こんにちは、Centです。
今回は、投資をするなら最低限これを知っておこうということを3つ話していきたいと思います。
投資の本を読んでいて、投資の手法やテクニカル分析の仕方などを、たくさん勉強している人もいると思います。
でも、投資で1番必要な事は、広い目線で相場を見ると言うことが1番重要なんです。
しかしながら、手法などの本を読んでいても、大きな流れをつかむことができません。
投資をした経験が薄い人が、利益を上げていきたいと思ったら、やはり広い目線で相場を見ていかなければいけません。
そして、それができないと投資資金を失うスピードは速くなってしまいます。
今日は、その辺を深掘りしていきたいと思います。
景気は循環する
日本には春夏秋冬の四季があるように、相場の世界でも同じように春夏秋冬があります。
しかし、毎年同じように夏は暑くなったり、冬は寒くなったりしませんよね?
いつもより涼しい夏もあれば、いつもより暖かい冬もあります。
相場の世界では、10年や20年といった長期的な目線で見ると、同じように四季は存在して、循環しているのが分かります。
経済をあまり知らない人から見ると、株価などの短期的な動きは、不思議な動きをしているかもしれません。
もしそうであっても、長期的な目線で景気を眺めてみると、日本の四季のようにゆっくりと循環しています。
バブルのように経済が急成長する時もあれば、金融危機などで急激な衰退をする時もあります。
これらには規則性がないようにも思えます。
天気で言えば、異常気象ですよね。
しかしながら、数年間単位で見てみると異常気象があっても、景気が循環しているのです。
経済の言葉で言うと、景気が1番下がっているところを、景気の谷と呼んでいます。
また、ケーキの1番いい時が景気の山と呼ばれます。
そして、谷から山へ、山から谷へ動くことを「景気の1循環」と呼んでいます。
図は、日経平均の月足20年チャートです。
2000年の時は、日経平均株価が2万円位でしたが、2003年頃には、7,000円位まで下落しています。
そこから上昇に転じて2007年位には、1万7,000円程度まで上昇し、2007年後半から2009年にかけて、また7,000円位まで下落しているのがわかります。
2013年位までは低い位置で低迷していましたが、2013年から上昇に転じて、現在2020年まで上り調子と言ったところです。
このように、高くなって低くなりまた高くなるような、上下に大きくうねっているのが相場です。
そして、日経平均株価の動きは、大まかに景気動向と連動していると言えるのです。
企業の業績は、景気の影響を受けるのが当たり前ですよね。
投資初心者が陥りやすい、短期的な売買ばかりに夢中になっていると、こんな当たり前のことすらわからなくなってしまうんです。
景気は良くなったり悪くなったりするのが当たり前
自分の指標を持つ
指標と言うのは、物の長さを測るモノサシのようなものです。
しかし、同じモノの長さをはかったとしても、長いなと感じる人と短いなと感じる人がいると思います。
それはあなた自身が決めることなんですが、投資の世界では、毎日の気分で、長いなぁ、短いなぁと基準が変わってしまうとダメなんです。
そこで自分の中で基準となるものが必要になってきます。
それが、長いか短いか決めるために、自分の中で比較するものが必要になってきます。
だから、投資でも自分基準の物差しがあれば、その時の株価が高いのか安いのか、はっきり分かると言うことです。
だから、あなたの友人が株をやっていて、あそこの会社の株は今が買い時だと言われたとしても、あなたの中の物差しで、その会社の株価がまだ割高だと判断するなら買うべきではないと言うことです。
そして、それらは一般的に経済指標なんて呼ばれています。
本当にたくさんあるんですよね。
日経平均株価を見て判断する人もいるだろうし、もうちょっと総合的に見て東証株価指数(トピックス)を見て判断する人もいるでしょう。
さらには、日銀短観などで日本政府が今どのように動いていこうとしているのかと言うのを判断基準にしている人もいると思います。
投資初心者の人は、じゃぁ何の指標を見ればいいのと言う話になると思いますが、そんなに深く考えなくても大丈夫だと思っています。
確かにいろんな種類の指標があるんですが、モノサシで言えば、センチ、インチ、フィート、のような単位が違うだけで、それぞれが使える指標になります。
自分の中で、しっかりとした基準があれば1つだけでも充分だと思っています。
たくさんの指標がわからないと言うなら、自分が分かる指標だけ見ればいいのです。
オススメはもちろん日経平均を見ることです。
毎日、新聞やテレビのニュースでよく見かけるからです。
だから意識しなくても、毎日自然と情報を得ることができるからです。
指標に慣れてくると、今現在の株価が高いのか安いのかがわかるようになってきます。
そして安い時に買って、高いときに売るだけです。
自分の得意な指標(モノサシ)を手に入れよう
お気に入りの店に、何回も通う
投資家は、いちどお気に入りの店ができるとそのお店に何度も通う人が多いと言われています。
どうせ食事をするなら、自分自身がお気に入りのお店で食事をしたいと言う人も多いのかもしれません。
この傾向は、投資家自身ではなくて、投資行動にもあらわれると言われています。
興味深い話なんですが、投資の鉄則の中にこのような話があります。
投資で失敗したくなければ、なじみのある分野や、銘柄だけに投資対象を絞れ
もしも、ゲーム業界で働いている人がいたら、明らかに一般の人よりも専門的な知識や、情報が入ってくるので、ゲーム業界の株を買うと言うのが鉄則です。
電子部品関係なら、半導体などの業界ですし、不動産業であれば、不動産に投資をすることが、投資を失敗しにくくすると言われています。
しかし、ほとんどの人は、そういった専門的な世界になじみがありません。
よくわからない投資対象と言うのは、初めて行く街で、初めて入る飲み屋のようなものです。
金融商品なんて、この世界には無限にあります。
だから中には、騙してくるような人もいるので、1番確実なのは、なじみのお店を作ることです。
なじみのお店の作り方
すごく簡単です。
それは、あなたが普段よく使うもの、よく食べるもの、よく使う化粧品など、生活と密着しているものがあなたにとってのなじみになるのです。
お菓子が好きなら、ロッテコアラのマーチとか、明治チョコレートとか、カルビーのポテトチップスとか、全部大企業で、その会社についての勉強もしやすいと思います。
または、化粧品とか、普段使う掃除機とか、便利アイテムの会社を調べてみるのも楽しいと思います。
しかも絶対に、日本株がいい!
しかも、なぜ日本株がいいの?という話ですが、あなたが、日本で生活して、日本の景気を肌で感じて、日本語でその会社のことを調べることができるからです。
だから、株式投資初心者が投資で成功したいなら、オススメは、日本の株式関連の金融商品の1択しかありません。
できれば、よくわからない海外の企業などに投資をするなら、せめて英語が読めて理解できるとかじゃないと、暴落の時に何をしていいのかわからなくなってしまいますよ。
まずは日本株式から始めてみましょう。
知らないものには手を出すな
まとめ
今回は、5分でわかる。投資をするなら最低限この3つを知らないと、相場に食われるよ。と言うテーマで話をしてきました。
- 景気は循環する
- モノサシを手に入れる
- 知らないモノに手を出さない
この3つができるようになれば、相当投資が楽になっていきますよ。
みんな、短期売買で、投資資金目一杯にかけてしまうから、失敗するんです。
早くお金持ちになりたいと思っても、賢くゆっくりと余裕を持って、投資をしていきましょう。
それでは、またお会いしましょう。