こんにちは、Centです。
今回は、暴落後の銘柄選びの方法を話していきたいと思います。
株式投資にとって、銘柄選びはとても重要なことです。
暴落の時に、あまり下がらなかった銘柄がいいのか?はたまた、大きく値下がりして割安になった銘柄を選べばいいのか?悩んだ事はありませんか?
今日は、そんな銘柄選びの方法を考えていきたいと思います。
株式投資で利益を出していくためには、絶対に必要になってくるので、どのように銘柄を選べばいいのか一緒に勉強していきましょう。
それでは今日もお付き合い下さい。
銘柄選びの基礎(関連銘柄)の考え方
やっぱりニュースが1番身近な存在
2014年9月にあった出来事から見ていきましょう。
このとき日本では、錦織圭選手が全米オープンと言うテニスの世界大会で決勝進出を決めたニュースが報道されました。
結果は、決勝でマリン・チリッチ選手と対戦して、ストレート負けで優勝は逃したものの、アジア選手としては世界ランク最高記録の8位以上になりました。
このように話題もあって、感動的な出来事が起きたときには、投資家として必ず関連銘柄の物色をするようにしましょう。
このときの錦織選手が着用していたポロシャツはユニクロ製で、当時同じモデルのポロシャツは品切れ状態になって、ユニクロを経営する「ファーストリテイリング」の株価は連日上昇しました。
さらに、全米オープンの国内の独占放映権を持っていたwowowは、決勝戦を前に加入の申し込みが殺到し、株価も大きく上昇しました。
9月5日から、決勝戦前日の9月8日には、11.2%も上昇しました。
このような、株価の上昇は当然の反応です。
なぜなら、関連性が明らかですからね。
しかし、ここからが注目すべき面白い動きです。
バドミントン用品で世界的なシェアを持っているヨネックスは、ストップ高をつけて短期間で25%以上ほど値上がりしました。
よく考えてみると、錦織選手とは何の関係もありませんよね。
- 所属は日清食品
- 洋服はユニクロ
- ラケットはアメリカのウィルソン
- シューズはアディダス
ヨネックスが関係していたといえば、準々決勝で錦織選手に敗れたスタニスラス・ワウリンカ選手がヨネックスと契約していたことくらいでした。
なぜ上昇したのか?
投資家心理として、注目されている選手に関係するものに関しては、みんなが目をつけるところです。
しかし、本当の狙い目は関連銘柄と言う考え方です。
バドミントンではとても有名なヨネックスでしたが、テニス部門を持っている事が世界中で大きく知れ渡り、そのラケットが放送中ずっと映っていたことです。
テニスの人気が出れば、ヨネックスの業績が良くなると考えた投資家心理からでした。
材料出尽くしで大幅に下落する
投資初心者さんが陥りやすい失敗として、これから業績が良くなると見込んで買った株が、暴落してしまうことです。
よく、急激な値上がりは、急激な下落を作り出すと言われています。
そして、投資初心者さんはその含み損と一緒に生活することになるのです。
今の業績が良くなったとして、それが数字に反映されるのは、この時には9月ですから、少なくとも12月の決算が、1月の半ばごろに発表されたタイミングです。
だから、話題になった株は、大きく上昇した時点で必ず利益確定しなければいけません。
そして、監視リストに入れておいて、次の決算の数字が良くなると見込んでいるなら、年明けの1月決算発表前にもう一度仕込むべきです。
ここで気をつけなければいけないのは、そのまま株価が上がり続けていた場合、投資家の多くが決算の数字が良くなると見込んでいると言うことです。
決算発表前から、かなり大きな上昇している銘柄は、いくら良い数字が出てもみんなの期待以上じゃない限り、大きく売られてしまうからです。
しかし、株価が下落をしていたら、狙ってみるのも面白いかもしれません。
ここで投資初心者さんに伝えたい事は1つです。
ニュースが出ても、すぐに飛びつくな
これを克服しないと、一生勝てる投資家にはなりません。
次のパートでは、勝ち組投資家が実践する、ニュースを逆に利用する方法を話していきます。
ニュースの使い方
このパートでは、ニュースを逆に利用するということを目標に話していきます。
投資家心理を読み取って、実践に生かしていきましょう。
行動は2パターン考えてみます。
ファンダメンタル、現在地を必ず確認する
グッドニュースが出たときに、その銘柄がファンダメンタル的にも優れていて、株価の位置も高値圏にないことを必ず確認してください。
私の投資思考として、なるべく安全に、確実に利益を上げていきたいので、粉飾決算や、赤字の会社など問題が出ている会社は、なるべく売買しないようにしています。
- 良い会社が良いニュース 取引をする
- 良い会社が悪いニュース ちょっと気になる
- 悪い会社が良いニュース 取引をしない
- 悪い会社が悪いニュース 取引をしない
ここでの「良い会社悪い会社」と言うのは、ファンダメンタル的に見て、優れているかいないかと言う判断になります。
赤字を出している会社は、悪い会社と基本的には判断します。
確かに、赤字の会社に良いニュースが出ると株価は跳ね上がったりするんですが、あくまでも問題のある会社です。
その跳ね上がりを期待して、どんどん下落していくような銘柄に付き合っているくらいなら、調子の良い会社に投資資金を投入して行った方が、効率的に資産を増やしていくことができます。
次のパートでは、良い会社の悪い材料の時に対する考え方を見ていきましょう。
悪い材料はバーゲンセールになりやすい
良い材料に反応を示すよりも、悪い材料には株価は敏感に反応します。
場合によっては悪いニュースと言うのは、良い銘柄を安く買える、チャンスになることがあります。
投資をするときの注意点は2つあります。
- ファンダメンタル的に強いこと
- 一時的な話題性であること
一時的な話題性と言うのは、企業の存続に関わるような影響を与えないと言うことです。
最近も話題になりましたが、ソフトバンクがスプリントを買収したときの話をしましょう。
スプリント買収はプラス材料か?
2012年の10月のことでした。
ソフトバンクがアメリカ第3位の携帯通信会社であるスプリント社を買収すると発表したタイミングです。
スプリントの買収は、果たしてプラスと判断されたのか?マイナスと判断されたのか?どちらだと思いますか?
株価が3200円くらいで推移していたソフトバンクの株価は、短時間に大きく売られて、一時は2200円くらいまで売り込まれました。
このときにも話題になったんですが、時価総額約3兆円のうち1兆円が二日間でなくなったそうです。
なぜ売り込まれたかと言うと、スプリント社を買収する直前に、イーアクセスと言う会社も買収していたのが原因でした。
もともと、ソフトバンクは「債務超過に陥る問題」がよく問題視されます。
この2つの大きい企業を買収すると、新たに1.5兆円を超える巨額な負債を抱えることの方が、投資家にはマイナスに感じられたわけです。
その後、ソフトバンクの株価は2012年の10月に付けた安値から、2013年の年末には、9300円まで値上がりしました。
結局は、1年ちょいで4.5倍も株価を上げたのです。。。
投資経験とは?
真面目に投資をしていると、いま話したソフトバンクの時のような経験をたくさん蓄積しています。
だから、同じような企業買収等の話が出たときに、以前のソフトバンクと同じような動きをするかもしれないと予測できるわけです。
全く同じようになるとは言いませんが、このような知識を蓄えるのは、株式投資をする上ではとても重要な財産になります。
今回、コロナショックの経験をした人は、多分次のショックが起きたときには、今回よりも浅い傷で済みます。
直接経験をしていなくても、経験する方法があります。
それは、ブログや本を読んで以前何が起きたかを知ることができるのです。
多くの人は、稼ぐ技を知りたがりますが、歴史を知ることの方がとても重要です。
なぜなら、暴落をしたり、マイナスのニュースなのに株価が大化けしたりするのは、ファンダメンタルやテクニカル分析では測れないこともあるからです。
次のパートでは、そんな話題になりそうな銘柄を先取りする方法考えてみます。
ランキングをチェックして銘柄を先取りする
もしも、どんな銘柄を選んでいいのかわからないなら、毎日のランキングを見る癖をつけましょう。
代表的なものは、次の3つになります。
- 値上がり率
- 値下がり率
- 売買高増加率
ランキングを見る理由は、トレンド転換するものや、これから話題になる銘柄が集まってくるからです。
底値付近で停滞していた銘柄が、上昇始めるときには売買高が必ず増加します。
そしてそのあとで、値上がり率ランキングに入ってくることも度々あります。
Yahooファイナンスで、ランキングを見れば、良い銘柄が見つかりやすいです。
しかし、銘柄は50以上の銘柄が出てくることも多いので、絞り込みをします。
今日は、特別に絞り込みまで教えますね。
全部チェックしなくて良い
銘柄の絞り込みをしていかないと、普段忙しい人や、時間を取りにくい人には、大変な作業になりますよね?
私も、専業投資家とはいえ、毎日何百銘柄も調べたくありませんw
そこで、絞り込みの仕方をみてみましょう。
次のスリーステップです。
- 最初は東証1部
- 出来高がある
- 極端な株価は省く
最初は、東証1部の銘柄に絞りましょう。
そして、誰も取引しないような銘柄は、買おうと思っても、売ろうと思っても自分の好きな株価で取引できないので外します。
さらに、株価が極端な1円、2円とか10円とかの銘柄は、短期売買の標的になるので売買しません。
逆に、極端に高すぎるものは、出来高が少なすぎる傾向があるので、ここでは外します。
出来高は、株価にもよりますが、50万以上あった方が個人的には良いと思います。
おおよその銘柄の見つけ方は、このような流れになるので、絞り込んだら四季報を読んだり、株価を分析したりしてください。
慣れれば十分くらいで終わるようになります。
まとめ
今回、話した銘柄探しの方法は、銘柄探しの入り口です。
自分なりの銘柄探しがわからない人は、是非参考にしてみてください。
間違っても、ツイッターなどで煽られている、内容がないのに出来高が急騰している銘柄には、気をつけてくださいね。
そして、暴落しているときには、すべての銘柄で出来高が急騰するので、暴落が終わって少し落ち着いてからでも大きな利益は狙えるので、焦らずに投資をしていきましょう。
それでは、またお会いしましょう。