、銘柄によって信用買いが規制されたり、売られすぎで「売り禁」なんてこともあります。
「このようなことから起こってしまう損」は簡単に防げます。
たくさんの人が欲しがっているなら、自分はやめておこうという思考を持つこと
みんなが熱狂しているときは、大体その銘柄の終焉になることが多いんですよねww
社会的権威性に弱い
どこどこ大学出身で証券アナリストとか、証券会社でトレーダーをしてましたとか、銀行員です、FP(ファイナンシャルプランナー)ですとか聞くと、なんか投資がうまいんじゃないか?って思いませんか?
残念ながら、それは間違いです。
自分でトレードで稼げる人は、アナリストとして働いてもいないし、成績がよければ何十億も給料が出るトレーダーを辞めていないし。。。
でも、普通の人よりも知識が多いのは間違いありません。
みんなちゃんと勉強していますからね。
尊敬もしています。
だから、「知識を貰う」という意味では参考にするべきですが、「トレードに反映させる」のは、間違っています。
このように権威性のあることと、投資で稼いで行けるかどうかは、全くの別物だということを肝に命じておきましょう。
ほとんど外れる?
メディアで活躍されているアナリストたちは、予想がほとんど外れてしまうのはご存知だろうか?
何故でしょうか?
それは、大袈裟なことを言わないとメディアに呼ばれなくなるし、人気も出ないからです。
そして、投資の初心者さんたちがそれを鵜呑みにして退場していくことになるんですね。
相場が自分が思っているようになっているか?、逆行してしまっているか?が重要であって、「誰かが言っている相場感に乗る」という行動は、無意味で損につながりやすいのでやめるべきです。
勉強しているつもりになっているだけで、思考停止状態になっていて前進することは一切なくなる行動です。
別の言葉でいえば、一生自分の力で稼ぐことができないってことです。
つまづいたって
いいじゃないか
にんげんだ
もの
みつを
今日も、読んでいただきありがとうございました。